民俗学の山崎敬子先生による、身の回りの事象と民俗学の関わりを解説するコーナー。昔から使っていた何気ない言葉の由来や起源を知ります。
夏の食べ物と言えば?ぱっと思いつくのはスイカ、かき氷…そして、そうめん。民俗コネタ的流しそうめんルーツのお話と「ひやむぎ」って何?というお話。
北海道の地名の由来をご存知ですか?キーワードは「海」と「道」でした。
ミドルエッジ世代ですとお子さんたちがいらっしゃる方も多いかと思います。そうしますと、きっと今頃、お子さんたちは夏休み。ああ夏休み。夏休みに家族でどこかに行かれた方も多いかもしれません。私が国内旅行先としてあこがれたのは北海道でした。ふと、思いませんか?「北海道」。なんでホッカイドウと言うのだろうか?と。
お盆と言えばナスとキュウリ、そんなナスとキュウリが主役のあまり知られていない行事をご紹介!
夏のお盆といえばナスとキュウリですが、お盆以外の行事で見ることはあまり無い気が致します。しかし・・・日本は狭くて広い。あるんですよ、ナスやキュウリがメインの行事が。
その昔日本には「経験した男性の数だけ鍋を被る祭」があったんです。
関係した男性の人数だけ鍋を頭に被る?今はもう行えない内容の祭りがかつて存在しました。5月の「鍋冠祭(なべかぶりまつり)」。滋賀件米原市の筑摩神社に伝わる祭です
日本版七夕伝説は「聞き間違いで年に1回デートになった」???
7月間近なこの頃。何となく世間が「七夕」を打ち出し中です。七夕と言えば短冊に願い事を書く、7月7日の行事です。学校や世間で聞く七夕の由来と言うと、織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)のラブストーリーではないでしょうか?
「地獄絵には女性が嫉妬しすぎると落ちる地獄があるんだよ」というコネタ。
最近、タレントさんなどの不倫報道が多い気がします。個人的には他人の不倫はどうでもいいのですが、不倫に関わる地獄が日本にはあったなあ・・・と思い出したので、今回は不倫の地獄ネタ。
先日、高崎に行きました。高崎名物といえば駅弁「だるま弁当」♪…ではなく、いや、合ってるけども、どちらかというと達磨(ダルマ)本体が名物かと思います。多くは赤色の張子(はりこ)で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残すイメージが強いかと思います。そして高崎以外のダルマに目を向けてみますと、目玉があるダルマさんは勿論、手足があるダルマさんも居たりして、奥が深いです。
北海道登別温泉に、鬼がぶち上げる花火があるのをご存知ですか?
時が過ぎるのは早いもので、世間にはそろそろ夏の情報も出始める今日この頃。夏のエンタメといえば、花火を思い浮かべる人もいらっしゃるかと思います。そこで、民俗コネタ的にオススメ花火をば。北海道登別温泉には鬼がぶち上げる花火があるんです。
4月某日。私の双子妹とその娘はここにおりました。それは・・・『ニコニコ超会議』。その会場で二人が最後に立ち寄ったのが自衛隊ブース。ということで、自分の領域(日本民俗)と自衛隊の関わりについて考えました。
世間はゴールデンウィーク。皆様はどのような休日を過ごされておりますか?周りをみると、バーベキューなど外でのイベントを楽しまれている方々も多く、皆様楽しそうです♪そんな中、近所のスーパーの総菜屋さんに行くと、そこにはお弁当的な総菜やおにぎりが勢ぞろい。美味しそう♪あ、いなり寿司もある。これも美味しそう~。ということで、今回はいなり寿司について。
ベルバラ人気で有名な宝塚歌劇団ですが、日本民俗舞踊のショーをしていた時期があったんです。
4月17日、宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で106期生となる新入生たちの入学式がありました。日本で初めてレヴューを上演した宝塚歌劇団は1970年代にベルバラブームを巻き起こし、今日も高い人気を誇ります。今回はそんな宝塚歌劇団の民俗芸能なコネタを。
「女性が土俵で相撲をしてきた」ことについて、女相撲の歴史と現存する祭礼をご紹介。
最近、相撲の土俵に女性が入っていいのか・否かという議論がメディアで盛んに取り上げられました。土俵は女人禁制・・・というしきたりが女性蔑視に該当するのかどうか、ここでは敢えてその議論ではなく民俗コネタ目線で、土俵に女性が上がる話とずれますが、「女性が土俵で相撲をしてきた」ことについて。
「S&B」でお馴染みのヱスビー食品、ロビー正面にはなぜか鬼の神社が?
卓上の塩コショウといえばエスビー食品株式会社。「S&B」のロゴで有名なエスビーさん、個人的にはS&B「スパイス(spice)&ハーブ(herb)」のアルファベットの選び方が好きです。「S」piceとher「B」でS&B。S&Hじゃないのね…と。さてそのエスビー食品のロビーの正面に鬼神社があるのをご存じでしょうか。なぜここ鬼神社が!?
高崎駅近くに横浜銀行高崎支店(群馬県高崎市連雀町8-1)があります。群馬県には高崎の他に前橋市と桐生市にも横浜銀行支店がありますが、「高崎に横浜銀行がある」というのがキモ。近代日本を支えた高崎~横浜コネタをご紹介します。
各地に存在する蛇をモチーフに使う祭礼、なかでも世界一にもなった長い蛇を使った祭礼が新潟にあります。
春になりました。そろそろ路上に色々な生物が姿を現します。冬眠から目覚めた生物たちが。例えば、蛇。そういえばこのコラム連載の第1回で、地名と蛇について取り上げました。今回は、目線を変えて・・・同じ理由だけども知名ではなく祭礼で表現された蛇についてご紹介します。
受験結果が出てくるこの頃。受験の合否を桜で表現しますが、合格祈願でお馴染みの天満宮や天神は梅がトレードマークです。なぜ梅なのか?今回はそのお話を。
京都から山形に北前船で伝わった雛文化、デザインが独自すぎる山形県鶴岡市の「ひな菓子」について。
3月といえば桃の節句。雛祭り。今回はそんな雛祭りのグルメについて。個人的にオススメな、伝統も歴史もあり、かつデザインが独自すぎて素敵なお菓子をご紹介したいと思います。それは、山形県鶴岡市の「ひな菓子」です。
世界最古の会社と世界最古の旅館が日本にあるの、ご存知ですか?
世間は第23回オリンピック冬季競技大会(平昌オリンピック)の話題で盛り上がり中なこの頃ですが、競技以外での世界一と言えば「ギネス世界記録」。今回はそんな世界一についてのコネタ、日本文化での世界一をご紹介できたら思います。
社会的な自立を意味する「一本立ち」の由来と線香時計の関係、ご存知ですか?
1月8日に開催された成人式で、振袖販売やレンタルを手掛ける業者「はれのひ」(横浜市)が当日に連絡が付かなくなるという前代未聞の事態が起こりました。改めて強く意識された「成人」について、法律的な話ではなく「自立する」という目線で民俗コネタをご紹介できたらと思います。社会的に自立することを「一本立ち」と言いまして、現代でも時々使われる言い回しです。
日本全国、節分には鬼退治!だけど沖縄の鬼は女性が餅で退治するんですよ。
世間を見渡すと「恵方巻き」と「節分」の文字が躍っております。寿司を食べるか豆を食べるか・・・いずれにせよ2月最初のイベントとして「節分」は日本人にとってスタンダードな行事のひとつかと思います。ところで日本全国、節分には鬼退治!だけど沖縄の鬼は女性が餅で退治するんですよ。