松井章圭 極真の継承者

松井章圭 極真の継承者

世界大会でアンディ・フグに勝って優勝した後、選手を引退。 やがて大山倍達とケンカ別れして極真を飛び出した。 ‘‘イトマン事件‘‘を起こした許永中、``政界最後のフィクサー``と呼ばれた福本邦雄のもとで働き、3年後、復帰。 大山倍達の死後、極真会館の2代目館長に指名されるも、先輩や後輩である支部長たちと内紛が起こり、極真は分裂した。 一見、クールだが1番ガンコな松井章圭館長は、自らの信じる方向に進み、道を拓いていった。


松井章圭館長の仕事は、日本及び海外124ヵ国で開催される大会、国内の合宿と稽古において極真空手の技と精神性を伝えること。
そして後援者や企業、他の格闘技・武道団体、国内外の支部との交渉も行う。
1年の1/3は日本を離れ、車の走行距離は年間30000㎞を超える。


大山倍達時代には男性のみの無差別の全日本大会、・全日本ウエイト制大会・全世界大会が主要な試合だったが、女子、少年、青年、壮年の全日本大会が創設された。
また2年に1度、男女の世界ウエイト制大会も開催されるようになった。
1998年には、パリで、世界を8つのエリアに分けて優勝を競うワールドカップ大会が行われた。

初の外国人チャンピオン誕生

1999年11月、第7回世界大会では、決勝戦でフランシスコ・フィリョと数見肇が対戦。
2度の延長戦でも明確な差が出ず、試割り判定にもつれ込み、1枚差でフランシスコ・フィリョが勝った。
初の外国人チャンピオンだった。
「極真が世界中に拡散して約半世紀が経ち、王座流失という事態はある意味必然といえるかもしれません。
極真空手、すなわち直接打撃制空手という新しい格闘技文化が、海外にも正しい形で根づき、極真会館が真に国際的な組織として深く根を下ろしたということの証明であるのかもしれません」
厳密にはそういう松井章圭自身が第4回に置いて優勝した時点で初の外国人チャンピオンである。

1999年11月5日、第7回世界大会が行われた同時期、東京都港区のホテル・グランパシフィック・メリディアンで逃亡していた許永中が拘束された。
2001年、許永中は、イトマン事件で地裁から懲役7年6ヵ月・罰金5億円の実刑判決を言い渡され、その後控訴、上告した。

盧山初雄 ビジネス空手、ショー空手ではなく武道空手、一撃必殺の空手、最強の空手を目指す

2002年1月11日、格闘技イベント「一撃」の旗揚げ大会が行われ、メインイベントでは野地竜太 vs. 武蔵が行われた。


2002年12月、盧山初雄、廣重殻が極真会舘を離脱。
ビジネス空手、ショー空手ではなく武道空手、一撃必殺の空手、最強の空手を目指すため、「極真館」を立ち上げて再スタートを切った。
また同じく極真会館を去った梅田嘉明と共に休眠していた極真奨学会を復活させた。
「私たちの師である故・大山倍達総裁は、その生涯をかけて武道空手としての極真空手の完成を追求しておられました。
空手の道を志した弟子たちが武道としての空手を地道に研鑽していくことによって、強さとともに人間として完成し、社会にとって役立つ人間を育成するという壮大なる目標を持っておられたのです。
それは総裁が口ぐせのように言われていた「頭は低く目は高く、口を慎んで心広く、孝を原点として他を益す」という言葉に集約されています。
その武道空手の理念は「極真精神」とも呼ばれ、門下生たちの心の支えであり、人生の指針でもありました。
私たちは、大山倍達門下生の一員であることに限りない誇りを持ち、その教えを指針として極真の道を全うすべく、生涯をかけて努力精進を続けていく決意です。
そして、大山倍達総裁の武道空手の理念と極真精神を正しく継承し、広く普及して、発展させていくことが使命だと考えています」

2003年1月22日、大西靖人が肝臓ガンで死去。
44歳だった。
葬儀場には妻と共に愛人だった石野真子の姿もあった。

2004年5月30日、格闘技イベント「一撃」において、「極真 vs K-1 7対7 全面対抗戦」が行われ、メインイベントではフランシスコ・フィリォがレミー・ボンヤスキーに判定勝ち。
この試合を最後に現役から引退した。

2005年10月、許永中は最高裁に上告を棄却され、実刑判決が確定。
黒羽刑務所に収監された。
同月、恵比寿に「Ichigeki PLAZA(一撃プラザ)」がオープンした。

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