松井章圭 極真の継承者

松井章圭 極真の継承者

世界大会でアンディ・フグに勝って優勝した後、選手を引退。 やがて大山倍達とケンカ別れして極真を飛び出した。 ‘‘イトマン事件‘‘を起こした許永中、``政界最後のフィクサー``と呼ばれた福本邦雄のもとで働き、3年後、復帰。 大山倍達の死後、極真会館の2代目館長に指名されるも、先輩や後輩である支部長たちと内紛が起こり、極真は分裂した。 一見、クールだが1番ガンコな松井章圭館長は、自らの信じる方向に進み、道を拓いていった。


2015年8月、約10年間営業していた「一撃PLAZA」の営業を終了し、新たに「FLUX CONDITIONINGS(フラックスコンディショニングス) 」を代官山にリニューアルオープンさせた。
2015年9月25日、極真会館は、正道会館、国際大山空手、増田章のIBMA極真会館、拳眞塾、葉隠塾、脩己會のフルコンタクト空手6団体と友好関係を結び、全日本空手道連盟が進める空手の東京オリンピックでの公式競技化活動を支持することを表明。
2016年1月15日、松井章圭は自らの誕生日に、名前の一文字「圭」の字の上に大山総裁の「大」の文字をいただき「奎」とし、「松井章奎」と改名した。

ルールを大幅に改定

2016年4月17日、東京体育館で行われた2016国際親善空手道選手権大会において、松井章奎館長は、6月4、5日の全日本ウェイト制空手道選手権大会からルールを大幅に改定することを発表した。
「新しいルール改定ということで基本的には、大山総裁が提唱した直接打撃制空手をしっかり堅持しつつ、より実戦的な空手で更にクオリティの高い競技を目指します。
初期の段階で有効であった押し、かけ、瞬間的なつかみが禁止になっていきました。
そのことによって競技はこう着状態を生むようになり、この状況をかんがみて、明確に原点に回帰しよう、実戦性を高めようと、また競技としてのクオリティを高めようということになりました。
上段や前蹴りなどが無防備な状態でヒットし相手の体が崩れ即座に残心を取るとダメージの有無に関係なく技ありとなる。
片手による瞬間的な押しを有効化する。
つかみは反則ですが、相手の腕や足を捌く、攻撃的にも防御的にも用いるのを有効にしました。
またダメージにかかわらず、無防備で技がクリーンヒットした場合、間合いとタイミングによって残心を決められた場合は、技ありとしようと。
また、捌く、払いで相手を転倒させる技がこれから非常に有効になります。
そうすることによって一定の間合いを取ってタイミングを見て瞬間的に、瞬発的に技を決める。
極真の道場訓に「機に発し感に敏なること」とあるように、まさに機に発して感に敏なる技を技ありとしていこうという意識で、これらの技を有効化しました」

主な変更点

・これまで反則技だった押しがOK。
押しは片手(拳、掌底、肘など)のみ。
2回連続での押し、連続となるツッパリなどは反則。
・捌きは、腕や道着を掴まずに相手の上腕部を払うなどして相手の攻撃の軌道や払いながら自分の立ち位置を変える体捌きに使う。
捌きは足にも使え、相手の蹴りを受け流す、また足をすくうことも可能。
そこから軸足を刈るなどして相手を崩す、または転倒させる。
・足払いで倒し、下段突きを決めると技あり。
また倒れた相手へライトコンタクトで当てた場合は一本になる。
・足払いで倒されても、倒れた状態から蹴りで攻撃するのは有効。
転倒させられても相手が残心を取る前に下から蹴りを入れダメージを与えれば技あり、もしくは一本になる。
・上段回し蹴りや前蹴りが当たって体勢が崩れた瞬間に残心を決めた場合はダメージの有無にかかわらず技ありとなる。
・相手の胴回し回転蹴りを受けてから下段突きをライトコンタクトで当てれば技あり。

ついに中村誠まで

2016年12月4日、中村誠が極真会館を離れた。
「私、中村誠は極真会館東京総本部に入門後22年間に渡り、故大山倍達に指導を仰ぎ、選手そして支部長として極真会館発展の為に活動し、大山倍達亡き後、2代目館長として極真会館を引き継いだ松井章奎氏の下、23年間に渡り関西本部長として活動して参りました。
この23年の間に生じた松井章奎氏との組織の方向性及び空手観の違いから、この度、松井章奎氏の組織を離れ、新たに「国際空手道連盟 極真会館 中村道場」として活動していく運びとなりました。
これからは私を育ててくれた、師である大山倍達より受け継いだ極真空手の真髄を「正しく」伝えるため努力精進してまいる所存でございます。
今後とも皆様方のご理解ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」

そして中村誠は、試合での組手ルールを、松井章圭が変更する以前の、大山倍達時代のものに戻した。
2016年12月9日、国際空手道連盟極真会館総本部は、中村誠を除名処分。

「除名処分 兵庫・大阪南支部元支部長 中村誠

したがいまして、暫時支部長が不在となりますが、現在、皆様が稽古されている道場は基本的には極真会館の道場として継続していく予定です。
万一 道場がなくなるような場合でも、受皿となる新規道場を開設予定ですので、
それまでの間は近隣の支部・道場への移籍し、稽古、審査、大会出場を継続することも可能です」

フルコンタクトとセミコンタクトルール 2本立て

2018年11月4日、第49回全日本大会の開会式において、松井章奎館長より2018年の改革についての発表があった。
毎年6月に大阪で開催されていた「全日本ウェイト制大会が、4月に開催される「国際親善大会」と合併して4月開催となり、6月の大阪では新ルールによる新たな大会が開催される。
新ルールは、これまでの極真空手のルールと東京オリンピックの空手競技で採用されたWKF(世界空手連盟)ルールをミックスした「IKO(国際空手道連盟)セミコンタクトルール」

・顔面マスク、胴・スネプロテクター、拳サポーターなどの防具を着用したうえで、突き・蹴りのヒットをポイントとするポイント制。
・KOしてもOK。
・腰から上の前蹴り、中段蹴り・上段蹴りを有効。
・下段回し蹴り、ヒザ蹴り、カカト落としは禁止。
・突きは直突き(ストレート)のみ有効。
・顔面への突きは寸止め、もしくはダメージがないように軽く当てることが有効。

極真会館は2016年6月の全日本ウェイト制選手権大会から、これまで反則技だった押しが有効になり、足を払って転倒させ残心(次の攻撃が出来る体勢)を示せば技ありまたは一本となるなど大幅にルールを改定。
2018年6月からはこの現行ルール(フルコンタクト)と新ルール(セミコンタクトルール)の2本立てとなる。
「じつはフルコンタクトの競技では、本当は必要なのにおざなりにされている部分があるんです。
正確に打撃を当てなくても、攻撃をたび重ねるうちに相手に効いてくる、そういうルールなんです。
間合いの操作とか打撃の正確さとかいった技術がなくても勝てる。
こういうことは日常の稽古で口をすっぱくして指導しても、なかなか変わらないんですね。
だから、競技会のような形にして評定されて勝敗をつけるという環境づくりをしたということですね。
この取り組みの延長で、空手界全体でも生きてくるだろうと考えています。
フルコンタクトと(オリンピック競技である)ノンコンタクトのルールは、ある意味、似て非なるものだけど、セミコンタクトというルールならどちらにも親和性があるはずです。
空手の競技人口を飛躍的に増やすきっかけになるかもしれないし、分離した状態の空手界の橋渡しの役目を果たすかもしれません」

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