2018年11月4日、第49回全日本大会の開会式において、松井章奎館長より2018年の改革についての発表があった。
毎年6月に大阪で開催されていた「全日本ウェイト制大会が、4月に開催される「国際親善大会」と合併して4月開催となり、6月の大阪では新ルールによる新たな大会が開催される。
新ルールは、これまでの極真空手のルールと東京オリンピックの空手競技で採用されたWKF(世界空手連盟)ルールをミックスした「IKO(国際空手道連盟)セミコンタクトルール」
・顔面マスク、胴・スネプロテクター、拳サポーターなどの防具を着用したうえで、突き・蹴りのヒットをポイントとするポイント制。
・KOしてもOK。
・腰から上の前蹴り、中段蹴り・上段蹴りを有効。
・下段回し蹴り、ヒザ蹴り、カカト落としは禁止。
・突きは直突き(ストレート)のみ有効。
・顔面への突きは寸止め、もしくはダメージがないように軽く当てることが有効。
極真会館は2016年6月の全日本ウェイト制選手権大会から、これまで反則技だった押しが有効になり、足を払って転倒させ残心(次の攻撃が出来る体勢)を示せば技ありまたは一本となるなど大幅にルールを改定。
2018年6月からはこの現行ルール(フルコンタクト)と新ルール(セミコンタクトルール)の2本立てとなる。
「じつはフルコンタクトの競技では、本当は必要なのにおざなりにされている部分があるんです。
正確に打撃を当てなくても、攻撃をたび重ねるうちに相手に効いてくる、そういうルールなんです。
間合いの操作とか打撃の正確さとかいった技術がなくても勝てる。
こういうことは日常の稽古で口をすっぱくして指導しても、なかなか変わらないんですね。
だから、競技会のような形にして評定されて勝敗をつけるという環境づくりをしたということですね。
この取り組みの延長で、空手界全体でも生きてくるだろうと考えています。
フルコンタクトと(オリンピック競技である)ノンコンタクトのルールは、ある意味、似て非なるものだけど、セミコンタクトというルールならどちらにも親和性があるはずです。
空手の競技人口を飛躍的に増やすきっかけになるかもしれないし、分離した状態の空手界の橋渡しの役目を果たすかもしれません」