あの頃、僕らはみんな若かった!思い出が走馬灯のように蘇る、 ああ、青春の『セント・エルモス・ファイアー』

あの頃、僕らはみんな若かった!思い出が走馬灯のように蘇る、 ああ、青春の『セント・エルモス・ファイアー』

みなさん(とくに40代、50代の方々)、1985年、わたしたちみんな若かったですよね。あの時代に心ときめいた青春映画の名作『セント・エルモス・ファイアー』。その後の日本の映画やテレビドラマに多大な影響を与えた映画です。あの時代の出来事も一緒に、じっくり検証していきましょう。


やはり、デミー・ムーアは美しい・・・

23歳のデミー・ムーアは文句なく美しい。『セント・エルモス・ファイアー』に出演した若手俳優のなかで、その後もっとも成功したといえる。1990年公開の『ゴースト/ニューヨークの幻』は世界中で大ヒットし、彼女をトップスターに押し上げた。ほかに、『ア・フュー・グッドメン』『幸福の条件』『GIジェーン』『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』などに出演。

長い髪を上げてる感じ、いいですな。あご周りがふわっとしてて、ホント美しいです。

胸元2連発でお楽しみいただいてますが、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』では豊胸手術に大金をつぎ込んだとか・・・。

白シャツ&メガネ姿も萌えますね。

こんな雰囲気もいい。

とにかく、デミー・ムーアのいろいろな衣装(80年代の)を観るだけでも楽しめる。

とはいえ、やはり『ゴースト/ニューヨークの幻』のデミー・ムーアが一番いいっていう人、多いんでしょうなあ。たしかにこのショートカットは破壊的にカワイかった。

主題歌は全米ナンバー1ヒットに! “元気の出る”青春の名曲!

主題歌「セント・エルモス・ファイアー」は、全米ナンバー1になり、歌っていたジョン・パーは一躍時の人に。しかし、その後目立ったヒット曲はない。この曲はもともと脊髄損傷の認知度を上げるために世界中を車椅子で回っていたカナダ人運動選手のリック・ハンセンのためにデイヴィット・フォスターが書いたもの。それはそうと、大ヒットしたこの曲をジョン・パーのどのアルバムにも入れてないそうだ。どんな大人の事情があるやら。

『セント・エルモス・ファイアー』が日本で公開された1986年ってどんな年だった?

アメリカ公開は1985年だが日本公開は1986年2月。1985年の年初の円ドルルートは1ドル252円50銭で1988年の年初には1ドル121円に上昇。日本公開の1986年はまさにバブル元年だった(1986年12月から1991年2月までの51か月間がバブル景気)。みんなが浮かれ始めたこの時期。1986年はいったいどんなことがあった年だったのか、ちょっとのぞいてみよう!

<日本>
●衆参同日選挙で自民党が圧勝
●イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃が来日
●上野動物園のジャイアントパンダ、トントンが誕生
●日本初の女性党首、社会党の土井たか子委員長が誕生
●伊豆大島の三原山が209年ぶりに噴火
●人気アイドル、岡田有希子の飛び降り自殺
●三菱銀行有楽町支店で3億3000万円強奪事件
●バブル元年、株価高騰へ!

みんな、ダイアナフィーバーだった・・・。

<世界>
●スペースシャトル「チャレンジャー」号爆発事故
●サッカー、ワールドカップメキシコ大会開催
●チェルノブイリ原子力発電所、大規模な爆発事故
●米ソ首脳会談。レーガン大統領とゴルバチョフ書記長が会談

1986年の洋画ランキングをチェックしよう!

1位  バック・トゥ・ザ・フューチャー  36.9億円
2位  ロッキー4 炎の友情  29.8億円
3位  グーニーズ  19.2億円
4位  コブラ  17.5億円
5位  コーラスライン  14.5億円
6位  エイリアン2  12.2億円
7位  愛と哀しみの果て  11.3億円
8位  コマンドー  11億円
9位  ポリス・ストーリー 香港国際警察  10億円
10位  サンタクロース  10億円

『セント・エルモス・ファイアー』が・・・入ってないんですね・・・はい。

次ページでは1986年の日本のヒットチャートもおさらい!

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