日本映画の歴史において、唯一無二の存在感を放ち続けてきた女優・秋吉久美子。1970年代のデビュー以来、そのアンニュイな魅力と圧倒的な演技力で、数々の監督や観客を魅了してきました。そんな彼女の芸歴50年を超える軌跡を振り返る豪華な特集放送が、CS放送「衛星劇場」にて2026年2月・3月の2カ月連続で実施されることが決定しました。
今回の特集タイトルは「クミコが選ぶ、とっておきのクミコ ~秋吉久美子秘蔵傑作選~」。その名の通り、秋吉久美子本人が自らセレクトした出演作7本がラインナップされています。さらに、映画評論家・樋口尚文氏と共に自身の半生と作品を語り尽くす特別番組も放送されるなど、ファンならずとも見逃せない内容となっています。
日本映画の歴史において、唯一無二の存在感を放ち続けてきた女優・秋吉久美子。1970年代のデビュー以来、そのアンニュイな魅力と圧倒的な演技力で、数々の監督や観客を魅了してきました。そんな彼女の芸歴50年を超える軌跡を振り返る豪華な特集放送が、CS放送「衛星劇場」にて2026年2月・3月の2カ月連続で実施されることが決定しました。
今回の特集タイトルは「クミコが選ぶ、とっておきのクミコ ~秋吉久美子秘蔵傑作選~」。その名の通り、秋吉久美子本人が自らセレクトした出演作7本がラインナップされています。さらに、映画評論家・樋口尚文氏と共に自身の半生と作品を語り尽くす特別番組も放送されるなど、ファンならずとも見逃せない内容となっています。
秋吉久美子が語る「映画」への想い
今回の目玉の一つが、特別番組「女優は語る 秋吉久美子」です。聞き手を務めるのは、秋吉氏との共著もある映画評論家であり、映画監督の樋口尚文氏。二人は、かつての名作の裏話から、当時の映画界の空気感まで、多角的な視点でトークを繰り広げます。
収録を終えた秋吉久美子さんは、映画という芸術、そして視聴者に向けて次のようなメッセージを寄せています。
「まだまだ話足りないです!映画の見方は360度あると思うんです。アートとしての映画、音楽としての映画、動く人間のタイミング、リズム感、監督の思い、時代、背景、見てくださる方のヒストリーとのマッチング…そのすべてが映画だと思うんです。映画は自分が思ってもみないものを自分の人生に与えるフックにもなります。軽く見てもいいし、感銘を受けてもいいし、見てくださればそこに別世界・内なる世界があると思います。」
「女優は語る 秋吉久美子」©衛星劇場
特別番組「女優は語る 秋吉久美子」
女優・秋吉久美子
監督・樋口尚文
この言葉通り、今回の特集では彼女が自身のキャリアの中で「今、見てほしい」と感じた多様な世界観を持つ作品が選ばれています。
2月放送ラインナップ:青春の痛みと眩い輝き
2月の放送では、初期の代表作を中心に4作品が予定されています。 まず、郷ひろみの映画初主演作としても知られる『さらば夏の光よ』(1976年)と、同タッグによる『突然、嵐のように』(1977年)。若さゆえの孤独や葛藤を演じきった秋吉氏の瑞々しい姿は、当時の若者たちのカリスマ的存在であったことを改めて証明しています。
「さらば夏の光よ」©1976松竹株式会社
『さらば夏の光よ』(1976年)
また、瀬戸内を舞台に受験生と過激派女子大生のつかのまの恋を描いた『パーマネント・ブルー 真夏の恋』(1976年)も放送。さらに、特別番組「女優は語る 秋吉久美子」の前編が2月4日より放送開始され、彼女のデビュー当時のエピソードなどが明かされます。
「パーマネント・ブルー 真夏の恋」©1976松竹株式会社
『パーマネント・ブルー 真夏の恋』(1976年)
3月放送ラインナップ:幻想的な名作から現代の傑作まで
3月には、さらに表現の幅を広げた3作品と特別番組の後編が放送されます。 大林宣彦監督の代表作の一つ『異人たちとの夏』(1988年)では、風間杜夫演じる主人公の前に現れる、若き日の母という難しい役どころを幻想的に演じています。また、藤田敏八監督とのコンビによる『妹』(1974年)は、かぐや姫のヒット曲をモチーフにした青春映画の傑作として名高く、彼女のキャリアを語る上で欠かせない一作です。
「妹」©1974年日活株式会社
『妹』(1974年)
さらに、2013年に閉館した伝説の映画館「銀座シネパトス」を舞台にした『インターミッション』(2013年)や、仲代達矢と共演した愛の葛藤劇『挽歌』(1975年)など、時代を越えて愛される作品が揃いました。
「インターミッション」©2013「インターミッション」フィルムパートナーズ
『インターミッション』(2013年)
「秋吉久美子」という現象を再体験する
1970年代、既存の「清純派女優」の枠を打ち破り、自由で自立した新しい女性像をスクリーンに焼き付けた秋吉久美子。彼女が演じたキャラクターたちは、どれもどこか冷めていながらも、内側に熱い情熱や孤独を抱えており、それが当時の時代精神と見事に合致していました。
今回の特集は、そんな「秋吉久美子現象」をリアルタイムで体験した世代には懐かしく、初めて彼女の作品に触れる若い世代には、その現代的でタイムレスな魅力が新鮮に映るはずです。デジタルリマスター等で鮮やかに蘇る映像とともに、日本映画の一時代を築いたスターの輝きを、ぜひこの2カ月間で堪能してください。