10位『天使のウィンク』
リリース:1985年1月30日
作詞・作曲:尾崎亜美
編曲:大村雅朗
歌:松田聖子
『天使のウィンク』は、松田聖子の20枚目のシングルで、オリコンシングルチャートで1位を獲得しました。1980年リリースの3枚目のシングル『風は秋色』から、18曲連続1位の快挙です。
シンガーソングライターの尾崎亜美が初めて松田聖子に楽曲提供を行ったシングルであり(アルバムも含めると前年のアルバム『Tinker Bell』収録の『いそしぎの島』が初)、尾崎自身も本曲をセルフカバーしています。ダイハツ「新シャレード」のイメージソングとして起用されました。
9位『悲しみにさよなら』
リリース:1985年6月25日
作詞:松井五郎
作曲:玉置浩二
編曲:安全地帯
歌:安全地帯
『悲しみにさよなら』は、安全地帯の9枚目のシングルで、1983年の『ワインレッドの心』に続いて2曲目のオリコンシングルチャート1位を達成しました。
オリコンでは年間9位ですが、TBS『ザ・ベストテン』、日本テレビ『ザ・トップテン』ではともに、1985年の年間1位を獲得しています。安全地帯は本曲のヒットで、NHK『第36回紅白歌合戦』に初出場を果たしました。
8位『俺たちのロカビリーナイト』
リリース:1985年7月5日
作詞:売野雅勇
作曲・編曲:芹澤廣明
歌:チェッカーズ
『俺たちのロカビリーナイト』は、チェッカーズの7枚目のシングルで、タイトル通りロカビリーテイストを取り入れた異色の楽曲です。オリコンシングルチャートで1位を獲得し、前年の『哀しくてジェラシー』から5曲連続の1位を達成しました。チェッカーズの楽曲では、本曲を含めて3曲が1985年の年間トップ10入りを果たしています。
TBSドラマ『うちの子にかぎって…』最終話の主題歌としても起用されました。
7位『SAND BEIGE -砂漠へ-』
リリース:1985年6月19日
作詞:許瑛子
作曲:都志見隆
編曲:井上鑑
歌:中森明菜
『SAND BEIGE -砂漠へ-』は、中森明菜の12枚目のシングルで、オリコンシングルチャートでは、前年の『サザン・ウインド』から6曲連続の1位を達成しました。
アラビア語を取り入れた歌詞や異国情緒あふれるメロディが特徴的で、ジャケット写真もマニラで撮影されたものです。タイトルの "SAND BEIGE" とは、日本語で "ベージュ色の砂" という意味です。作詞の許瑛子は、本曲がシングルデビューです。
6位『飾りじゃないのよ涙は』
リリース:1984年11月14日
作詞・作曲:井上陽水
編曲:萩田光雄
歌:中森明菜
『飾りじゃないのよ涙は』は、中森明菜の10枚目のシングルで、前曲『十戒 (1984)』に続いて、オリコンシングルチャートで1位を獲得しました。井上陽水が作詞・作曲を手掛けた楽曲で、彼自身も本曲をセルフカバーしています。B面の楽曲『ムーンライト・レター』も、作曲は井上陽水(作詞は松井五郎)です。
中森明菜のシングル売上トップ3は、『セカンド・ラブ』が1位、『ミ・アモーレ』が2位、そして、本曲が3位です。
5位『あの娘とスキャンダル』
リリース:1985年3月21日
作詞:売野雅勇
作曲・編曲:芹澤廣明
歌:チェッカーズ
『あの娘とスキャンダル』は、チェッカーズの6枚目のシングルで、前曲『ジュリアに傷心』に続いてオリコンシングルチャートで1位を獲得しました。
駆け落ちをテーマにしたユニークな歌詞が特徴で、チェッカーズが初主演した映画『CHECKERS in TAN TAN たぬき』の主題歌として使用されました。衣装がスカート風だったため、歌番組ではノーパンで収録に臨んだという話は有名です。フジテレビ『夕やけニャンニャン』放送開始時は、本曲がオープニングテーマに起用されました。
4位『Romanticが止まらない』
リリース:1985年1月25日
作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀
歌:C-C-B
『Romanticが止まらない』は、C-C-Bの3枚目のシングルで、C-C-Bの名を世に知らしめた大ヒット曲です。TBSドラマ『毎度おさわがせします』の主題歌として使用され、ドラマの人気とともに本曲も爆発的な人気を獲得しました。
当初のバンド名は「Coconut Boys」でしたが、本曲から「C-C-B」に改称。ドラムを叩きながら歌う笠浩二のパフォーマンスや、メンバーの個性的なビジュアルが話題を呼びました。
3位『恋におちて -Fall in love-』
リリース:1985年8月31日
作詞:湯川れい子
作曲:小林明子
編曲:萩田光雄
歌:小林明子
『恋におちて -Fall in love-』は、小林明子のデビューシングルで、オリコンシングルチャートで1位を獲得しました。TBSドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌として使用され、ドラマの人気とともに一躍有名になりました。
元々は、音楽制作会社に勤める小林が別の歌手のために作曲した曲でしたが、その歌手が引退。新たな歌手探しをしていたところ、デモテープで歌った小林の声が評価され、作曲者本人が歌うことになったのです。
2位『ミ・アモーレ』
リリース:1985年3月8日
作詞:康珍化
作曲・編曲:松岡直也
歌:中森明菜
『ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕』は、中森明菜の11枚目のシングルで、第27回日本レコード大賞の大賞受賞曲です。オリコンシングルチャートでは、前作『飾りじゃないのよ涙は』に続いて1位を獲得しました。中森明菜の楽曲では、本曲を含めて3曲が1985年の年間トップ10入りを果たしています。
"リオの街はカーニバル" の歌詞にあるように、歌の舞台はブラジルのリオデジャネイロです。タイトルの "Meu amor é" は、ブラジルの公用語ポルトガル語で「私の愛は」「私の愛する人は」を意味します。
1位『ジュリアに傷心』
リリース:1984年11月21日
作詞:売野雅勇
作曲・編曲:芹澤廣明
歌:チェッカーズ
『ジュリアに傷心(ハートブレイク)』は、チェッカーズの5枚目のシングルで、オリコンシングルチャートで1位、さらには1985年の年間1位を獲得しました。切ない歌詞と哀愁漂うサックスが特徴的で、当時一世を風靡したチェッカーズを代表する楽曲です。
本曲はニ短調ですが、テレビで歌う際、リードボーカルの藤井郁弥は、原曲よりキーを下げて(確認した映像では半音下げて嬰ハ短調で)歌っていました。