『アイコ十六歳』は日本映画界での異色作。富田靖子が初主演

『アイコ十六歳』は日本映画界での異色作。富田靖子が初主演

日本映画『アイコ十六歳』の原作は、堀田あけみが17歳で文藝賞を受賞した小説「1980アイコ十六歳」です。17歳での文藝賞受賞は当時最年少という快挙でした。本作品は女子高生の日常をリアルに描写していて同世代の若者から共感を得、支持されてテレビドラマ化、漫画化、そして映画化と反響はかなり大きなものでした。主演は当時中学3年生の富田靖子で、彼女にとって日本映画『アイコ十六歳』はデビュー作になります。


思春期特有の気分。傷つきやすく、その時々、瞬間瞬間に心が揺れ動く。ときには将来に対して不安いっぱいで落ち着かない。だけど、次の瞬間には希望に満ち溢れた将来を夢見てしまう。今回の『アイコ十六歳』はそんな女子高生の内面を見事に描き出した名作だと思います。

富田靖子の凛々しい弓道着姿も当時大人気でした。

主演の富田靖子が、元気いっぱいの高校生を熱演しています。こんな時代があったなあ・・・と感慨深くなること間違いなし。

原作は堀田あけみの長編小説。

テレビドラマにもなりました

好評だった原作を受け、映画化だけでなくテレビドラマ化もされ、伊藤つかさ主演で全2回、続編として1984年に「アイコ17歳」というタイトルで全2回、の計4回がTBS系列で放映されました。

当時のテレビ宣伝用ポスターです

原作本、映画ともに現在でも購入可能です

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今でも映画や舞台で活躍中の富田靖子。この頃の演技はフレッシュさあふれてまぶしいですよ!

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