俳優・高嶋政宏のデビューアルバムを制作していた武部聡志が、楽曲提供したシンガーソングライター楠瀬誠志郎、崎谷健次郎と、当時プロデュースしてデビュー間もないKATSUMIの3人に収録曲にコーラスを依頼。
そのハーモニーに当事者たちが感銘を受けたことがきっかけとなり、コーラスグループ"adam(アダム)"を結成。
その楽曲は高嶋政宏、崎谷、KATSUMIのアルバムに収録されている。
このユニット名"adam(アダム)"は、崎谷健次郎が自作品に重用していたコーラス界の女性グループの重鎮『EVE』に対抗し、また期待を込めて名付けられた。
オリジナル作品は未発表ながら、3人の実力派ヴォーカリストによるコーラス共演は、音楽関係者をも唸らせた。
また、覆面グループ『麻呂』としても活動。
フォークロック・グループ『ガロ』の「学生街の喫茶店」の替え歌「学生街のテレサテン」がKATSUMIの担当するラジオ番組で放送された。
1991年から始まった3人の活動は、1994年5月に崎谷健次郎の16th.シングル『ROOMS』にコーラス収録をもって、活動を停止している。
『しあわせはまだかい』がTBS系ドラマ『ぽっかぽか』の主題歌に。
1994年6月から放送されたTBS系ドラマ『ぽっかぽか』の主題歌として楠瀬誠志郎の『しあわせはまだかい』が起用された。
TBS系ドラマ『ぽっかぽか』
人気ドラマになった『ぽっかぽか』はシリーズ化され、3回にわたって放送された。
ぽっかぽか(1994年6月~7月、全30話)
ぽっかぽか2(1995年9月~10月、全40話)
ぽっかぽか3(1996年12月~1997年2月、全45話)
そして、1~3のシリーズ全てで楠瀬誠志郎の『しあわせはまだかい』が起用された。
ドラマの放送に合わせ、楠瀬も『しあわせはまだかい』を「Remixバージョン」、「New Remix」バージョンを合わせて3回シングルリリースしている。
人気の昼ドラマ主題歌として、再び楠瀬誠志郎の知名度は上がり、その優しい歌声に惹かれた主婦のファンが急増。
今でも「この曲を聴くだけで優しい気持ちになれる」と多くの人に愛され続けている。
楠瀬誠志郎×本田美奈子、奇跡のデュエット。
1995年、楠瀬誠志郎と本田美奈子、美声を持つ男女が組んだ奇跡のデュエット。
『Fall in love with you-恋に落ちて-』を発表し、TBS系のお見合いバラエティ番組『ウェディングベル』のエンディングテーマに起用された。
可愛らしく歌う本田美奈子と、軟らかく澄んだ楠瀬が奏でるハーモニーが心地良い。
楠瀬誠志郎の現在までの活動
アルバム・シングルリリースの他、コンサートツアー、FMのパーソナリティ、多くのアーティストへの楽曲提供、CM音楽、雑誌へのコラム執筆など幅広く活動している。
自身では日本の叙情歌、童謡、唱歌だけを歌うライブ「うたごよみ」の活動なども行う。
楽曲提供・プロデュース活動では、今までにSMAP、吉田栄作、裕木奈江、内田有紀、本田美奈子、大竹しのぶ、工藤静香、沢田研二、米良美一など多岐にわたるアーティストへ提供している。
声を磨くレッスンスタジオ「Breavo-para」を主宰
アーティストとしての活動の他、ヴォーカリストとしての経験を活かし、声を磨くレッスンスタジオ「Breavo-para(ブレイヴォーパラ)」を主宰、2006年に東京・表参道にスタジオをオープン。
日本のボイストレーニング界の草分け的存在だった父の研究を受け継ぎ、築き上げた独自の発声メソッドで、表現することの素晴らしさ・楽しさ・心地よさを伝え続けている。
森山直太朗も楠瀬誠志朗の発声を手本にしていたという。
Breavo-para(ブレイヴォーパラ)公式サイト