ザック・メイヨ/リチャード・ギア
ポーラ・ポリフキ デブラ/ウィンガー
エミール・フォーリー軍曹/ルイス・ゴセット・ジュニア
シド・ウォーリー/デヴィッド・キース
バイロン・メイヨ/ロバート・ロッジア
リネット・ポメロイ/リサ・ブロント
ケイシー・シーガー/リサ・アイルバッハー
デラ・セラ/トニー・プラナ
ライオネル・ペリマン/ハロルド・シルベスター
トッパー・ダニエルス/デヴィッド・カルーソ
物語の時代背景
1980年代 その前後、アメリカ経済は景気停滞と景気低迷の真っ只中にいました。
明日も見えない生活の中で、町の女工たちは安定した『海軍士官の妻』という玉の輿を夢見て、毎夜パーティーに繰り出します。
主人公のザック自身も、父と暮らす底辺の生活から抜け出すために、血反吐を吐くような訓練の『海軍士官学校』に飛び込みます。ザックの「ここ以外行く所がないんだ!」という言葉は、ほかの士官たちにもどこか共通するように感じます。
そして、そんなギリギリの中で張り詰めた精神が、プッツリ切れて起こってしまったシドの死…
この物語の底辺には、そんな時代の若者の苦悩が敷き詰められている様な気がします。
ラストにポーラを迎えにいって抱き上げるザック。その姿にそれまでの胸のつかえが取れたように、ほっと安心したのは、きっと私だけではないことと思います。