「牛肉オレンジ自由化問題」覚えてる?1993年米騒動も見てみよう!

「牛肉オレンジ自由化問題」覚えてる?1993年米騒動も見てみよう!

今や世界各国のものが日本にいて手に入りますよね。それでももちろん規制冴えているものはあります。昔は規制されていたけれど現在は自由化された食品を見ていきましょう。


輸入規制される食品はどんなもの?

日本では使用が禁止されている原材料や添加物を使用した食品はもちろん輸入が禁止されています。ですが、それ以外にもさまざまな理由で輸入記載されている食品があります。

輸入されるものと、自国のものが競合し、輸入品の方が安いと国内の産業を圧迫します。いわゆる貿易摩擦ですね。

1965年頃から日本とアメリカの貿易摩擦がピークになります。当時、日本製品は安かったため日本製の

・繊維類
・鋼鉄
・カラーテレビ

の輸入が原因でアメリカの産業を圧迫し始めます。そして輸入制限がかけられるようになりました。

対して日本は安い輸入食品が入ってくることで日本の農家が衰退してしまうと考え
・オレンジ
・牛肉
・米
などを輸入規制していたのです。

1980年代に入るとこれらの食品が標的になり、輸入自由化を求められるようになります。

牛肉オレンジ自由化

牛肉とオレンジの輸入規制については1971年から話し合いが行われていました。牛肉とオレンジの輸入数量規制はGATT違反といわれるようになったからです。

そして1983年から牛肉、オレンジ、オレンジジュースの輸入量が徐々に増えていきます。

さらに、1988年にその量を増やし、最終的に1995年までに自由化されました。

輸入を規制していた理由は「牛肉とオレンジの輸入を自由化すると日本の農家が壊滅する」というものです。当時私は小中学生でしたが、「みかんとオレンジは別物だからそんなことはないだろう」と思っていました。

実際、やはりその通りでみかん農家は壊滅しませんでした。

牛肉についても同じで食の安全性や日本人の味覚の観点で支持され酪農家も壊滅していません。
むしろ、輸入の牛肉が増えることで国産牛のブランド価値が高まったのではないかと思います。

安く買いたいときは輸入物を買えばいいし、いいものを買いたいときは国産牛を買えばいい。幅が広がりましたよね。

オレンジに関しても、みかんだけでなくでこぽん、せとか、甘平(かんぺい)など様々な柑橘類が流通してきて逆に柑橘市場は盛り上がったのではないでしょうかね。

日本人は国産に対する思いが強いので、輸入が自由化されたからといって日本の産業がダメになるということはないのではないでしょうか。

米不足からの米の輸入解禁

米は1993年まで輸入されていなかったのですが、1993年は冷夏でコメの生産量が減りました。この報道が出回ると消費者だけでなく、卸売業者も米を買い占めるようになり、店頭から米が消えるという事態が起こりました。「1993年米騒動」とも呼ばれています。

今でも新型コロナウイルスの流行当時にマスクだけでなくティッシュなども品薄になるという事件が起こりました。予想していなかった事態になるとつい買い占めてしまうという人が今も昔もいるんですね。

米不足により、米の値段が値上がりしたことも影響し、1993年9月にはコメの緊急輸入がなされました。当時の首相の細川護煕さんは、それまで「米は一粒たりとも輸入しない」と発言されていましたが、主食がなくなるかもしれないという緊急事態で輸入を受け入れたのです。

米の輸入がされていなかった理由は「価格の安い外国の米が入ってきたら日本の農家に損害が出る」ということからでした。

この時輸入したのはアメリカ、中国、タイのお米です。アメリカのカリフォルニア米は日本のお米に似たところもあったものの、タイのインディカ米は日本人の口にはあまり合わず、逆に日本米の人気をさらに上げる事態に陥りました。

「タイ米しか食べられなくなるかもしれない」という恐れからさらに買い占めが起こったのだとか。

元々、タイ米は醤油や味噌などの加工用に回すつもりだったのですが、アメリカと中国の米だけでは足りず、タイ米も主食用として販売されるようになったのです。ですがやはりタイ米は売れ残りました。国産の米とタイ米のセット売りなどもありましたよね。

国産の米と混ぜて炊いたり、タイ米のおいしい食べ方としてチャーハンやジャンバラヤなどのレシピも出回りましたね。

困ったから輸入しておいて酷評するというのはひどい話ですよね。

輸入米、今はどうなってる?

緊急輸入で米の国際取引を混乱させたということから日本は米の輸入を受け入れざるを得なくなりました。2001年には米全体の7.2%が輸入米になりました。結構多いですよね。

ですが一般のスーパーで輸入米を見かけることはほとんどないでしょう。輸入米は食品やお酒の原料、家畜のエサ、外国への食糧援助などに使われています。輸入した米をまた別の国に送るということころに仕方なく輸入しているんだなと感じますね。

ちなみに日本の米は輸出していません。日本人にとってはおいしいお米ですが、その国々で味覚が違うので日本の米が世界に受け入れられるとは限らないですもんね。

タイ米も和食には合わないですが、適切な使い方をすれば職の幅が広がっていきます。そのうちスーパーに外国のお米が並ぶ日も来るかもしれませんね。

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