【1993年洋楽】エンダーイヤーはこの曲!「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1993年洋楽】エンダーイヤーはこの曲!「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1993年の日本" にフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。


1993年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1993年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートやオリコン洋楽シングルチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。



この年の洋楽のチャートインは1曲だったため、オリコン洋楽シングルチャートのナンバーワン曲から別途選出しました。また、5曲中4曲がカバー曲という異例の選出です。

オールウェイズ・ラブ・ユー / ホイットニー・ヒューストン

『オールウェイズ・ラヴ・ユー』の原曲は、カントリー界の女王、ドリー・パートンの1974年の楽曲で、作詞・作曲も彼女自身によるものです。全米カントリーチャートでナンバーワンに輝いています。



ホイットニー・ヒューストンの主演映画『ボディーガード』の主題歌として、当初は、ジミー・ラフィンの『恋に破れて』をレコーディングする予定でしたが、映画『フライド・グリーン・トマト』で使用されることがわかり、別の曲を検討することになりました。共演のケヴィン・コスナーが、リンダ・ロンシュタットの歌った本曲カバーをすすめたと言われています。



ホイットニー・ヒューストンの歌った本曲は、全米シングルチャートで、史上初めて14週連続ナンバーワンを記録。日本のオリコンシングルチャートでは年間31位、オリコン洋楽シングルチャートでは27週連続ナンバーワン(年間1位)を記録しました。



ホイットニー・ヒューストンの代表曲であり、今や映画主題歌の枠を越え、アメリカの音楽史に残る名曲となっています。



因みに、「エンダーイヤー」の実際の英語詞は「And I ...」と歌っています。

ワイルド・ワールド / MR.BIG

『ワイルド・ワールド』の原曲は、1970年にキャット・スティーヴンスが作詞・作曲し、自身が歌った楽曲で、全米11位のヒットを記録しました。当時交際していた女優のパティ・ダーバンヴィルへの別れのメッセージとして書いた曲と言われています。



その後、ジミー・クリフ、ベンチャーズ、マキシ・プリースト、ジェームス・ブラント、ガース・ブルックスなど多くの著名アーティストによってカバーされていますが、最も有名な一つがMR.BIGのカバーです。全米シングルチャートでは27位に終わるも、日本ではオリコン洋楽シングルチャートでナンバーワンを獲得しています。

好きにならずにいられない / UB40

『好きにならずにいられない』は、エルヴィス・プレスリーの代表曲の一つで、1962年に全米2位、全英1位となる大ヒットを記録しています。その後、多くのアーティストがカバーするスタンダード曲となりますが、最も成功したのが、レゲエ・バンドUB40の本曲です。原曲とは大きく異なるレゲエ・アレンジで、全米1位(年間3位)、全英1位(年間2位)を筆頭に、世界11カ国でナンバーワンを獲得しました。日本では、オリコン洋楽シングルチャートでナンバーワンを記録しています。



シャロン・ストーン主演の映画『硝子の塔』のサウンドトラックにも収録されています。

アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ / ジミー・クリフ

『アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ』の原曲は、1972年にジョニー・ナッシュが作詞・作曲し、自らが歌った楽曲で、全米ナンバーワンを獲得しています。本曲は、多くのアーティストがカバーしていますが、最も有名なのが、レゲエ・シンガー、ジミー・クリフが1993年にカバーしたバージョンです。



映画『クール・ランニング』の主題歌として親しまれ、全米18位を記録。日本でも、オリコン洋楽シングルチャートでナンバーワンを獲得しています。

ホール・ニュー・ワールド / ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル

『ホール・ニュー・ワールド』は、1992年のディズニーの長編アニメーション映画『アラジン』の主題歌です。映画オリジナル版は、ブラッド・ケインとリア・サロンガが歌いましたが、シングルとしてリリースされたのは、ピーボ・ブライソンとレジーナ・ベルが歌ったバージョンです。ディズニー映画の楽曲では、史上初めて全米シングルチャートでナンバーワンを獲得しました。日本でも、オリコン洋楽シングルチャートでナンバーワンを記録しています。



詞は、アラジンがジャスミンに、自由な世界を見せて、魔法のじゅうたんに乗りながら二人の愛を確かめ合う様子を描いたものです。



映画でも音楽でも成功を収め、本曲は、アカデミー賞歌曲賞グラミー賞最優秀楽曲賞を受賞しています。

関連する投稿


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

NHK「おかあさんといっしょ」の人形劇コーナーとして1982年から1992年までの10年間にわたり放送され、累計2,000話以上の物語が制作された人気シリーズ『にこにこ、ぷん』が、令和の時代に新たなかたちで帰ってきます。


「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

1991年3月にミステリーハンターとして登場されると出演回数8回で、出演回数ランキング33位となるジュリー・ドレフュス さん。2013年出演のドラマ「老舗旅館の女将日記」を最後にメディアで見かけなくなり気になりまとめてみました。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。