懐かしいなと感じる「夏の音」特集

懐かしいなと感じる「夏の音」特集

夏休みになると耳にしていた「音」ってありませんか?子どものころを懐かしく感じてしまう、そんな「音」を集めてみました。


夏の王道「蝉の声」

夏だなあと感じるのは、蝉の鳴き声を聞いたとき感じますよね。夏の風物詩というか、ミーンミンミンミンって聞こえると暑さを感じたり。

夏休みになるとラジオ体操の時間は蝉しぐれとともにって感じだったようにも思います。ラジオ体操に行くのか蝉取りに行くのか。夏の朝は心地よく、いつまでも布団の上でゴロゴロしたくなってしまうこともありましたね。

さて、そんな蝉ですが、種類によって鳴く時間が違います。
午前中は、クマゼミとミンミンゼミ。
午後は、アブラゼミとツクツクボウシ。
朝、夕の涼しい時間は、ヒグラシ。
一日中鳴くのは、ニイニイゼミなんだそうです。子どもの頃、蝉の鳴き声を時間で聞き分けたりしていましたか?

海やプールで遊ぶ人々の声

夏と言えば、海やプールへ遊びに行った思い出があるでしょう。プールだと塩素のニオイとすでにプールで遊んでいる人々の楽しそうな声を思い出して、行く前からワクワクした記憶はありませんか?

海は、潮のかおりにアツアツの砂浜、ギラギラとした太陽と波の音。自分は現地で着替える時間がもったいなくて、自宅から水着を着用し、浮き輪を被り、出かけていた記憶があります。

川遊びだと川のせせらぎと虫の声

海やプールもいいのですが、川遊びになると山の中で虫の鳴き声や鳥の鳴き声も聞こえてきて、川遊びではしゃぐ人たちの声が山の中にすーっと吸い込まれる感じが心地よいですよね。

夏に鳴く鳥たちには、 オオヨシキリ、 ホトトギス、 キビタキ、 オオルリ、 サンコウチョウ、 コマドリ、 ノビタキ、 センダイムシクイ、 ノジコ、 コルリ、 クロツグミ、 アカショウビン、 ブッポウソウ、 アオバズクなどだそうです。川遊びに夢中で、鳴き声は聞こえても姿を捉えることは少なかったかもしれませんね。

涼を求めて風鈴の音

決して涼しくはならないのですが、涼しく感じることができたのが風鈴の音。軒先にぶら下がって、少しの風でも「チリンチリン」と優しい音色で夏を感じさせてくれましたね。

最近では、たくさんの風鈴を一か所に吊るして、名所となっているところが増えています。複数の風鈴の音もまた涼しげです。

風鈴はもともと中国で風の向きや音色で吉凶を占ったもので、それを日本の僧侶が持ち帰ったのが始まりだそうです。日本に持ち帰ったのは青銅製のもので今の物より大きく、ガランガランという音が厄除け効果があると言われていました。それが、鎌倉時代に小さくなり、江戸時代にはガラス製などが作られるようになりました。鉄製の風鈴は、大正時代に南部鉄器の産地で作られるようになったそうです。

夏のおやつはかき氷

夏休みは自宅でかき氷食べ放題ではなかったでしょうか。いつも冷凍庫に氷があって、好きなだけかき氷を作って食べていた記憶があります。シャリシャリと氷を削る音は、とても涼し気で、食べることよりも削ることに楽しみを覚えていました。

シロップに砂糖をかけたりしたのですが、シロップがそんなに甘くなかったのでしょうかね?
氷が固まるのが待ち遠しくて、冷凍庫を何度も開け閉めするから、全く凍らないってこともありました。

自分はかき氷と呼んでいましたが、ぶっかきごおりや夏氷(なつごおり)、氷水(こおりみず)、かちわりなんて呼ぶ地域もあるようです。

なんとこのかき氷は、平安時代にも食されていたようで、「枕草子」の中に「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」と記述されていて、当時は小刀で削るもので特権階級しか口にできないものであったのだそう。「明月記」にも登場しているそうです。

古の高貴な方々が口にしていたなんて驚きです。今ではかき氷は庶民の食べ物ですがね。

おしまいに

今でも夏の音って変わらない気がしますが、山や川、海というと田舎をふと連想します。自分の子どものころは、道路はアスファルトではなく、川にかかっている橋は木製。蚊よけに蚊取り線香に蚊帳といった時代です。今ではアスファルトにコンクリート、夕立ち後の土のニオイのしないところばかり。こうなると田舎に住んでいても、更に田舎へと行きたくなってしまいます。ちょっぴり寂しい世の中になってしまいました。

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