ヴィジュアル系ムーブメント到来!黄金期の前半1990年~1994年を振り返る!

ヴィジュアル系ムーブメント到来!黄金期の前半1990年~1994年を振り返る!

ヴィジュアル系の王道と呼ばれるスタイルを作り上げた、ヴィジュアル系三大聖典が生み出されたムーブメント前半。 90年代ヴィジュアル系ムーブメントを知る上で外すことのできないこの前半にどんな作品が生み出されてきたのか、そして次々とメジャーの階段を上がってきたバンドの軌跡を振り返っていきます。


1990年 ヴィジュアル系三大聖典誕生と黄金時代の幕開け!

この年、DEAD ENDからドラマーのMINATO/湊雅史が脱退し事実上の解散状態に。
そして、D'ERLANGERがシングル「DARLIN'」でメジャーデビュー。
STRAWBERRY FIELDSがアルバム「DANCERAMA」でインディーズデビューをしました。
またBUCK-TICKがアルバム「悪の華」をリリースし、Xが初の日本武道館公演を開催。
BY-SEXUALシングル「SO BAD BOY」でメジャーデビュー。
そして、音楽雑誌「FOOL'S MATE」がヴィジュアル系バンドを主に扱うスタイルへとなっていきました。

D'ERLANGERがメジャー1stアルバム「BASILISK」をリリースし、ZI:KILLがアルバム「CLOSE DANCE」をエクスタシーレコードからリリース。
かまいたちが映像作品「狂乱舞踏 かまち京都にカエル」でメジャーデビューを果たし、MORRIE(DEAD END)がシングル「パラドックス」でソロデビュー。
ヴィジュアル系専門誌「SHOXX」創刊され、Gilles de Raisがアルバム「DAMNED PICTURES」で、Eins:Vierがアルバム「CHAOS MODE」でインディーズデビュー。
D'ERLANGERが解散を発表、メジャーデビュー後わずか11ヶ月での解散となりました。

ヴィジュアル系三大聖典とは?

この年にリリースされたBUCK-TICKの「悪の華」、D'ERLANGERの「BASILISK」 、ZI:KILLの「CLOSE DANCE」。
この3作品が、ヴィジュアル系の王道と呼ばれるスタイルを作り上げたと言われています。
90年代ヴィジュアル系ムーブメントを知る上で絶対に押さえておきたい三作です!

1991年 Xの人気が社会現象に!ネクストブレイクを狙うバンドが続々とメジャーへ進出!!

この時から、音楽雑誌「SHOXX」で"ヴィジュアル系"という言葉が記事に使われるようになっていきました。
そして、Luis-Mary がシングル「Lainy Blue」でインディーズデビューし、BUCK-TICKがアルバム「狂った太陽」をリリース。
LADIES ROOMがメジャーデビューアルバム「Made in SEX」をリリースし、ZI:KILLがシングル「LONELY」でメジャーデビューを果たします。
また、STRAWBERRY FIELDSがメジャーデビューアルバム「nouvelle parfum」をリリース。
そして、LUNA SEAがアルバム「LUNA SEA」をエクスタシーレコードからリリースし、東京ヤンキースがアルバム「DO THE DIRTY」をエクスタシーレコードからリリースをし、それぞれがインディーズデビュー。
また、Xがアルバム「Jealousy」をリリースLuis-Maryがメジャーデビューアルバム「DAMAGE」をリリース。
Xが初の東京ドーム公演を開催し成功をおさめました。
そして、かまいたちが解散。
その後、AIONがシングル「BE-AFRAID」でメジャーデビュー。
EXTASY SUMMIT 1991が日本武道館にて行われ、Xがアルバム「Jealousy」にて第33回日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞。
BUCK-TICKがアルバム「狂った太陽」にて第33回日本レコード大賞 優秀アルバム賞を受賞し、Xが第42回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。

1992年 LUNA SEAがメジャーデビュー!黒夢・L'Arc-en-Ciel・DIE IN CRIESなどが次々と台頭!

1992年、Xが日本人アーティストとして初となる東京ドーム3DAYS公演「破滅に向かって」を開催成功をおさめたのち、ベーシストTAIJIが脱退。
そして、小室哲哉とYOSHIKIによるユニットV2がシングル「背徳の瞳〜Eyes of Venus〜」をリリース。
その後、DIE IN CRIESがシングル「MELODIES」でメジャーデビューしました。
また、BUCK-TICKがアルバム「殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits」をリリース。
幻覚アレルギーがアルバム「Mouth to Mouth」をフリーウィルからリリースで、インディーズデビュー。
そしてLUNA SEAがメジャーデビューアルバム「IMAGE」をリリースしました。
また、ex.かまいたちのCRAZY DANGER NANCY KENchanことKENZIがアナーキストレコードを設立。
黒夢が「中絶」でインディーズデビューを果たします。
そして、XがNYのロックフェラーセンターで海外進出発表記者会見を行い、XがX JAPAN(当初はX from JAPAN)への改名、HEATH加入を発表。
また、Toshlがシングル「made in HEAVEN」でソロデビューし、EXTASY SUMMIT 1992が日本武道館と大阪城ホールにて行われました。
THE DEAD POP STARSがアルバム「THE DEAD POP 4 DRUGS」で、L'Arc-en-Cielがシングル「Floods of tears/夜想花」で、それぞれインディーズデビュー。
黒夢がミニアルバム「生きていた中絶児」をリリースしました。
そして、Xが第43回NHK紅白歌合戦に出場し、テーマソングをYOSHIKIが手がけました。

1993年 新ヴィジュアル系三大聖典誕生とhideソロデビュー!!

1993年には、media youthがアルバム「Awake of youth」をエクスタシーレコードからリリース、Valentine D.C.がアルバム「SAINT」でインディーズデビュー。
ZI:KILLが初の日本武道館公演を開催し、DEEPがアルバム「DEAR ROCKERS」をエクスタシーレコードからリリース、インディーズデビュー。
Luis-Maryが解散し、REDIEAN;MODEがアルバム「HYSTERIC」でインディーズデビュー、そしてGargoyleが映像作品「タントラ・マントラ」でメジャーデビューを果たしました。
そして、L'Arc-en-Cielがアルバム「DUNE」を、LUNA SEAがアルバム「EDEN」をそれぞれリリース。
YOSHIKIがソロ名義でアルバム「Eternal Melody」シングル「Amethyst」をリリースし、LADIES ROOMが初の日本武道館公演を開催。
また、黒夢がアルバム「亡骸を・・・」をリリースし、爆発的な人気を受け中京圏ヴィジュアル系シーンで活動するバンドが"名古屋系"として注目されるようになります。

そんな中、Gilles de Raisがアルバム「Gilles de Rais」をリリースメジャーデビュー。
BUCK-TICKがアルバム「darker than darkness -style 93-」をリリースし、Sleep My Dearがアルバム「MOVE」でインディーズデビュー。
そして、hideがシングル「EYES LOVE YOU」「50%&50%」でソロデビューし、X JAPANが「ART OF LIFE」をリリースしました。
東京ヤンキースがアルバム「GHOSTRIDER」をリリースしメジャーデビュー。
PATAがアルバム「PATA」でソロデビューしました。
DIE IN CRIESが初の日本武道館公演を開催し、X JAPANがMUSIC STATION Special SUPER LIVE 93に出演。
またX JAPANが東京ドーム2DAYS公演「新型エックス第1弾 日本直撃カウントダウン X JAPAN RETURNS」を開催し成功をおさめ、第44回NHK紅白歌合戦に出場しました。

新ヴィジュアル系三大聖典とは?

ヴィジュアル系の新たな王道を提示した91年発表であるLUNA SEA「LUNA SEA」、そしてこの年にリリースされた黒夢「亡骸を・・・」、L'Arc-en-Ciel「DUNE」が新ヴィジュアル系三大聖典と言われています。
この三作品が後続バンドの新たな教科書となって、ヴィジュアル系のサブジャンル「コテ系」・「名古屋系」・「白系」を確立していきました。

コテ系とは?

ヴィジュアル系の王道要素をデフォルメし過剰にデコラティブしたスタイルの事を言います。
90年代においては、主にLUNA SEAや黒夢の影響を感じさせるバンドが多いです。
具体的には、初期のDir en greyなどがこのスタイルに当たります。

名古屋系とは?

広義では中京圏ヴィジュアル系シーンを出自に持つバンドの総称です。
狭義ではポジティブパンク/ゴシックを基盤に当時の王道より"更にダークでよりコア"なものを目指しており、具体的には黒夢などの系譜に連なるバンドの音楽性を表す言葉として使われています。

白系とは?

当時のヴィジュアル系は、攻撃的でダークなイメージを持つバンドが主流でした。
そんなヴィジュアル系シーンにおいて、真逆の幻想的で透明感溢れる世界観を提示したL'Arc-en-Cielを始祖とするスタイルです。
ライバル的な存在の黒夢が黒系(後にコテ系)と呼ばれていたのに対し白系と呼ばれていました。

1994年 LUNA SEAのブレイクによってヴィジュアル系ムーブメントの波は最高潮に!

CASCADEがアルバム「APOLLO EXERCISER」でインディーズデビューを果たし、黒夢がシングル「for dear」でメジャーデビューとなりました。
また、hideがアルバム「HIDE YOUR FACE」をリリース。
メジャーデビューから勢いの止まらぬ黒夢がアルバム「迷える百合達〜Romance of Scarlet〜」をリリースをし、幻覚アレルギーがアルバム「PSYCHE:DELIC」をリリースしメジャーデビューを果たしました。
そして、立て続けにBODYがシングル「I LOVE YOU」で、ROUAGEがシングル「SILK」で、Laputaが「私が消える」でそれぞれインディーズデビュー。
BODYがデビューライブを日本武道館にて開催をし、その直後に解散を発表。
またGLAYがメジャーデビューシングル「RAIN」、インディーズアルバム「灰とダイヤモンド」を同時リリース。
そして、PENICILLINがアルバム「Penicillin Shock」でインディーズデビューをし、ZI:KILLが解散となりました。
また、L'Arc-en-Cielが映像作品「眠りによせて」でメジャーデビューし、アルバム「Tierra」をリリース。
LUNA SEAのシングル「ROSIER」「TRUE BLUE」が続けてヒットする中、KYOがシングル「月と太陽」でソロデビュー。
そして、MALICE MIZERがアルバム「memoire」でインディーズデビューを果たしました。
また、LUNA SEA、SOFT BALLET、BUCK-TICKによる伝説のイベントツアー「LSB」が開催。
黒夢がミニアルバム「Cruel」をリリースし、REDIEAN;MODEがシングル「目の前の絶望を愛して」でメジャーデビュー。
Valentine D.C.がアルバム「パロディ」をリリースし、DEEPがアルバム「DO YOU LOVE ME?」をリリース、La'cryma Christiが「Siam's Eye」でそれぞれインディーズデビュー。
LUNA SEAがアルバム「MOTHER」をリリースした頃、SHAZNAはアルバム「Sophia」でFANATIC◇CRISISはアルバム「太陽の虜」で、SIAM SHADEがアルバム「SIAM SHADE」でと、それぞれインディーズデビューを果たします。
そんな中、MUSIC STATION Special SUPER LIVE 94にX JAPAN、LUNA SEAが出演し、LUNA SEAが「ROSIER」にて第36回日本レコード大賞 ミュージックビデオ賞を受賞。
そして、X JAPANが第45回NHK紅白歌合戦に出場し、東京ドーム2DAYS公演「青い夜」「白い夜」を開催しました。

前代未聞のヴィジュアル系ムーブメントの到来!

メジャーシーンにおいて、LUNA SEAが大ブレークとなったこの年。
時を同じくして、今やシーンにおいての代表格ともいえる黒夢とL'Arc-en-Cielがそれぞれメジャーデビューを果たしました。
また、YOSHIKIのプロデュースによってGLAYも華々しくデビューを飾ったのもこの時期。
インディーズシーンでその後、彼らのことをヴィジュアル系四天王と呼ばれるわけですが、そんな彼らが徐々に頭角を現し始めたのがこの時期でした。
TVや新聞といったメディアにおいて「今、お化粧系バンドが熱い!!」といった特集が組まれるなど、ヴィジュアル系シーンはかつてないほどの盛り上がりを見せていました!

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