必殺仕事人V
三味線屋の勇次、飾り職人の秀に代わって登場するのは、組紐屋の竜(京本政樹)、花屋の政(村上弘明)です。これまた色男ですね。このキャスティングは大成功し、仕事人は第二次ブームを生むことになりました。
第二次ブームを巻き起こしたにしては全26話と仕事人シリーズの中では短命に終わってしまった「必殺仕事人V」。それは何故か?といいますと、京本政樹が映画「必殺! ブラウン館の怪物たち」撮影中に右脚を骨折するという大けがをしてしまったことが影響したようですね。
必殺橋掛人
工藤栄一監督が復帰して制作された「必殺橋掛人」。橋掛人?どういう意味だろ?と誰もが思うんじゃないですかね?これは「冥土(地獄)に渡す橋を掛ける」という意味です。なるほど、納得!です。と言うのも、なんというか「必殺橋掛人」はそんな感じでちょっとシリアスなんです。
それにしても、工藤栄一等の演出もいいのですが、何よりも主役の津川雅彦がイイ!艶っぽいといいますか、いなせな佇まい。なかなか出来るものではないですよ、この雰囲気。
必殺橋掛人
「必殺橋掛人」の面白いところは、第1話で元締が殺されてしまうのですが、既に既に受けていた「十三の依頼」を地図を頼りに調べていくというところですね。他の必殺シリーズのように毎回新たな依頼があるというわけではないんです。
「必殺橋掛人」は、長年出演してきた西崎みどり最後のレギュラーになってしまいました。心より「ご苦労様」といいたい感じです。
必殺仕事人V・激闘編
「必殺橋掛人」の視聴率は芳しくなかったようです。なので、制作陣は路線変更を余儀なくされ、シリアスはナシ、ナシ。もっとソフトにいこうよということで、京本政樹の足の傷も無事に癒え、必殺シリーズ第25作、中村主水シリーズだと第12作目となる必殺仕事人シリーズの第6作「必殺仕事人V・激闘編」が元気にスタート!
必殺仕事人V・激闘編
村上弘明が演じる政。前回は「花屋の政」でしたが、今回は鍛冶屋に転職しています。面白いですね。
仕事人の6作目ですからタイトルは「必殺仕事人VI」で良かったのではないかと思いますが、「必殺仕事人V」が好評だったからでしょうね。サブタイトルを付けて6作目としています。そして、この後も「必殺仕事人V」の派生作品は作られるのでした。