往年の名作「ゼルダの伝説・時のオカリナ」を久しぶりに遊んでみた!

往年の名作「ゼルダの伝説・時のオカリナ」を久しぶりに遊んでみた!

あのNintendo64のキラーコンテンツ「ゼルダの伝説・時のオカリナ」。今見るとポリゴンバリバリだし美麗な背景でもないけど、あの時のワクワク感はめいっぱいよみがえるよ!


ビジュアルの明と暗のメリハリ

昼の平原や牧場の明るさ、のんきさや
城下町の賑やかさとは裏腹に
夜のそこかしこの暗さ、そしてダンジョンの不気味さは
それまでの2Dのゲーム画像とは格段に違っていました。

もちろん今見ればカクカクしてるし処理速度も遅いし
美麗でもありませんが
当時の「時オカ」のビジュアルに対する評価は群を抜いていました。
各地の雰囲気、牧歌的な場所と不穏な場所の対比
そして各ダンジョンの立体的な、複雑な構成。

その評価は、美麗さや処理の細かさではなく、
場所やダンジョンごとにきちんとメリハリをつけ
リアルに体感したと感じられる工夫にあるのだと
グラフィック的な技術がはるかに進んでいる現代だからこそ、理解できます。

リンクになってその場を探索し、謎を解き敵と戦うこと
リンクとして色々な場所を駆け抜けることに
プレイヤーが集中して「ひたれる」舞台として
グラフィックが仕立てられているのです。

「時オカ」ならではのポイントその3 時間の操作

日々の時間は普通に流れて行く

「時のオカリナ」なのだから時間が関係しているのは明白です。
ですが、このゲームには普段から時間経過が普通に起こっています。

ハイラル平原にずっと立っていると、
夕刻になるにつれてリンクの影が少しずつ長くなっていきます。
釣りに行くといつの間にか雨が降っていたり
城下町で夜になると野良犬がうろつき始めたり。

でも、1日を無為に過ごしても
カカリコ村でニワトリを追っかけ回しても
城下町のゲーセンでボウリングや的当てに興じてもOK。
世界は救われるのをじっと待っていてくれます。

時間操作(短時間バージョン)

ここで使われるのがオカリナ。
「太陽の歌」は昼夜逆転させる効果があり、目の前のリーデット(ゾンビ)が固まってくれます。
他の歌は時空間操作で、今までなかった足場を出現させたり、
馬を呼び出したり嵐を起こしたり。
大人になって知る歌は自分をその場所へ運ぶワープメロディになります。
オカリナは、直接敵を倒すためのアイテムではありませんが
色々な物事を先に進めて行くための重要なキーアイテムです。

これ昔買いました。
きちんとしたオカリナなんでちゃんと吹けます。
エポナの歌を吹いても馬はやってきませんけどね。

今見ると64のコントローラーってオカリナっぽいね。

ファミ通限定 ゼルダの伝説~時のオカリナ~ オリジナルオカリナ

Amazon | ファミ通限定 ゼルダの伝説~時のオカリナ~ オリジナルオカリナ | おもちゃ | おもちゃ

子どもリンクと大人リンク  7年の時間操作

子ども時代にゼルダ姫に出会い、オカリナに導かれて時の神殿に入ったリンクは
マスターソードを抜くことで「大人」に、
世界を救う「時の勇者」になります。
ですが子どもでないとできないこともあり
何度もマスターソードを抜き差しして、子どもと大人を行ったり来たりします。
忙しいですが、それもまた謎解きの一端なんですね。

シリーズで初めてキャラボイスを採用したゲーム

キャラボイスとは言っても
今のゲームみたいにシナリオを喋ってくれるわけじゃないですが。
リンクは「はっ」とか「やあーっ」としか言わないし
色々とヒントを示してくれる妖精のナビィも
「HEY!」「LOOK!」しか言わない。
でもそれだけでも結構うれしかったりしました。

個人的にツボな大妖精サマ

「時オカ」信者が多いわけ

この「時のオカリナ」のあと、ゼルダシリーズは新作がいくつも出ていますが
どうもこの「時オカ」と比較されてしまうことが多く
なかなか評価が辛くなりがちのようです。

それぞれのゲームにはもちろん良いところも、課題もあるのですが
かなりの長いシナリオにもかかわらず飽きさせない、
やり込み要素満載の割に作業感が少ない、
謎解きや攻略への思い入れなど
ここまでバランスよく作られたゲームは
他にはなかなかないと、私は思います。
リンクになってハイラル救済にのめり込んだ経験は
「ゲームでしか味わえない感動がある」
これを全肯定できるほど、強烈なものでした。

私にとって「時オカ」は、ある意味ゲームの原点であり
ゲーム評価の基準でもあるのです。
そう思っている人は
私の他にもたくさんおられるんじゃないでしょうか。

関連する投稿


当時の超人気映画「ホーム・アローン」を題材にしたゲームは原作通りなのか調査しました

当時の超人気映画「ホーム・アローン」を題材にしたゲームは原作通りなのか調査しました

ホームアローンと言えば、当時大ヒットを飛ばした人気映画でした。その大ヒット映画を題材にしたゲーム「ホームアローン」は、原作通りにハラハラ、ドキドキで面白いのでしょうか。ゲーム「ホームアローン」を調査します。


ドラえもんゲームシリーズでスーパーファミコン第1作目「ドラえもん のび太と妖精の国」は評判通り面白いか調査

ドラえもんゲームシリーズでスーパーファミコン第1作目「ドラえもん のび太と妖精の国」は評判通り面白いか調査

ドラえもんは長い間愛されている、マンガでありアニメです。ゲームも多数販売されていてこのゲームはスーパーファミコン第1作目として気合が入っていたことでしょう。そこでドラえもん のび太と妖精の国の面白さを調査しました。


評価の高いアクションゲーム「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」は2プレイが面白い

評価の高いアクションゲーム「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」は2プレイが面白い

スーパーファミコン第一弾のゲゲゲの鬼太郎シリーズである「ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王」は評価の高いゲームです。しかし、1プレイではかなり難しく、それでも2プレイならゲームも優しくなり1プレイ以上にとても楽しめるゲームのようです。2プレイで使用できるキャラクターとともに解説していきます。


大人気だった「飛龍の拳 奥義の書」ってどんなゲームだった?その必殺技とは?

大人気だった「飛龍の拳 奥義の書」ってどんなゲームだった?その必殺技とは?

アーケードゲームからの移植のファミコンソフト「飛龍の拳 奥義の書」。当時は横スクロール型のステージだけでなく、「心眼」を駆使した1対1の組手という斬新な格闘ステージが大人気となったゲームでした。そこで今回は、「飛龍の拳 奥義の書」のゲーム内容や、ゲームのタイトルにもなっている「飛龍の拳」という必殺技についてご紹介します!


名作ゲームと呼ばれる「剣の達人ソードマスター」は本当に名作か調査します。

名作ゲームと呼ばれる「剣の達人ソードマスター」は本当に名作か調査します。

株式会社アテナから発売されたファミリーコンピューター用ソフト「剣の達人ソードマスター」をご存知でしょうか。当時はあまり知名度がなかったのですが、懐かしいゲームを探す人たちの間で、名作ゲームと評価を上げています。剣の達人ソードマスターは本当に名作なのか調査してみました。


最新の投稿


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。