6月8日、ピーター・アーツが正式に引退を発表!
2015年6月8日、『BLADE.2 JAPAN CUP -55kg』の記者会見でピーター・アーツがビデオレターで引退を発表した。
2013年12月、東京・有明コロシアムにて開催された『GLORY 13 TOKYO』で引退試合を行ったアーツだが、その後、引退を撤回。
数試合を行ったが2014年5月、ドバイの大会に参戦した際に右足を負傷。
2015年8月1日に行われる『BLADE.2 JAPAN CUP -55kg』に参戦表明していたが、怪我が回復せず欠場と引退することを決意したという。
VTRで引退を発表するアーツ
2013年にはK-1全盛期を振り返り、「あの時代、ともに闘ったアンディやマイク・ベルナルドとは、リングではまるで殺し合いのようなガツガツとしたリアルファイトをやっていたけど、試合後は一緒に飲みに行くような間柄だった。その中で、僕は一番最初にキックを始めて、一番最後まで残っている。古き良き時代は、僕で終わるということなのかな」とコメントしていた。
K-1 GPを3度制覇した 「20世紀最強の暴君」ピーター・アーツ
「20世紀最強の暴君」ピーター・アーツ
アーツ自身がベストバウトに挙げる97年のK-1 ジェロム・レ・バンナ戦
幻の引退試合となった2013年12月21日【GLORY13】
試合後に行われた引退式には、かつてK-1でともに戦った魔裟斗、武蔵、東原亜希らが訪れ、アーツを労った。
アーツは「いいファイトだった。ハードな試合だったけれどベストなハートを見せられたと思う。これで最後になるのは寂しいが、いろんな人たちに感謝したい。特に日本の皆さんに大きな感謝をしたい」と引退の言葉を述べた。
さらに「試合に集中してたから、これからのことは考えてなかったけど…選手を育ててGLORYに出場させたり、自分が持っている知識を伝えていけたらいいね」とコメントしていたが、その後引退を撤回し数試合を行い、『幻の引退試合』となった。
事実上、最後の試合となった2014年5月のデューウィー・クーパー戦
日本でアマチュア大会開催するピーター・アーツ
Peter Aerts Spirit
2013年の引退試合後は引退を撤回して復帰したピーター・アーツ。
今回は本当に引退しちゃうのか?
まだまだ雄姿を見続けたい思いもある…。
だが、1987年のプロデビュー以降、28年もリングに立ち続けたピーター・アーツに今はお疲れ様と言いたい。