実況パワフルプロ野球‐1994年
1994年に、スーパーファミコン用ソフトとして第一弾が発売された『実況パワフルプロ野球』。すべてのキャラが二頭身・目だけの丸顔という簡素なビジュアルに反して、リアルな動きをするのが特徴であり、ファミスタなどの野球ゲーと比べると多少操作が複雑になっています。
なお、PS4、PS Vitaなどにハードが移行され、グラフィックの質が格段に上がった今もなお、目や眉毛でその選手の特徴を少し出すようになった以外、キャラのデザインあまりかわっていません。
ファミリースタジアム‐1986年
初代・ファミスタが発売されたのは、1986年。今から31年も前のことです。ゲーム業界全体を見渡しても最古参の部類に入る長寿シリーズとなれたのは、三頭身の親しみやすいキャラデザと、説明書を読まずとも、何となくで操作できてしまう無駄のないシンプルなゲーム性が万人に愛され続けたからに他なりません。2017年4月に最新作『プロ野球 ファミスタクライマックス』が発売されていますが、やはり初代と比べると、映像の差は歴然です。
プロ野球チームを(も)つくろう!‐1998年
これまでの野球ゲームといえば、プレイヤーのアバター=選手だったのに、プレイヤー=球団オーナーという設定をはじめて取り入れたという意味で、この『プロ野球チームをつくろう!』は、エポックメイキングな作品でした。
セガサターンで発売された第一作目は、90年代後半のプレステ・セガサターン作品にありがちな、雑ポリゴンが特徴。その後、改良に改良を重ねられ、PC&スマートフォン向け版がリリースされている2016年の最新版になると、見違えるようなビジュアルになっています。
ウイニングイレブン‐1995年
ウィイレシリーズの初代は『Jリーグ実況ウイニングイレブン』であり、翌1996年には、世界各国の代表・クラブチームを使用できる『ワールドサッカーウイニングイレブン』が発売されています。どちらもハードは、プレイステーションでした。
『ワールドサッカー』の初代から、最新作『ウイニングイレブン2018』に至るまで約21年。それぞれの映像を見比べてみると、グラフィックの技術がこの20年でいかに向上してきたかが、如実に分かるというものです。
また、初代は海外の選手がほとんど偽名表記だったところから、最新作ともなるとほとんど実名表記に変わっているのもうれしいところ。00年代前半ごろまでは新シリーズを購入する度に、選手名をイチから設定画面で正しい表記に書き直すという手間があったものです。
FIFA‐1994年
『ウイニングイレブン』と共に、日本国内における海外サッカー熱を盛り上げ続けてきた『FIFAシリーズ』。アメリカの大手ゲーム会社『エレクトロニック・アーツ』によるスポーツゲーム専門のブランド「EAスポーツ」からリリースされているこのシリーズの初代発売年は、ウィイレよりも古く1994年までさかのぼります。
初代はスーファミやメガドライブが対応ハードとなっており、グラフィックの変化率でいったらウィイレよりも完全に上です。
プロサッカークラブをつくろう!‐1996年
『プロ野球チームをつくろう!』よりも2年前に、同じセガから発売されていた『プロサッカークラブをつくろう!』。日本代表のワールドカップ出場によるサッカーブームで売れに売れた同シリーズは、これまで、セガサターン、ドリームキャスト、ニンテンドーDS、PlayStation Portableなど、さまざまなハードで展開され、最新作は2013年発売の『Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!8 EURO PLUS』。こちらには、ゴン中山やローラのアバターも登場しています。
みんなのGOLF‐1997年
かつては、ミドル世代向けスポーツというイメージの強かったゴルフ。その魅力を、若いユーザーへ解放した功労作として知られるのが『みんなのGOLF』です。
初代が発売されたのは1997年であり、今年でちょうど誕生20周年。プレステ用ソフトとして初登場したこともあり、最初から3D映像だったこのタイトルは、以降6回のリニューアルを重ね、2017年発売の最新作『New みんなのGOLF』(PS4用ソフト)では、キャラの頭身が6頭身にUP。あと、背景がやたらと綺麗になりました。
ダービースタリオン‐1991年
1990年代半ばに一大ムーブメントを巻き起こした、競馬シミュレーションゲームの金字塔『ダービースタリオン』。第1作目はファミリーコンピュータソフトとして発売。画質のクオリティは求めるべくもありませんが、直近で発売されたコンシューマソフト『ダービースタリオンGOLD』(ニンテンドー3DS用ソフト)では、臨場感あふれるレースの模様を表現しています。
(こじへい)