1983年に行われたトーキング・ヘッズのライブは、いまだに誰も超えることの出来ないとてもユニークなものでした

1983年に行われたトーキング・ヘッズのライブは、いまだに誰も超えることの出来ないとてもユニークなものでした

トーキング・ヘッズの5枚目のアルバム「スピーキング・イン・タンズ」のツアーは、何もないステージで1人でギターを弾きながら歌うところから始まります。ステージが進むにつれてメンバーが1人ずつ増えていき、同時にステージセットが組み上がっていくというそれまでにない、とてもユニークなものでした。その模様を収録したのが「ストップ・メイキング・センス」というアルバムであり映画です。いまだかつてない、この画期的なこのステージをご紹介します!


Side A
バーニング・ダウン・ザ・ハウス(4:00)
メイキング・フリッピー・フラッピー(4:36)
ガールフレンド・イズ・ベター (4:25)
スリッパリー・ピープル(3:30)
アイ・ゲット・ワイルド/ワイルド・グラヴィティ(4:06)

Side B
スワンプ(5:09)
ムーン・ロックス(5:04)
プル・アップ・ザ・ルーツ (5:08)
ジズ・マスト・ビー・ザ・プレイス (4:56)

スピーキング・イン・タンズ

アルバム「スピーキング・イン・タンズ」のツアーだったとはいえ、映画「ストップ・メイキング・センス」には、「スピーキング・イン・タンズ」から6曲も収録されています。

6曲目の「Burning Down The House 」もアルバム「スピーキング・イン・タンズ 」からの曲ですが、この曲はシングル・カットされ全米トップ10に入ったトーキング・ヘッズの最大のヒット曲です。
この日の演奏も素晴らしいですね!

更に7曲目もアルバム「スピーキング・イン・タンズ」からです。このアルバムは、もちろん楽曲は素晴らしいのですが、初めて自分たちでプロデュースしたアルバムでもあり、力が入っていたのでしょうね。

Once in a Lifetime

トーキング・ヘッズにとって高い評価得たのが「スピーキング・イン・タンズ」の前作にあたる「リメイン・イン・ライト」です。

アフリカン・ポリリズムを大胆に導入したこのアルバムは、トーキング・ヘッズの最高傑作と言うだけでなく革新的な作品として音楽関係者に多大な影響を与えています。

ヒート・ゴーズ・オン(ボーン・アンダー・パンチズ(5:46)
クロスアイド・アンド・ペインレス(4:45)
グレイト・カーヴ(6:26)
ワンス・イン・ア・ライフタイム (4:19)
ハウシズ・イン・モーション (4:30)
シーン・アンド・ノット・シーン (3:20)
リスニング・ウィンド(風は友)(4:42)
オーヴァーロード(6:00)

リメイン・イン・ライト

アルバム「リメイン・イン・ライト」からは12曲目の「Once in a Lifetime」とラストに「Crosseyed And Painless」が演奏されています。

因みに、マイケル・ジャクソンのパロディなどで有名なアル・ヤンコヴィックが「Once in a Lifetime」のパロディをミュージック・ビデオでやっていてこれも面白いですよ。

さて最後にご紹介するのはアルバム「スピーキング・イン・タンズ」からの曲で「Girlfriend Is Better 」です。映画では14曲目に演奏されています。

当時、何より話題となったのがデヴィッド・バーンがこの曲の時に着用してる異常にでっかいスーツです。デヴィッド・バーンの独特な動きと相まって印象的ですね。
このスーツは、当時メンズビギというファッション・ブランドを手掛けていたタケオ・キクチによるものです。

いまだにこれを超えるライブは現れていないと言われるほど素晴らしいトーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」如何ですか?

古さを感じさせないところもスゴイですね!きっとこれからも愛され続けるであろう名作だと思います。

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