結果としては勝ち星に恵まれない総合格闘技、キックボクシング時代だったが当時を客観的に振り返っていただいた。
ミド編)ボクシング出身の選手たちは、なかなか総合格闘技やキックボクシングで勝てません。
自身の戦績が振るわなかったことは承知の上で、あえてこう語って下さった西島さん。
さらにもう一つ、質問させていただいた。
ミド編)現在、村田諒太選手がWBA世界ミドル級2位にランクされています。この先、日本人がもっと活躍するためには?
この質問から、話は西島さんの夢へと繋がっていった。
親子二代でボクシングヘビー級チャンピオンの夢を
ミド編)そのためには、西島ジムを構えないといけませんね!
「理想とするボクシングを、思う存分に伝えてみたい」
実は空手を習得して現在五段の腕前でもある西島さんは、ボクシングの拳の技術と空手の精神力を融合させたいと語る。
ボクシングについて夢中で語る西島さん
「マスターにし」に込めた想い
ミド編)現在、ボクシングを教える際「マスターにし」という名前を用いていらっしゃいます。
この名前が、総合格闘技やキックボクシングのリングで使われることはなかった。
現在、西島さんは「マスターにし」をボクシングを教える先生としての、自分のリングネームとして使っている。
無骨でストレート、ボクシングを純粋に愛する男
西島さんが現役プロボクサーから退いたのは2003年。
その後は総合格闘技、キックボクシングに闘いの場を求める一方、その知名度とは全く無縁の世界で黙々と仕事を続けてきた。
「愚直なまでに無骨な求道者」といったら大げさかもしれないが、彼が求めたのはスポットライトを浴びることや巨額のマネーを手にすることでなく、憧れのマイク・タイソンのようにボクシングで強くなりたかった、ただそれを志した男。
本稿をお読みいただけば、いまなお変わらぬ彼のボクシングへの想いが伝わるのではないかと思う。
いま、彼が夢見ているのは親子二代で目指すボクシングの道。
叶うか叶わないかは分からない、ただその夢を胸に彼は今もボクシングの夢を追い続ける。