近年は引退と復帰を繰り返しているフィル・コリンズ。今年は復帰の年のようですよ。

近年は引退と復帰を繰り返しているフィル・コリンズ。今年は復帰の年のようですよ。

ジェネシスとソロ活動の両方にわたり、今まで数々の大ヒット曲を放ってきたフィル・コリンズ。2008年に引退を表明してからは復帰と引退を繰り返していますが、今年の10月には自伝が発売される予定とか。これで弾みをつけて音楽活動を再開してもらいたいものです。あの名曲の数々が聴けなくなるのは余りにも勿体なさすぎます。


良い曲だとは思いますが、シングルとしては地味すぎはしないでしょうか?という心配をよそに全英2位、全米19位とヒットしました。フィル・コリンズに勢いがあったんだと思わずにはいられません。

Hello, I Must Be Going

1982年にリリースされた2枚目のソロ・アルバム全英2位、全米8位となっています。シングル・カットされたスプリームスのカバー曲「恋はあせらず」は、全英1位、全米でも10位とヒットしました。

1982年リリース

【収録曲】
空虚な心 - I Don't Care Anymore (Collins) 
2.アイ・キャント・ビリーブ - I Cannot Believe It's True (Collins) 
3.チャイナ - Like China (Collins)
4.心の扉 - Do You Know, Do You Care? (Collins)
5.恋はあせらず - You Can't Hurry Love (Dozier, Holland)
6.心配御無用 - It Don't Matter to Me (Collins)
7.この壁の向こうに - Thru These Walls (Collins)
8.君への願い - Don't Let Him Steal Your Heart Away (Collins)
9.ウエスト・サイド - The West Side (Collins)
10.朝がくるまで… - Why Can't It Wait Till Morning (Collins)

フィル・コリンズ 2:心の扉

「恋はあせらず」。これは楽しいです。ヒットしたのも素直にうなずけます。

No Jacket Required

フィル・コリンズの曲で忘れてはならないのが、1984年発売の「見つめて欲しい」でしょう。この曲は映画「カリブの熱い夜」の主題歌として使われ初の全米1位(全英2位)となっています。

1984年には、「見つめて欲しい」以外に2枚のシングルを発売しており「Easy Lover(全英1位、全米2位)」、「One More Night(全英4位、全米1位)」と、どの曲も大ヒットしています。

そして、全英、全米共に第1位となり、全世界で2000万枚を超える売り上げ枚数を記録しているフィル・コリンズ最大のヒット・アルバム「フィル・コリンズIII」が1985年に発売されます。
オファーを受けた仕事は極力断らないということで、この時期「世界一忙しい男」と呼ばれていました。

1985年リリース

【収録曲】
ススーディオ - Sussudio (Collins)
2.ユー・ノウ&アイ・ノウ - Only You Know and I Know (Collins,Stuermer) 
3.ロング・ロング・ウェイ - Long Long Way to Go (Collins) 
 (スティングとのデュエット)
4.知りたくないの - I Don't Wanna Know (Collins,Stuermer) 
5.ワン・モア・ナイト - One More Night (Collins) 
6.ドント・ルーズ・マイ・ナンバー - Don't Lose My Number (Collins) 
7.フー・セッド・アイ・ウッド - Who Said I Would (Collins) 
8.静寂の扉 - Doesn't Anybody Stay Together Anymore (Collins,Stuermer)
9.インサイド・アウト - Inside Out (Collins)
10.テイク・ミー・ホーム - Take Me Home (Collins)

フィル・コリンズIII

...But Seriously

80年代最後の1989年に発売となったアルバム「 バット・シリアスリー 」でもフィル・コリンズの勢いは衰えることなく全英、全米共に1位を記録しました。
しかし、内容はシリアスで、北アイルランド紛争、人種差別、貧困問題など様々な問題提起がなされた曲が並んでいます。

1989年リリース

【収録曲】
1.ハング・イン・ロング・イナフ - Hang in Long Enough (Collins) 
2.悲しみのザッツ・ザ・ウェイ - That's Just the Way It Is (Collins)
3.ドゥー・ユー・リメンバー - Do You Remember? (Collins)
4.ウェイ・トゥ・ヘヴン - Something Happened on the Way to Heaven (Collins,Stuermer) 
5.カラーズ - Colours (Collins) 
6.雨にお願い - I Wish It Would Rain Down (Collins) 
7.アナザー・デイ・イン・パラダイス - Another Day in Paradise (Collins) 
8.ヒート・オン・ザ・ストリート - Heat on the Street (Collins) 
9.オール・オブ・マイ・ライフ - All of My Life (Collins,Stuermer) 
10.土曜の夜と日曜の朝 - Saturday Night and Sunday Morning (Collins,Washington) 
11.ファーザー・トゥ・サン - Father to Son (Collins)
12.ウェイ・トゥ・マイ・ハート - Find a Way to My Heart (Collins)

バット・シリアスリー

この後、90年代以降も素晴らしい活動を続けているフィル・コリンズ。2010年に発売となった現在のところ最新アルバム「ゴーイング・バック」も全英1位、全米34位と、その人気は衰えることを知らないようです。

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