山内一弘と落合博満
ロッテ監督時代、新人だった落合博満の打撃指導をしていたが、「指導は結構です、ほっといてください」と言われる。
落合本人は、後に「当時は山内監督の高度な打撃理論が理解できなかった」と語っており、山内の人柄・打撃理論、また指導してくれたことなどに関して、自著で感謝の意を述べている。
落合は山内から伝授された正面打ち(カーブマシンを自分の真正面に置き、自分に向かって飛んでくる球を左に打ち返すというもので、左脇を締めて壁を作る練習など)を現役晩年まで実践していた。
山内一弘と掛布雅之
山内は掛布に対しても徹底指導を行った。
夕食後の練習として、山内は夜8時頃になると2本のゴルフクラブを持って現れたという。
山内一弘が語った打撃理論と練習法
卓越した打撃理論と、徹底した指導で多くの名打者を育てた山内一弘。
世代が異なり現役時代の活躍を見ることはできなかったが、その内角打ちの極意は落合を初め多くのバッターに引き継がれ私たちを感動させてくれた。
まさにレジェンドである。
