懐かしの名曲、class『夏の日の1993』
津久井克行と日浦孝則による二人組の男性デュオ、classのデビュー曲にしてミリオンセラーを記録した最大のヒット曲『夏の日の1993』。
爽やかなメロディ、綺麗なコーラス。
有線放送などでリクエストが殺到し、ドラマ『君といつまでも』の主題歌、セゾンカードのCMソングというタイアップ効果もあり、大ヒット。
累計売上は115.5万枚(オリコン調べ)の夏を代表する名曲として知られている。
class『夏の日の1993』
爽やかなメロディとは裏腹に、下衆な歌詞と話題に…
夏を感じさせる爽やかな名曲として多くの人に記憶されている『夏の日の1993』だが、当時から歌詞の内容を知る女性からは「ひどい歌詞!」と酷評されていた。
なかにはカラオケで歌ってしまい、女子から冷たい視線を浴びまくったという記憶の持ち主もいる。
なぜ、女性は『夏の日の1993』の歌詞に怒ってしまうのか?
その理由について徹底検証を行った。
上から目線な男が、女の『カラダ』に惚れた「ヤリタイ」ソング
一言で表現すると『夏の日の1993』はそんな歌詞だったのだ。
1991年にヒットした夏の名曲J-WALK『何も言えなくて…夏』は、「綺麗な指してたんだね 知らなかったよ」と歌っていたが、class『夏の日の1993』では「綺麗な胸(尻)してたんだね 知らなかったよ」といった露骨な感じなのだ。
【検証結果】ロマンチックな夏の恋の歌では無かった…
普通の女と思っていたけど、水着になったらエエ体しててビックリしたわ~。
服の上からじゃわかんないもんだね。
向こうは恥ずかしがってたけどガン見してやった。
自分には合わない女だと思ってたが、とんでもねえな。
いきなり好きになっちまった。
(´Д`*)ハアハア
という歌だったのだ。
classは『1993』を「nineteen nine three(ナインティーン ナイン スリー)」と歌っているが、1993年を英語にすると「nineteen ninety three(ナインティーン ナインティ スリー)」であると英語好きな友人がやたら力説していたことを思い出す。
「歌いやすいようにしてるだけでしょ」と思っていたが、もしや軽薄でチャラい男のキャラクターを表現するためにわざと間違って歌うようにしていたのではないか。
なお、作詞の松本一起(まつもと いっき)は、80年代アイドル全盛時にヒットチャートを席捲し、テレビ番組の主題歌や挿入歌、映画、CMイメージソングなど3,000曲以上手掛けた超の付く大御所作詞家である。
鈴木雅之 「ガラス越しに消えた夏」では儚い夏の恋を描いている。
『夏の日の1993』の歌詞に出てきた男女の恋の行く末について、実は同じく松本一起が作詞したアンサーソング『冬の日の2009』で明かされている。
こちらについては、後程ご紹介♪