2025年は「昭和100年」—今だからこそ知りたい、あの時代の本当の姿
『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』
株式会社日本文芸社は、「眠れなくなるほど面白い 図解シリーズ」の最新刊として、『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』(監修:町田忍)を2025年11月27日(木)に発売しました。
2025年は、昭和元年(1926年)からちょうど100年の節目にあたります。テレビでも令和・平成・昭和を比較する番組が増えるなど、「昭和」という時代がどのようなものであったか、多くの人が振り返る機会が増えています。
本書は、昭和を知る世代には懐かしく、知らない世代には驚きの連続となる「昭和の本当の姿」を、庶民文化研究の第一人者である町田忍氏の監修のもと、図解と豊富な資料写真でわかりやすく紹介する一冊です。現代の感覚では「ありえない」と感じるであろう昭和のエピソードを通じて、その時代の生活や文化、社会の空気感を楽しく読み解きます。
令和の常識がひっくり返る!驚きの昭和トピック
人気名前ランキングにも時代が。。。
現代の安全基準やコンプライアンスからは考えられないような、**“自由すぎた昭和”**ならではのトピックが厳選して収録されています。
TPOなど関係ない喫煙事情:病院でも映画館でも煙がもくもくと立ち上っていた時代の喫煙事情が紹介されています。
消費税がなかった時代:導入は平成からであり、消費税が存在しなかった頃の羨ましい生活が語られます。
ゆるすぎる放送基準:子どもには見せられないような過激な内容も放送されることがあった、ゆるい放送基準の時代です。
テレビは叩けば治る:現代では考えられない「家電虐待思考」が当時の常識だったことが明かされます。
スリリングすぎる遊具:「速く回す、高く飛ぶが正義」とされ、現代の遊具にはないスリルがあった当時の公園の遊具事情。
座高測定:何のためにやるのかわからない「短足がバレるだけ」の座高測定。
また、当時の流行やカルチャーについても深く掘り下げています。
空前絶後のアイドルブーム:街中みんなが同じ髪型をしていたほどの熱狂的なアイドルブーム。
プロ野球一色だった男の子の話題:バース、掛布、岡田など、プロ野球が男の子の話題の中心だった時代。
アジア初 東京オリンピック:1964年に開催された感動のアジア初東京オリンピックのエピソード。
これらのエピソードは、単なる懐古趣味ではなく、現代社会が築き上げてきたルールや文化がどのように形成されてきたのかを考えるきっかけを与えてくれます。
大人買いに憧れました
世代を超えたコミュニケーションツールとして
本書は、昭和を知る世代が「懐かしさに涙がちょちょ切れる」ようなノスタルジーを感じる一方で、平成や令和の時代に生まれた若い世代にとっては、「本当にそんなことがあったのか」という驚きの連続となる内容です。
親子でのコミュニケーション:「昭和ってどんな時代だったの?」という疑問に、本書を通じて親子が一緒に驚き、笑いながら語り合える世代を超えるコミュニケーションツールとなることが期待されます。
庶民文化研究の第一人者である町田忍氏の豊富な知識と資料写真、そしてわかりやすい図解によって、当時の空気感を深く、楽しく理解できる構成となっています。
昭和の「自由」と「熱狂」、そして当時の人々の暮らしぶりに触れることで、現代の私たちの日常がどのように変わってきたのか、新たな視点が得られるでしょう。
みんなが野球帽を被ってました
書誌情報
書名:眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話
監修:町田忍
発売日:2025年11月27日
ISBN:9784537223316
判型・ページ数:A5判・128ページ
定価:1,089円(税込)
■監修者プロフィール|町田忍(まちだ・しのぶ)
1950年東京都目黒区生まれ。和光大学人文学部芸術学科卒業。
在学中の博物館実習をきっかけに博物学に興味を持つ。卒業後は約1年半、警視庁警察官として勤務したのち、庶民文化における風俗意匠を研究。
チョコレートや納豆ラベルなどのパッケージ収集は2,000枚を超える。
著書に『戦時広告図鑑』(WEVE出版)、『納豆大全』(小学館)、『町田忍の銭湯パラダイス』(山と渓谷社)など多数。
現在はエッセイスト・写真家・庶民文化研究家として幅広く活躍。