香港映画『霊幻道士』アジアのゾンビ、キョンシーは日本でも社会現象に!

香港映画『霊幻道士』アジアのゾンビ、キョンシーは日本でも社会現象に!

『霊幻道士』はサモハン・キン・ポー監督によって製作され1980年に公開された香港映画『妖術秘伝・鬼打鬼』をもとにして生まれたアクションホラー映画です。当時日本でも社会現象にまでなったキョンシーシリーズの先駆けとなった作品です。『霊幻道士』には両腕を水平に伸ばしてピョンピョンと跳ねながら前進して行くキョンシーの様子が描かれており、いわゆるキョンシーのイメージを定着させるきっかけとなった作品です。


香港映画『霊幻道士』とキョンシーについて

1985年公開の香港映画。
日本公開は1986年で観客動員数20万人となった。

霊幻道士(れいげんどうし)

道士とは、キョンシーに関連する仕事に従事し、体術と法術を良く修めた者のことを言い、キョンシーが人に害を及ぼそうとする時には体術や法術によってキョンシーを退治することができる者のことです。中国の清朝の時代に中国湖南省西部からの出稼ぎ人が病に倒れたり事故死した場合に死体を運ぶ手段として道士が法術によって死者を生き返らせ、自ら歩かせ移動させたことからキョンシーのイメージが出来上がりました。

ちなみに、この年の香港映画は・・・?

この映画が日本で公開された1986年は、他にも数多くの香港映画が日本でヒットしましたね。
・ジャッキー・チェンの醒拳
・サンダーアーム/龍兄虎弟
・スペクターX
などなど・・・。
今でもそれぞれの映画の名場面が脳裏によみがえってきます。

スタッフ

『霊幻道士』は1980年公開の香港映画『妖術秘伝・鬼打鬼』をベースとしてキョンシーがどういう実態で、どのような特徴を持っていてどのように対処すればよいかを詳細に描いた作品になっています。

大ヒット映画の続編は・・・?

この映画のヒットを受け、続編である幽幻道士が制作されました。

幽幻道士(キョンシーズ)

『霊幻道士』を真似たキョンシー作品の一つ。
ヒロイン、テンテンの可愛らしさやテーマソングが日本で馴染みのある童謡「鳩」と同じメロディであり、親しみやすさがあった。
日本では1987年に月曜ロードショーでテレビ放映され、高視聴率を記録し、大ヒットとなった。
また、この人気を受け、TBSがスピンオフ作品として『来来!キョンシーズ』を製作、放映した。

来来!キョンシーズ

『霊幻道士』と『幽幻道士』タイトルが似ているため間違える人もいたようで・・・。

キャスト

道士カオ/ラム・チェンイン

各方面から信頼の厚い優秀な道士。いたずら目的での法術の使用を絶対に許さず、頼りない弟子のチュウサムとモンチョイを日頃から厳しく育てている。しかし決して話のわからない人物ではなく、面倒見もいいので二人から好かれ「先生」と呼ばれている。
老齢だが武術と法術に秀でており、中盤ではシャンシーに洗脳されたチュウサムを容易く取り押さえた。風水やキョンシーについても知悉しており、キョンシーを封じる結界や動きを止める札などを用意し、シャンシーとの戦いでは幾重物の道具を用意して捕らえている。またキョンシー化してしまったモンチョイをあっさり取り押さえ治療した。
先代キョンシーとの最終戦ではチュウサムと共に抜群の師弟コンビネーションで戦い抜き、決着寸前ではチェンの一撃がチュウサムの援護となり勝利に導いた。

サンコー/チン・シウホウ

主人公。チェンの弟子の1人。チェンとは別に暮らしており、住み込み弟子のモンチョイとは違って通い弟子である。体術はモンチョイより優れており、先代キョンシーとの戦いではチェンと共に見事なコンビネーションを披露した。
化粧品店を営む伯母がおり、修行がない時はお店を手伝っている。
冒頭ではキョンシーに化けてモンチョイを脅かしたり、彼をそそのかしてウェイに嫌がらせしたりと悪戯好きな面が強い。またシャンシーに取り付かれていたことをチェンに告げられた時は、「美人の娘さんとステキな一夜を過ごせて幸いだった」など喜んでいたので怒られた。しかし好意を寄せる女性に対しては誠実に接し、二十歳で死亡したシャンシーに同情したり、チェンによって捕らわれた彼女に止めを刺さず見逃したりしている。逆にソープ嬢などその手の女性に対しては冷たく接するところもあり、ティンをそっちの女性だと勘違いして怒らせてしまった。
先代キョンシーとの最終決戦の際は機転を利かせ、火がついたところに酒を投げつけ、チェンの援護の元焼き殺し止めを刺した。
天然なところもあり、チェンから「もち米をもってこい」と言われ、食べるつもりだと思って炊いて持ってきてしまった。

モンチョイ/リッキー・ホイ

チェンの弟子の1人。チェンの義荘に住み込んで修行に励んでいる。法術、体術に多少の心得があるが、チュウサムより劣るために主に霊廟の世話係や義荘の留守番を務める。

ウェイ(阿威)/ビリー・ラウ

保安隊の隊長。ヤンの甥に当たり、ティンティンとは従兄妹の関係。幼い頃から彼女を好いていたらしく、隠しようもない好意を見せて迫っている。ヤンにも彼女との結婚を許してもらおうと相談しようとしていた。
当初は横柄なキャラクターだったが、キョンシーの恐ろしさを目の当たりにしたことですっかり萎縮してしまい、チェンに逆らうことなく素直に言うことを聞くようになる。またいざという時は先代キョンシーに立ち向かい、ティンを守ろうとするなど意外な男気を見せた。
前述のように横柄である一方で、逃走した先代キョンシーの追跡を我先に買って出たりなど正義感の強さを見せている(ただし誰も追跡に続かなかったので怖くなって諦めている)。ヤンのことは叔父として慕っていたようで、死んだ時は涙一つ流さなかったが遺体の前で「必ず仇は討ちます」と告げたり、死後も遺体を粗末に扱わないようにするなどしていた。皮肉にもキョンシーと化したヤンに襲われ、キョンシーの恐ろしさを嫌というほど味わうこととなった。

先代キョンシー(任老太爺)/ユン・ワー

ヤンの父親でティンの祖父。本作のラストボス。
生前は金と権力に物を言わせてかなり強引な方法をとっていたらしく、占い師から無理やり土地を買い取ったことで恨みを買っていた。
祖父の死後、占い師の仕返しで、誤った埋葬法とその後のいい加減な処置のために怨念が増幅し、天国へは行けず地獄へと落ち、さらにサンコーとモンチョイのミスによって完全にキョンシー化してしまった。その後は息子であるヤンと孫娘ティンの命を狙って行動する。それからは何度もサンコーたちと激闘を繰り広げる。
他のキョンシーを圧倒する凄まじい怪力と鋭い爪、そして刃さえも通じない頑強な体を持ち、キョンシーでありながら目が見えるという大きな特徴がある。また知能も高く、最終決戦の際は唯一ふさがれていない天窓から屋敷へ侵入した。
火が大嫌いだったため火葬にされなかった。終盤では皮肉にもサンコーの機転によって燃やされ、焼き尽くされ今度こそ滅された。

ストーリー

キョンシー誕生

ある日、ヤンから父親の改葬を頼まれた道士カオ。
改葬のために墓地を掘り起こしてみると20年間も埋葬されていたにも関わらず、遺体は全く腐敗していなかったのだ。
ヤンの父親は生前に大きな恨みを買ってしまい、風水的に誤った方法で埋葬されていたためにキョンシーになりかけていた…

呪いが進行すると危険だと判断しカオが遺体を引き取って処置を施そうとするが、弟子のミスによって完全なキョンシーとなり、義荘から姿を消してしまった。


その夜、キョンシーとなった父親は息子を襲い殺害した。
翌日、捜査のため現場に来た保安隊長のウェイが勘違いをして殺人の容疑でカオを逮捕してしまった。

この映画の見どころ

何といってもキョンシーのトリッキーな動きにあると思います。

えええええええええええ!!!???

この映画が与えた影響

「キョンシー」を日本に広めたのはこの映画

これが一般的なキョンシー像ですね

ゲームソフトも作られました

1988年9月16日にポニーキャニオンから発売されたファミコン用アクションゲーム。
ストーリーに関連性はあまり無いですが、人気のゲームでした。

霊幻道士

へっぽこ師匠がキョンシー退治へ!! ファミコン【霊幻道士】実況プレイ - YouTube

DVDが発売されています

Amazon | D3】霊幻道士 デジタル・リマスター版 【DVD】 | 映画

キョンシーのトリッキーな動きをこのDVDでぜひ見直してください!

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