若かりし頃の多岐川裕美主演ドラマ、SFの名作「七瀬ふたたび(NHK少年ドラマシリーズ)」

若かりし頃の多岐川裕美主演ドラマ、SFの名作「七瀬ふたたび(NHK少年ドラマシリーズ)」

今まで4度にわたりドラマ化され、映画化もされた筒井康隆原作のSFの名作「七瀬ふたたび」ですが、私の中の「七瀬」は、やっぱりNHK少年ドラマシリーズの多岐川裕美です。「多岐川裕美=七瀬」のイメージがインプットされてしまいました。


七瀬の出会った超能力者たち

「七瀬ふたたび」とはどんなドラマ?

登場人物紹介

上段 火田七瀬:多岐川裕美
中段左 ノリオ:新垣嘉啓
中段右 ヘンリー:アレクサンダー・イーズリー
下段左 岩淵恒夫:堀内正美
下段右 漁藤子:村地弘美

主な登場人物

多岐川裕美は、この少年ドラマシリーズ以前に、TBSで放送された「芝生は緑」というドラマでも七瀬を演じています。こちらは七瀬シリーズとも呼ばれるうちの「家族八景」が原作です。
書店で偶然「七瀬ふたたび」を見つけて、その隣にあった「家族八景」と「エディプスの恋人」とともに、夢中になって読んだものです。
現代のように、パソコンやインターネットなどもなく、情報が少なかったとはいえ、こんなに面白い本を知らなかったなんて、本当に何も知らない高校生でした。

雨にぬれる姿も絵になります。

第1話の画像

「七瀬ふたたび」の映像

「七瀬ふたたび」は、毎日18時から約30分の放送でした。CMが入らないので、民放の番組の1時間ものに近い密度だったと思います。そして何より、毎日の放送なので、毎日楽しめます。この辺りは、朝ドラの感覚に近いものがありますね。
小学生のころは、朝ドラは登校時間があったので見られなくても、夕方の少年ドラマシリーズは毎日見ることができました。中学生になり、部活動が始まって、18時に帰宅するのが難しくなったことで、何年かは遠ざかることになりますが、「七瀬ふたたび」が放送されたこの時期は、また毎日見ることができるようになっていました。

Amazon.co.jp | NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびI [DVD] DVD・ブルーレイ - 多岐川裕美, 新垣嘉啓, 堀内正美, 筒井康隆

Amazon.co.jp | NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびI [DVD] DVD・ブルーレイ - 多岐川裕美, 新垣嘉啓, 堀内正美, 筒井康隆 現在では廃番になっていますが、Amazonに出品されているものもあるようです。

収録されたマスターテープは高価なため、上書きされて使われていたというのは有名な話ですが、視聴者が録画していたビデオがあり、また見ることができるようになりました。
NHKの「みのがしなつかし」のサイトで、3分ほどのダイジェスト映像を見ることができます。
このころは、家庭用のビデオレコーダーなど、まだまだ高嶺の花で、今のように気軽に録画できる日が来るなんて、想像もできませんでした。SFの世界のようです。

「七瀬ふたたび」のあらすじ

お手伝いさんという存在

七瀬は初め、お手伝いさんとしていろいろな家庭で働きます。お手伝いさんという存在は、昭和の頃にはよく登場しましたが、最近では家政婦という呼び方のほうがしっくりくるようです。
お手伝いさんのイメージとしては、長年使えているおばあさん、または最近働き始めた若い女の子という設定が多く、脇役としてあまり目立たないものです。多岐川裕美演じる七瀬のようなお手伝いさんは、あまりにも美しすぎて、雇っている側も心穏やかではいられないだろうと思います。
男性はいろいろ妄想してしまうだろうし、奥様達はそういう夫や息子を見て嫉妬するだろうし。小説の中でもその美しさと「テレパス」の能力のせいで様々なトラブルがあり、勤め先を転々とするようになります。そして「七瀬ふたたび」の冒頭の列車のシーンにつながっていくのです。

DVDのパッケージ画像

超能力者たちとの出会い

この列車の中で、七瀬と同じテレパスの能力を持つ「ノリオ」と、予知能力を持つ「岩淵恒夫」と出会うのですが、列車の事故を予知した岩淵と、そのイメージを読み取ってしまった七瀬とノリオが列車を降りることで、事故から逃れることができます。
ノリオと一緒に暮らすようになった七瀬は、その後念動力者のヘンリー、タイムトラベルができる藤子などと出会い、一緒に行動するようになります。

超能力者に理解のある記者、山村は高橋長英

高級バーのホステスをしたり、マカオのカジノで生活費を稼ぐという生活をしていますが、NHKの少年ドラマシリーズということもあり、そのあたりはドラマではあまり詳しく描かれていなかったと記憶しています。
人の心が読めるということは、ホステスとしてはかなり役立つ能力だといえますが、実際はどうなんでしょうか?下心ばかりが伝わってきて、つらかったのではないかと思います。

関連する投稿


昭和の大女優も歌うんです

昭和の大女優も歌うんです

意外な女優が歌っています。あまり知られてはいないものの、女優の歌というのもいいものです。やはり、なんといっても味がありますからね!


「お待たせしました、戦争ですよ!!」作・筒井康隆/絵・永井豪による名作『三丁目が戦争です』の緊急復刻が決定!!

「お待たせしました、戦争ですよ!!」作・筒井康隆/絵・永井豪による名作『三丁目が戦争です』の緊急復刻が決定!!

株式会社スローガンより、1971年に発表された日本絵本史上に輝く傑作として知られる『三丁目が戦争です』が現在好評発売中となっています。


【1934年生まれ】2024年で90歳!いつまでもお元気で!誰もが知る長寿の有名人

【1934年生まれ】2024年で90歳!いつまでもお元気で!誰もが知る長寿の有名人

2024年(令和6年)は、1934年(昭和9年)生まれの人が卒寿を迎える年です。2024年が終われば、昭和一桁生まれの人は全員が90歳以上となります。一昔前では考えられないほど、若くお元気な方が多い今の90歳。今回は、2024年に90歳となる、誰もが知る有名人をご紹介します。


40年間で5度のドラマ化!「時をかける少女」の歴代作品を振り返ってみた!

40年間で5度のドラマ化!「時をかける少女」の歴代作品を振り返ってみた!

1972年に最初に実写ドラマ化され、その後5度もドラマ化された「時をかける少女」。歴代のドラマと映画作品を振り返ってみましょう。


映画にもなった1972年の「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」とは?

映画にもなった1972年の「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」とは?

1972年にウルグアイ空軍機がアンデス山脈に墜落した航空事故で、乗客45名のうち16名が生還しました。72日間のサバイバルを生き残り、生還した生存者。痛ましい事故の中喜ばしいニュースの筈でしたが、犠牲者の人肉を食べて飢えを凌いだことが物議を呼ぶことになってしまいました。今回は、度々小説や映画の題材にもなった「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」についてご紹介します。


最新の投稿


牧伸二&立川談志の共演作も!CS衛星劇場で「映画秘宝」厳選の松竹秘蔵映画4作品を2・3月特集放送

牧伸二&立川談志の共演作も!CS衛星劇場で「映画秘宝」厳選の松竹秘蔵映画4作品を2・3月特集放送

CS放送「衛星劇場」にて、2026年2月・3月に特集『「映画秘宝」セレクション ~松竹秘蔵作品特集~』の放送が決定。雑誌「映画秘宝」が厳選したものの、諸事情により映画祭から外れた幻の4作品をピックアップ。テレビ初放送となる羽仁進監督の官能作や、牧伸二・立川談志ら豪華キャストが集結したコメディなど必見です。


揚げパン無料!クジラから3Dフードプリンターまで「学校給食タイムトラベル」イベントが東京で開催

揚げパン無料!クジラから3Dフードプリンターまで「学校給食タイムトラベル」イベントが東京で開催

懐かしの「クジラの竜田揚げ」や「揚げパン」、さらに3Dフードプリンター製の最新デザートまで!株式会社中西製作所は、2026年1月27日・28日に学校給食の無料試食イベント「第2回給食タイムトラベラー」を東京で開催します。新旧のメニューを食べ比べながら、給食の歴史と未来を親子で体験できる注目イベントです。


『りぼん』おとめチックの金字塔!陸奥A子・田渕由美子・太刀掛秀子の画業を辿る決定版書籍が発売

『りぼん』おとめチックの金字塔!陸奥A子・田渕由美子・太刀掛秀子の画業を辿る決定版書籍が発売

1970年代後半に『りぼん』で巻き起こった「おとめチック」ブーム。その中心的存在である陸奥A子、田渕由美子、太刀掛秀子の3作家を特集した決定版書籍が2026年1月23日に発売されます。カラーイラスト250点以上に加え、池野恋、水沢めぐみの特別寄稿や豪華対談も収録。乙女たちの憧れが詰まったファン待望の一冊です。


昭和100年メモリアル!トキワ荘通りで「レトロ家電だョ!全員集合」開催中。三種の神器や体験型展示も

昭和100年メモリアル!トキワ荘通りで「レトロ家電だョ!全員集合」開催中。三種の神器や体験型展示も

東京都豊島区の「トキワ荘通り昭和レトロ館」にて、企画展『レトロ家電だョ!全員集合』が2026年2月15日まで開催されています。昭和30年代の「三種の神器」をはじめとする懐かしの家電が集結。再現されたダイニングや洗濯体験ワークショップなど、見て・触れて・楽しめる、世代を超えて昭和文化を体感できるイベントです。


サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの出版事業第1号であり、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏の初市販詩集『詩集 愛する歌』の復刻が決定。1966年の初版本を忠実に再現し、2026年4月1日に発売されます。NHK連続テレビ小説「あんぱん」でも注目を集める本作は、やなせ氏とサンリオ創業者の絆から生まれた伝説の一冊です。