ネオジオにX68、そしてSFCへ移植、しかし・・・

1993年 年末時期にネオジオに移植、その半年後にX68000とスーパーファミコンへ移植し、
すぐさまネオジオCDとゲームギアにも移植、そして移植開始から、わずか1年でPCエンジンにまで移植を拡大させた国民的大ヒット格闘ゲームである・・であった・・・であったはずでした。
このゲーム、移植SFC版に関して、国民からは非難の声が殺到してしまったのでした。前作「餓狼伝説」SFCに移植していたのもTAKARAでしたが、これに関してはアーケード移植とは思えない完全な完膚無き別物の扱いを受けていました。それにも関らず今回の移植もやはりTAKARAでした。当時のSFCソフトの価格は1万円前後でした。今回こそはと期待を込めて買った人、前作の駄作ぶりを知らずに買ってしまった人、ともに口をそろえて「金返せ!」と言わんばかりの駄作ぶりであったと、記されていました。

概要です


主なキャラクター紹介

テリー・ボガード[Terry Bogard]
ギースに暗殺されたジェフ・ボガードの息子(血はつながっていない)。マーシャルアーツと父譲りの喧嘩拳法を使う。

アンディ・ボガード[Andy Bogard]
テリーの弟で骨法の達人。師は舞の祖父・不知火半蔵。

ジョー・ヒガシ[Joe Higashi]
「嵐を呼ぶ男」の異名を持つムエタイチャンプ。名前を日本式に書くと「東丈」。
もともとは、この3人がメインのゲームでしたね。

チン・シンザン[Cheng Sinzan]
香港でトップクラスの財力を持つ大金持ちの太極拳使い

キム・カッファン[Kim Kaphwan]
正義を重んじ決して悪を許さないテコンドーの師範。『餓狼2』よりもさらに性能が強化された。特定の条件を満たすと、一部の背景で空を飛ぶ彼の姿を見ることができる

タン・フー・ルー[Tung Fu Rue]
ジェフとギースとチンの師匠で中国拳法「八極聖拳」の達人。超必殺技「旋風剛拳」で自身の筋肉を巨大化させるが、これは気の力が見せる幻影である

ビリー・カーン[Billy Kane]
三闘士の一人。ギースの側近で三節棍棒術の達人。前作では(実は)生きていたギースの命令で、クラウザーの部下に成りすましたスパイであった。

不知火舞[Mai Shiranui]
不知火流忍術を駆使して戦う巨乳のくの一。アンディに惚れている。細かい変更点は装束の色が桃黄から赤白になり、体力ゲージの隣の顔が描き直された

リョウ・サカザキ[Ryo Sakazaki]
隠し要素的なキャラとして登場。おなじみ「龍虎の拳」の主役の一人です。
隠し要素は満載です。
全てのキャラを1度も負けずに倒すと、クラウザーの後にリョウ・サカザキがでてきます。

電源を入れて、TAKARAのロゴマークが表示されている間に下、右下、右、右下、下、左下、左+Xと入力するとタイトル画面の餓狼伝説の文字が青くなっている。すると、リョウ・サカザキが使用できるようになる。
<遠距離空中投げ>
山田十平衛を使って、対戦相手をビッグ・ベア、ローレンス・ブラッド、ギース・ハワード、リョウ・サカザキの誰かにする。そして、同一ライン上で相手がジャンプしているとき、十平衛がジャンプしてAを押す。
すると、相手との距離にかかわらず空中投げを決められる。
<一気に最後面の手前までいく>
1:コントローラーを2つさす
2:戦闘が始まったら、2コンで乱入する。
3:戦っていた敵キャラを2コンで撰ぶ。
4:1コンでそいつを倒し、またストーリーモードに戻る。
5:すると相手が変わっているので、また同じことをする。
結果:繰り返せば最後面の手前まで行く事が出来る。
<簡単技出し法>
やり方は強キックボタンを5秒以上押しっぱなしにするだけ。(ビッグベア以外のキャラで可能)
押し続ける時間によってでる技が変化する。
<安全技出し法>
試合中にポーズをかけている間もため技のコマンドを入力できる。(ポーズを解いたら発動する)
これを上の簡単技出し法と組み合わせると無敵になれる。
多彩な必殺技も見どころです!

あの有名な、覇王翔吼拳です。


あの有名なパワーゲイザーです!

クラウザー最強のため技、カイザーウェイブ !!避けれるのか!?
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皆さんの声
まとめます。
スーパーファミコンへの移植を考えるとグラフィック面ではかなり頑張っているようにも思えなくはないでしょう。しかし、コマンドを受け付けづらいという良くない操作性やゲームエンジンの性能が悪い点も評価を下げてしまっているのが残念で仕方ありません。
作り手の熱意や気づかいが全く感じられない作品とまで言わしめた、伝説のクソ格闘ゲームというレッテルを貼られてしまっているのです。当時、一番普及していたハードで完成度が低いと感じられてしまった要因の一つに、ストリートファイターⅡという存在があったことが、もっともな理由になるのかもしれません。
でも、SNKのすごいところは、この多彩な必殺技を考え出したことにあるのではないかと思います。
出した時の、出せた時のうれしさは、アーケード時代から変わりないものであると思います。
機会があったら、くそげーなどとは言わず、是非プレイしてみてください!