最終回ネタバレ
セーラは、父の所有していたダイヤモンド鉱山の成功と父の遺産のこと、また父の盟友であるクリスフォード氏が後見人になるためにセーラを探していたことを知る。セーラは、父の遺産とダイヤモンド鉱山の発掘経営権の半分、また、後継ぎのいないクリスフォード氏の莫大な財産をも譲り渡されるダイヤモンドプリンセスとして返り咲いたのだった。
一方、ミンチン学院長は、自分のしでかした過ちと、そのことで金持ちになったセーラを永遠に失ったショックで放心していた。
そこへ、セーラがクリスフォード氏と共に訪れ、学院に多額の寄付を願い出たのだった。
セーラは、学院の使用人として働くベッキーが自分の専属メイドとして働けるよう、学院の使用人としての雇用を解かれることを条件に、寄付を願い出たのである。
元よりも、さらに大金持ちになったセーラは、もう自分のことなど忘れてしまっただろうと思っていたベッキーは、セーラの申し出に大感激し、二人は別れのない再会を喜び合う。
また、セーラの学院での学業継続が、全生徒に告げられ、すべての寄宿生がセーラの学院での復学を喜び、これまでさんざんセーラに嫌がらせをしてきたラビニアさえも、遂にセーラを認めるのだった。
すべてが元通りになると、セーラは学友たちに数か月後の帰国を約束し、両親のお墓参りなどをするために、インドへと旅立つ。その船旅には、クリスフォード氏とベッキーが同行し、また、セーラの腕には、どんなときも心の友だった、人形のエミリーがしっかりと抱かれていた。
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