昭和100年の節目に贈る「時空を超えた旅」の提案
海外旅行ガイドの代名詞として知られる『地球の歩き方』が、またしてもユニークな目的地を選びました。これまで「江戸」や「卑弥呼」といった歴史テーマを取り上げてきた人気シリーズの第3弾として登場したのは、なんと『昭和レトロ』です。2026年は、昭和元年から数えてちょうど100年目にあたる記念すべき年。このタイミングで発売された本書は、物理的な移動だけでなく、時間軸をも超える「レトロ探訪の旅」を提案しています。
本書のコンセプトは、昭和という激動のエネルギッシュな時代を、まるで異国を旅するかのように楽しむこと。博物館やテーマパークといった定番スポットはもちろん、路地裏に残る古い町並みや、当時から変わらない佇まいの純喫茶までを網羅しています。「地球の歩き方」ならではの徹底した取材力と情報量は健在で、単なるノスタルジーに浸る写真集ではなく、実際に足を運んで体験するための実用的なガイドブックとして機能する点が最大の特徴です。
「地球の歩き方 歴史時代シリーズ」第3弾となる『昭和レトロ』
昭和グルメからサイケな裏表紙まで!凝縮された時代の空気
レトロ探訪の旅を満喫するための情報が満載!
誌面を彩るのは、見ているだけでお腹が空いてくるような「昭和グルメ」の数々です。ナポリタンやオムライスといった洋食の歴史的背景から、今も愛され続ける老舗の名店までを厳選して紹介。さらに、駄菓子屋やオートスナック(自動販売機コーナー)といった、昭和の食風景を今に伝える貴重なスポットも収録されており、味覚を通じたタイムスリップを楽しむことができます。
また、ビジュアル面でのこだわりも満載です。スーパーカーや家電製品、おもちゃといった当時の生活を彩ったアイテムが多数掲載されているほか、本のカバー裏(表紙の裏側)には、昭和感全開の「サイケデリック柄」を採用するという遊び心も。これは「うっかりタイムスリップしても令和人だとバレないように」という、編集部なりのユーモラスなタイムスリップ対策だそうです。こうした細部へのこだわりが、読者をより深く昭和の世界へと引き込みます。
心が躍る昭和グルメの人気店を厳選!
世代を超えて会話が弾むコミュニケーションツール
カバー裏面は、昭和感全開のサイケデリック柄を採用
この『昭和レトロ』は、読む人の世代によって全く異なる楽しみ方ができる一冊です。リアルタイムで昭和を生きた世代にとっては、自身の青春時代を振り返り、記憶の扉を開く鍵となります。一方で、昭和を知らないZ世代や若い層にとっては、カラフルで新鮮な「ネオ昭和」カルチャーを体験するための教科書として機能します。
家族旅行の計画を立てる際に、親御さんが「昔はこんな場所があったんだよ」と語りかけ、お子さんが「このデザイン可愛い!」と反応する。そんな世代を超えた会話を生み出すコミュニケーションツールとしても最適です。次の休日は本書を片手に、身近に残る「昭和」を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。そこには、忘れかけていた温かさと、新しい発見が待っているはずです。
昭和の風景、家電、乗り物、駄菓子、喫茶店、カルチャーまで、懐かしさと発見が詰まった昭和レトロの完全ガイド。全国の昭和スポットを旅するように楽しめる保存版。あの時代を知らない世代には新鮮な驚きを、知る世代には懐かしい思い出を呼び起こす一冊。