レコード盤のノイズまで聴こえてきそう…!日本クラウンが発掘した「昭和歌謡」の宝石箱
おい、昭和世代の皆さん、ちょっと聞いてくれ。我々の青春時代、あの熱気溢れる昭和のミュージックシーンを彩った「秘宝」が、今、ネットの海に解き放たれたぞ!
日本クラウンがこの度、「昭和歌謡復刻シリーズ」という、たまらないプロジェクトをスタートさせた。1963年(昭和38年)の創立以来、世に送り出された膨大な楽曲の中から、特に我々が一番熱かった昭和40〜50年代の歌謡曲に焦点を当て、デジタル配信商品として復刻するアーカイブプロジェクトだ。
そして今回、その第1弾として、なんと全43作品が一挙に配信解禁になったというから、これはもう、晩酌のBGMにするしかないだろう!
昭和レトロ 歌謡秘宝館
ムード歌謡、GS、青春ポップ…「あの娘」の曲が蘇る
我々が学生だった頃、ラジオやテレビの歌番組にかじりついていたあの時代の空気が、曲名を見るだけでブワッと蘇ってくる。
今回配信解禁されたラインナップを見ても、当時の混沌とした、だが熱い音楽シーンの片鱗がうかがえる。
例えば、
環ルナ「ブーガルー・ダウン銀座」:ムードとリズムが入り混じる、ちょっと背伸びした銀座の夜が目に浮かぶようだ。
泉アキ「恋はハートで」:グループ・サウンズ(GS)の勢いを背景に、弾けるような元気な歌声が眩しい。
城野ゆき「マイ・ダーリン東京」:都会の片隅で、若者が抱えていたほろ苦い恋の歌だろうか。
泉アキなんて言えば、『スター誕生!』や当時のテレビ番組で、キュートな笑顔とパンチのある歌声で人気を博していたのを覚えている人も多いはずだ。彼女の「夕焼けのあいつ」なんて曲名を聞くだけで、ちょっと切ない、甘酸っぱい記憶が蘇ってくる。
松平マリ子の「青春がギラギラ」なんて、タイトルからして当時の若者の熱量が伝わってくるじゃないか。響かおるの「太陽がこわいの」、原田糸子の「ヴェニスの恋」…。どの曲も、その時代を懸命に生きた歌い手たちの息遣いが感じられるようだ。
昔のレコードプレーヤーを引っ張り出すのは大変だが、スマホで手軽に、あの頃の音楽が聴ける時代になったんだ。便利なもんだね。
環ルナ
泉アキ
ジャケット写真も必見!「昭和レトロ」なデザインに胸熱
さらにこのプロジェクトの憎いところは、「目でも楽しんでほしい」という心意気だ。
配信された各作品には、当時の時代を感じさせる昭和レトロなジャケット写真がそのまま使われている。
今見ると、その色使い、フォント、モデルのポーズ…全てが強烈に個性的で、一種のアート作品だ。ジャケット買いなんて文化があった頃の、作り手の熱意と時代のエッセンスが凝縮されている。ああ、あのレコード屋の棚の匂いまで蘇ってきそうだ。
昔、気に入ったレコードのジャケットを部屋に飾っていた、なんて経験をした人もいるんじゃないか?あの時代の「かっこいい」が、今また新しい世代には「レトロでクール」として響いているというから、歴史は繰り返すものだ。
城野ゆき
YouTubeチャンネル「昭和レトロ 歌謡秘宝館」も同時開設!
そして、我々が今すぐチェックすべきなのが、プロジェクトと連動して開設されたYouTubeチャンネル「昭和レトロ 歌謡秘宝館」だ。
ここでは、配信解禁された全楽曲の「オフィシャルオーディオ(公式試聴動画)」が公開されている。つまり、YouTubeで手軽に、当時の音源をチェックできるというわけだ。
ちょっとコーヒーでも淹れて、チャンネルを開いてみてほしい。懐かしいメロディと、少しノイズの乗ったような奥ゆかしい音質が、きっとあなたをあの頃の青春時代へ連れ戻してくれるだろう。
今のJ-POPももちろん良いが、我々の魂には、あの時代の歌謡曲が染み込んでいる。若手ミュージシャンたちも、最近はシティポップだ、昭和歌謡だと、ルーツを遡っているという話だ。
この「昭和歌謡復刻シリーズ」は、我々にとってのノスタルジーであると同時に、日本の音楽の深みを知る貴重なアーカイブだ。あの頃の自分と、今の自分をつなぐ、最高のタイムカプセル。
よし、今夜はビール片手に、YouTubeで「昭和レトロ 歌謡秘宝館」をはしごしてみるか!
The Lost Masterpieces of Showa Kayō: Hidden Gems Unearthed! Welcome to a special collection of Showa Kayō, where music was the heartbeat of the nation (1965s - 1980s). While the major hits defined the era, a wealth of incredible songs—true hidden gems and secret treasures—remained tucked away. After fifty years, we are unearthing these forgotten classics, allowing their brilliant melodies and timeless lyrics to finally capture the spotlight! Experience the true depth and soul of Japan's golden musical age.