手塚治虫も認めた「レジェンド」が描く自伝的コミック
1948年2月12日生まれ。長野県出身。1966年に少女漫画誌『りぼん』(集英社)にて『ヤッコのシンドバット』でデビュー。画業60周年を迎えてなお現役。『週刊女性』にて『ペンにりぼんを』を連載中。
著者:井出智香恵(いで・ちかえ)
1960年代の少女漫画黎明期にデビューし、現在に至るまで第一線で活躍し続ける漫画家、井出智香恵(いで・ちかえ)。画業60周年を迎え、78歳となった今なお月間100ページ以上の原稿を描き上げるという、まさに「生ける伝説」とも言える彼女の自伝的コミック『ペンにりぼんを』の最新第3巻が、2026年1月30日に株式会社主婦と生活社より発売されました。
本作は、戦後の長野県で生まれ育った少女が、漫画家という夢を追いかけて上京し、幾多の困難を乗り越えてスターダムへと駆け上がっていく姿を描いた物語です。しかし、単なるサクセスストーリーではありません。そこには、女性の社会進出がまだ難しかった時代の空気感や、家族を養うためにペン一本で戦い続けた一人のクリエイターの壮絶な生き様が、圧倒的なリアリティを持って刻まれています。
漫画黄金時代の舞台裏と巨匠たちとの交流
井出氏のキャリアを語る上で欠かせないのが、昭和の漫画黄金時代を彩った巨匠たちとの交流です。大ヒット作『ビバ!バレーボール』でスポ根ブームを牽引した彼女は、「マンガの神様」手塚治虫氏にその才能を認められた数少ない作家の一人でもあります。本作の中では、手塚氏をはじめ、永井豪氏、さいとう・たかを氏、藤子不二雄氏といった伝説的な漫画家たちとの知られざるエピソードが、当時の熱気と共に鮮やかに蘇ります。
また、近年ではGUCCIとのコラボレーションや、大英博物館での原画展示など、海外でも高く評価されている井出氏。その画力は年齢を重ねるごとに円熟味を増しており、昭和・平成・令和と時代を超えて愛される「本物の技術」を、この自伝的作品でも存分に堪能することができます。
「ペンにりぼんを3巻」表紙
国際ロマンス詐欺被害も「ネタ」にする不屈の精神
井出智香恵という作家の凄みは、私生活における壮絶な体験さえも創作のエネルギーに変えてしまう点にあります。彼女は近年、国際ロマンス詐欺の被害に遭い、約7,500万円という巨額の財産を失うという衝撃的な事件を経験しました。しかし、彼女はその絶望の淵で筆を折ることはありませんでした。「これもマンガのネタにする」と宣言し、自身の体験を赤裸々に作品へと昇華させています。
『ペンにりぼんを』シリーズは、そんな彼女の「転んでもただでは起きない」強靭な精神性が貫かれた作品です。代表作『羅刹の家』などで人間のドロドロとした愛憎を描き続けてきた「レディコミの女王」だからこそ描ける、綺麗事だけではない人生の光と影。それは、現代を生きる私たちに「どんな状況からでも立ち上がれる」という強い勇気を与えてくれます。
人生に「遅すぎる」ことはないというメッセージ
第3巻では、デビュー後の多忙な日々や、漫画家としての葛藤がより深く描かれていきます。78歳にして現役バリバリの「怪物」漫画家が放つメッセージは、昭和を知る世代には懐かしさと共感を、そして若い世代には「最強のシニアの生き様」として新鮮な衝撃を与えることでしょう。
人生100年時代と言われる現代において、井出智香恵の生き方は一つの希望です。電子書籍での配信も行われているため、スマホやタブレットで気軽にこの熱いドラマに触れることができます。全マンガファン、そして今を懸命に生きるすべての人に読んでほしい、魂の一冊です。
総合芸能プロダクション「カロスエンターテイメント」-井出智香恵(漫画家/レディコミの女王) プロフ-
https://kallos-entertainment.com/?ac=proe&id=414井出智香恵(漫画家/レディコミの女王):東京都港区六本木の総合芸能プロダクション「カロスエンターテイメント」トップページ,タレント(女優・俳優・歌手・アーティスト・お笑い・アイドル・文化人・アスリート)のマネジメント・プロデュース・プロモーション。会社概要・所属タレント・モデルのご紹介。タレント・モデルの募集