黄泉がえりのあらすじ

熊本県で暮らし役場に勤める葵(竹内結子)は、幼馴染だった恋人俊介(伊勢谷友介)を海の事故で失っていました。
同じく葵の幼馴染の平太(草彅剛)は厚生労働省の役人ですが、故郷で起こっているある不思議な現象の調査の為に葵の住む町に戻ってきます。
その現象とは、死んだはずの人が戻ってくるという物だったのでした。
老母のもとに帰ってきた、数十年前に亡くなったはずの少年カツオに話を聞きに自宅を訪れた平太は、カツオの話を嘘ではないと信じます。
他にもケンカの仲裁に入って亡くなってしまったラーメン屋の店主(哀川翔)や、老夫婦の亡くなった妻、そしていじめを苦にして自殺した少年(市原隼人)は、なんと自身の葬儀中に現れるのでした。
子供が帰ってきて、妻が帰ってきて、夫が帰ってきて幸せそうな人たち。
この現象を調査しようと、黄泉がえった人々は精密検査を受け、そして更に大きい病院で検査を受けるために電車に乗りますが、途中で全員消えてしまいます。
黄泉がえりは一定の地域に残る現象であること、そして死者の復活を望んでいる人の前に現れることなどがわかりました。
いじめを苦にして自殺した少年は、同級生の直美(長澤まさみ)の前に現れたのです。
そう、直美はひそかに少年に思いを寄せていたのでした。
葵は今でも恋人を失った悲しみから立ち直っておらず、医師(田中邦衛)のカウンセリングを受けているシーンがあります。
2003年当時に観たときは、田中邦衛さんの優しいお顔と話し方に癒されたけれど、あまり印象には残っていませんでした。
でも最近久しぶりに「黄泉がえり」を観て、いまは亡き2人(竹内結子さん、田中邦衛さん)のシーンが、すごく懐かしく尊く感じました。
竹内結子さんの親しみやすいけれど透明感のある美しさと、優しい人柄がにじみ出る田中邦衛さんの二人のシーンは今ではとても貴重に思えます。
黄泉がえりで二人に会えたような、不思議な感慨を抱きましたね。
調査を進めてきた平太は、黄泉がえりの二つの条件に気付きます。
それは、亡くなった人への強い思いがあること。
そしてもう一つは、身体の一部がエリア内にあることの2点でした。
葵も亡くなった恋人の俊介も会えるのでは?と期待しますが海の事故で亡くなった俊介の身体がありません。
ある日「そろそろ終わりだ」という声が蘇った人達に聞こえ、その声は葵にも聞こえ、自分が自動車事故で亡くなったことを思い出したのです。
平太に会う前に乗せてもらった自動車が峠で転落し、実はすでに葵は亡くなっていたのでした。
そのことを知った平太は、最後に葵の望みを叶えるために、俊介を黄泉がえらせることを決意します。
でも臓器のドナー登録をしていた俊介の検体があることに気付いた平太は、検体を手に入れました。
俊介が好きだったアーティストのRUI(柴崎コウ)は、ずっと歌を歌っていませんでしたが、久しぶりにライブが開催されることになりました。
恋人が亡くなってから歌うことをやめていたRUIですが、恋人が黄泉がえりまた歌を歌い始めたのです。
ライブ会場で葵と平太は会う約束をしますが、平太は大渋滞に巻き込まれてしまいます。
車を乗り捨てて、葵のもとに走る平太…。
果たして俊介は黄泉がえることが出来るのか?
そして…葵の本当の気持ちとは…。
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主演の草彅剛さんや、竹内結子さん、そして脇を固める田中邦衛さんたちの演技も素晴らしいのですが、柴崎コウさん演じるRUIが歌う「月のしずく」が切なくて胸を打つのですよね…。
亡くなってしまった愛する人に再会出来たら、とても嬉しいと思います。
言いたかったこと、してあげたかったことなど誰しも後悔が残っているでしょう。
黄泉がえりは、そんな生者に与えられたチャンスなのでしょうか。
全編に漂う優しさと切なさが涙を誘う名作「黄泉がえり」
ぜひ観て欲しいです!
まとめ
今回は「懐かしい!今は亡き竹内結子や田中邦衛などが出演する名作映画「黄泉がえり」」についてご紹介しました。
映画も本当に素晴らしいのですが、今は亡き竹内結子さんと田中邦衛さんのシーンが懐かしく胸を打ちます。
何度も観たくなる映画ですね!