北先生
北先生は、金八先生が松ヶ崎中学に赴任している間(第2~4の間)に桜中学に赴任してきた社会科の先生。職員室のムードメーカー的存在です。
他の先生は金八先生に対して批判的か、味方かどっちかという感じでしたが北先生はどちらの一面もありました。現実主義者なので金八先生のやり方には苦言を呈することもあります。ですが、実力は認めていて、熱く擁護する時もあります。その時々で判断しているという感じですかね。それが正しい付き合い方だと思います。金八が辞表を出した時にはそれを止めたり、戦友というようないい関係なのではないでしょうか。
第4シリーズでは生活指導主任兼務。第8シリーズからは副校長に就任しています。義母が病気を抱えていたり、娘がギャルになってしまったりと家庭環境も描かれていますね。
第5シリーズでは、3年C組を担当。B組の担任が途中から金八に変わったことで、金八の息子、幸作がC組に移動になります。たった半年しか受け持っていないのですが、北先生と幸作は恩師と教え子としてその後もいい関係を築いているようです。
口癖は「廊下は走らない!!」。口うるさい印象も強い先生ですね。
本田先生
第4シリーズから登場する養護教諭の本田先生は高畑淳子さんが演じていました。サバサバした性格ですが優しく、生徒からも信頼を受けています。
北先生と同様、金八先生が松ヶ崎中学に赴任している間に桜中学に赴任してきました。そのため、第4シリーズでは少し距離があったのですが、第5シリーズからは金八先生のよき理解者、相談役として登場していました。本音で突っ込みながら言い合える2人の関係はとてもいいなと思っていました。なんだか、熟年夫婦のような感じでしたよね。ですがいつでも金八の味方という訳ではなく時にはあきれていたりするところもよかったです。
金八先生の妻である天路先生とも面識があり、第1シリーズの「愛の授業」のことも知っているそうです。そして第5シリーズでも「愛の授業」を行います。その時は自分の性体験を話し、「過激な性教育」だとも言われました。日ごろから遊び半分で性行為をしようとする生徒たちには厳しい態度で接していました。
遠藤先生
第5シリーズから登場する理科の教師。山崎銀之丞さんが演じています。いつから桜中学に赴任してきたのかははっきりわからないのですが、金八の娘・乙女が中学を卒業してからのようです。
はじめは無気力な教師だったのですが、文化祭でソーラン節を指導したことから熱血教師に変わっていきます。第6シリーズ以降から見た人は、はじめは無気力だったとは思わないでしょうね。
本屋への出向や「夜回り隊」など校外でも積極的に活動しています。
ソーラン節の時に坂本家を訪れ、乙女に出会います。乙女に夕食をごちそうになったこともあり、一目ぼれ。それ以降坂本家によく入り浸っていて、金八のことを勝手に「お義父さん」と呼ぶので金八は乙女に会わせないようにしていましたね。
遠藤先生と乙女は付き合うこともなく、乙女は「変な先生」と言っていました(悪い意味ではないですが)ファイナルでは乙女は別の人と結婚しています。
酒癖が悪く、泥酔したり二日酔いで学校に来たりと何かと問題がある先生でしたね。
第8シリーズでは3年A組担任、兼主幹教諭、生活指導主任になり金八先生と対立するなど、トラブルメーカー的な感じは少なくなってきました。
ファイナルでは荒谷二中の教頭に就任しています。
和田校長・千田校長
第5シリーズの校長は和田校長でした。学校内にデイサービスセンターを開設させる、ルーズソックスや女子のズボンの着用を認めるなどなかなか改革をしてきた校長ですね。
金八の実力を買っていて全面的に信頼していますが、トラブルが起こった時は厳しく対処していました。
第6シリーズ1回目で教育長が亡くなったことで後任の教育長に。代わりにやってきたのは千田校長です。
千田校長は第6、第7シリーズ時の校長です。短気で頑固な性格で、学力低下を危惧して形態の持ち込みを禁止したり、行き過ぎるジェンダーフリーに歯止めを止めようとしたり、保守的というか古いタイプの校長でした。ですが、発達障害については理解があるという一面もあったので根は悪い人ではなさそうです。
もちろん金八とも対立。デイケアセンターとも対立していましたね。千田校長と和田校長は旧知の仲だったのですが、2人に平等に接してくれていました。
第7シリーズ序盤で狭心症の発作で倒れてしまいます。色々とストレスを抱えていたのだとか。自己流のリハビリをしていて入院期間が延びてしまい、結局は後任の民間校長が赴任し、桜中学に戻ってくることはありませんでした。ちょっと切ない最後でしたね。
八木先生
音楽の八木先生は第4シリーズから第7シリーズまで登場しています。といってもコンスタントに出演するわけではなく、毎回文化祭と卒業式の回のみ出演していました。ゲスト出演・友情出演的な感じでしたね。
演じているのは第3シリーズからファイナルまでドラマの音楽を担当していた城之内ミサさん。挿入歌作編曲や歌唱も担当していたんですよ。テレビドラマや映画の音楽を数多く作曲されてきた方ですが、実際に出演したのは珍しいケースです。