鶴見辰吾

名前:鶴見辰吾
生年月日:1964年12月29日
出身地:東京都港区
身長:176㎝
血液型:A型
所属事務所:ホリプロ
小学生の頃は宝塚歌劇団が大好きで「いつか同じ舞台に立ちたい!」と思っていたという鶴見辰吾さん。
12歳の頃にドラマ「竹の子すくすく」(1977年12月1日~1978年4月20日 テレビ朝日系)のオーディションで、2582人の応募者の中から片平なぎささん演じるヒロインの弟役に選ばれ芸能界デビューされました。
以降、現在まで数え切れないほどの作品で善人から悪役まで幅広くこなす俳優として大活躍されています。
また、プライベートでは自転車好きとしても有名。
多い時は月間2000km以上も走るんだとか!
さらに、50歳からフルマラソンに挑戦した他、ゴルフも大好きということで、かなりのスポーツマンなんですよ。
「3年B組金八先生」でブレイク

12歳で俳優デビューをした鶴見辰吾さんが一躍有名となった作品といえば「3年B組金八先生」ではないでしょうか。
鶴見辰吾さんは宮沢保役で出演されました。
杉田かおるさん演じる浅井雪乃と恋におち、やがて雪乃の妊娠が発覚。
中絶するよう説得する先生と、出産することを決意した雪乃、雪乃の決断によりお腹の子の父親なる決断をする保の様子が描かれました。
中学生の妊娠・出産というテーマを扱った「3年B組金八先生 第1シリーズ」。
今から40年以上前につくられたドラマとしてはなかなか衝撃的な内容でしたね。
大映ドラマの常連として活躍!
20代の頃の鶴見辰吾さんといえば、大映ドラマ!
大映ドラマの常連としていろいろな作品でメインキャストとして出演されていました。

大映ドラマの初期の作品だった「高校聖夫婦」では、いとうまい子さん演じるヒロインとカモフラージュ結婚に踏み切る高校生・安西俊として出演。

「スクール☆ウォーズ」では、名村直役で出演。
家に縛られるのを嫌い自由奔放に生きている青年ですが、実は大財閥・名村グループ総帥の息子という役どころでした。
音楽好きで、ロックバンド「黒騎士」ではリーダー兼ボーカルを担当。
ラグビー部のマネージャー、山崎加代(岩崎良美さん)に一目惚れしてプロポーズします。

「乳姉妹」では、巨大企業・南部開発の会長夫妻に養子として引き取られた大丸雅人役で出演。
正義感が強くやさしい性格で、このドラマのヒロインである大丸千鶴子(伊藤かずえさん)、松本しのぶ(渡辺桂子さん)から慕われている存在。
一方で、養子という立場でありながら巨大企業の跡取りとしても期待され、常にプレッシャーと戦っているという役どころでした。

「ポニーテールはふり向かない」では、主人公・ミッキー(伊藤かずえさん)が結成したロックバンド「ザ・バンデージ」のメンバーでギタリストの名倉邦男役として出演。
医大に通う大学生で、お金持ちのお嬢様たちを騙しては金を巻き上げており、自分最優先で空気を読まない男。
田丸晃(松村雄基さん)とは、ミッキーをめぐって恋のライバルになります。
大河ドラマで全5役を演じる

5作品もの大河ドラマ出演している鶴見辰吾さん。
大河初出演となったのは14歳の時に出演した「草燃える」。
源頼朝を石坂浩二さん、北条政子を岩下志麻さんが演じられた本作で、鶴見辰吾さんは、郷ひろみさん演じる二代将軍・源頼家の少年時代として出演されていました。

中村橋之助さん(現・中村芝翫さん)主演の「毛利元就」では、毛利元就に対して、父・桂広澄(草刈正雄さん)の敵という理由から復讐心を燃やすも、やがて毛利元就の重臣となり活躍する桂元澄役で出演されました。

滝沢秀明さん主演の「義経」では、渡哲也さん演じる平清盛の三男、平宗盛役として出演。
壇ノ浦の戦いで敗れた後、鎌倉に送られ義経により処刑されてしまいます。

妻夫木聡さんが主人公・直江兼続役を務めた「天地人」では、吉川晃司さん演じる織田信長に重臣として仕えた明智光秀役として出演されました。
明智光秀といえば本能寺の変。最後は非業の死を遂げています。

岡田准一さんが黒田官兵衛役で主演を務めた「軍師官兵衛」では、毛利家の重臣であり毛利元就の三男・小早川隆景役として出演。
豊臣軍と激しく対立するも、和睦の過程で秀吉軍の軍師である黒田官兵衛の実力と人間性に触れ、お互い認め合うようになっています。
いい人?悪い人?

映画「GONIN」(1995年9月公開)で暴力団の若頭を演じたことをきっかけに、悪役で登場することも多くなった鶴見辰吾さん。
ドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(2021年7月4日~9月12日 TBS系)では、救命救急組織「TOKYO MER」を、あらゆる手段を使って潰しにかかる悪役として出演されていました。
その時の印象が強かったのか、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」に出演された時は、ヒロインに力を貸すいい人役で出演されていたにも関わらず、SNSでは、
「まだ善人か悪人か見極められない」
「どっちの鶴見辰吾?」
といったコメントで盛り上がったんだそうですよ。
目標は卵?
デビュー以来、メインキャストから脇役まで幅広く演じている鶴見辰吾さん。
警察官、医師、弁護士、政治家だったり、メインキャストの方のお父さん役や上司役で出演されているのもよく見ますよね。
2007年放送のドラマ「有閑倶楽部」で、ケイコという名前のオカマ役で出演されていたことも!
そんな鶴見辰吾さんが目指す俳優像は「卵のような俳優」なんだとか。
焼いても茹でても生でも美味しく、またハンバーグなどのつなぎとしても使える卵。
そんな卵のような主役であっても脇役であっても、多くの場面で使うことができる俳優でありたいと仰っているんです。
これからも、様々な作品で私たちを楽しませてくれることを期待したいですね!