スパーク3人娘って誰だか覚えてますか?

スパーク3人娘って誰だか覚えてますか?

歌唱力抜群の三人、中尾ミエ・伊東ゆかり・園まりの3人。渡辺プロダクションが生んだスパーク3人娘を調べてみました。


3人の娘は誰?

渡辺プロダクションに所属していた中尾ミエ・伊東ゆかり・園まりの3人をスパーク3人娘といいます。

それでは、一人ずつ紹介しましょう。

<中尾 ミエ>
 本名: 中尾美禰子 
 生年月日: 1946年6月6日
 血液型: O型
 1962年「可愛いベイビー」で歌手デビュー。
 同年「可愛いベイビー」でNHK紅白歌合戦に初出場。
 紅白歌合戦は通算8回出場。

母親が「可愛いベイビー♪ ハイ ハーイ♪」と楽しそうに歌っていたの
自分は記憶しています。
テレビで見たというよりは、周りの大人が歌っていたという感じでした。

時々、母親のかけるラジオから「可愛いベイビー」が流れると
今の流行歌のように家族が口ずさむ姿も思い出されます。
当時は、かなり大人の歌手が歌っていたと思っていたのですが、
16歳でデビュー。
そして「可愛いベイビー」がヒットです。
驚きです。

つぎは、
 <伊東 ゆかり>
 本名: 伊東信子 
 生年月日: 1947年4月6日
 血液型: AB型
 1958年(11歳)に映画「戦場に架ける橋」のテーマソング「かたみの十字架/
 クワイ河マーチ」 でデビュー。
 NHK紅白歌合戦通算11回出場。

当時の伊東ゆかりの記憶はないのですが、
女優として活躍されているのは拝見しています。

彼女の驚きの経歴。
「幼少期から進駐軍キャンプで唄い始め」とWikipediaにありました。
そんな昔の人?っと思ってしまいましたが、2021年現在74歳です。
進駐軍は1945年から1958年まで日本に駐留していましたね。

これまた自分の思い出ですが、
伊東ゆかりの曲と言えば「小指の思い出」。
これまた母親が口ずさんでいた歌です。恋のしずくよりも歌っていました。

3人目は、
 <園 まり>
 本名: 薗部毬子 
 生年月日: 1944年4月12日
 血液型: A型
 1960年、NETのオーディション番組「あなたをスターに」で優勝。
 1962年に「鍛冶屋のルンバ」でレコードデビュー。
 翌年(1963年)に中尾ミエ、伊東ゆかりと3人で、「キューティ・パイ・メドレー」
 でNHK紅白歌合戦に初出場。
 紅白歌合戦は通算6回出場。

申し訳ないが、自分は園まりの記憶がありません。
彼女のあらゆる情報を見てみましたが、ちっとも記憶にありません。
ごめんなさい、園まりさん。

クラッシック歌手を目指す童謡歌手であったそうですが、
オーディション番組で優勝を期に歌謡曲デビューされたそうです。
彼女のヒット曲の中に「夢は夜ひらく」とあり驚きました。
だって、「夢は夜ひらく」って岸圭子。

ちょっと話は飛びますが、この「夢は夜ひらく」ってたくさんの方の
バージョンがあるようです。
緑川アコ、藤田功・愛まち子、梅宮辰夫、バーブ佐竹。
気になる方は、検索してみてください。
ちなみに岸圭子バージョンは、「圭子の夢は夜ひらく」みたいですね。

これまた、母親が姑のいびりが辛いときに
「15,16、17とあたしの人生暗かった~♪」なんて歌ってました。
そしてなぜか、自分の兄弟の結婚披露宴で披露したのもこの曲でした。

3人で紅白歌合戦出場

1963年の紅白歌合戦に出場したスパーク三人娘ですが、
曲目が「キューティ・パイ・メドレー」となっていますね。

これは、3人が持ち歌をメドレー形式で歌ったんです。
 伊東ゆかりが「キューティ・パイ」 →
 園まりが「女王蜂」        →
 中尾ミエが「バイ・バイ・バーディ」

当時の3人の年齢が、伊東ゆかり16歳、園まり19歳、中尾ミエ18歳でしたが、
10代とは思えない大人っぽさと歌唱力です。

3人娘としての活動

3人は、1962年から1965年頃まで、3人揃って活躍する機会が多かったようです。
「森永スパーク・ショー」と言うテレビ番組では、3人が司会を務めていました。

また、3人揃って映画に出演したこともあり、
  主演作「ハイハイ3人娘」、「続・若い季節」
  準主演作「若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん」(主演はザ・ピーナッツ)
などがあります。

そして、先に紹介しました紅白歌合戦出場。
3人が揃ってNHK紅白歌合戦に出演したのは、1963年と1964年です。
1963年が「キューティー・パイ・メドレー」、1964年は伊東ゆかりの持ち歌「夢みる想い」
を3人が歌っています。

映画のキャッチコピーが新鮮

1963年1月に、3人が主演の「ハイハイ3人娘」(東宝)。

ミュージカル仕立ての青春映画となっています。
佐伯幸三が監督を務め、渡辺プロダクションからハナ肇とクレージーキャッツや
田辺靖雄らが助演、更に宝塚映画常連の高島忠夫も出演しています。

この映画のキャッチコピーが、「チャオ! 若さいっぱいスパーク娘颯爽登場!」。
「チャオ!」って懐かしい響きです。

さらに1963年6月、3人が準主演の「若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん」(東宝)が
公開されました。

こちらは、主演がザ・ピーナッツ。

監督は「ハイハイ3人娘」の佐伯幸三で、京都の祇園を舞台にしたミュージカル仕立て。
渡辺プロダクションから谷啓、田辺靖雄、梓みちよなや沢リリ子が出演しています。

こちらのキャッチコピーは、「チャオ! 素敵な若さが魅了する青春スパーク喜劇」。
若さ弾けていますね。

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最後に

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