もしかすると「スペンサー・コンフィデンシャル」は原作の方が面白いかも?!70年代に発刊されたスペンサー・シリーズはお勧めですよ。

もしかすると「スペンサー・コンフィデンシャル」は原作の方が面白いかも?!70年代に発刊されたスペンサー・シリーズはお勧めですよ。

2020年、マーク・ウォールバーグ主演による「スペンサー・コンフィデンシャル」が製作されました。ロバート・B・パーカー原作によるこの映画をより楽しむには、やはり原作を読まなくては!原作は最高ですよ。特に70年代に発刊されたスペンサー・シリーズ、これを強くお勧めします!!


スペンサー・コンフィデンシャル

2020年3月6日からマーク・ウォールバーグ主演で米国小説家ロバート・B・パーカーの人気ハードボイルドシリーズ「スペンサー」が映画化されました。

ロバート・B・パーカー、スペンサー。。。小説、それもハードボイルドに興味がない方にとっては何の事やらでしょうね。
スペンサーとはロバート・B・パーカーが生み出した私立探偵です。で、ロバート・B・パーカーとは泣く子も黙り、村上春樹も愛読者というほどの巨匠です。

とはいえ、パーカー作品は人気の割には余り映像化されていないんですよね。なので、その巨匠の作品の映像化ということで盛り上がるところでは盛り上がったわけです。
パーカー作品の映像化というと1980年代に「私立探偵スペンサー」として3シーズンにわたって放送され、1993年に「私立探偵スペンサー 儀式」と言う映画があるくらいではないでしょうか。

監督: バージル・ボーゲル
監修: ロバート・B・パーカー
出演: ロバート・ユーリック/エビリー・ブルックス/バーバラ・ストック

私立探偵スペンサー

ロバート・B・パーカーを、スペンサーを少しでも多くの方に知ってもらいたい!ということで、70年代に刊行されたスペンサー・シリーズを紹介します!!

ロバート・B・パーカー

私立探偵スペンサーを主人公にしたスペンサー・シリーズは、全部で40作品あります。
生み出したロバート・B・パーカーは、1932年アメリカ生まれでスペンサーさながらのナイスガイです。おそらく、今後誰にもまねのできない、金字塔を打ち立てた作家といえるでしょう。
ただ、残念なことに2010年1月18日、心臓発作を起こし急死しています。

実はこのスペンサー・シリーズ、ロバート・B・パーカーの死後はエース・アトキンスという作家が引き継いでいるんです。映画「スペンサー・コンフィデンシャル」は、かなりポップでコミカルなのですが、それはパーカーではなくエース・アトキンスの作風を基にしているためと言われています。

ポップでコミカル。う~ん、まぁ、それはそれで良い。しかし、オリジナルの素晴らしさを知るには小説を読んでもらうしかないということになります。

ゴッドウルフの行方

小説を読まない方に小説を勧めるというのは、なかなか難しいですねぇ。それもハードボイルド。難しいなぁ。読書好き、ハードボイルドは特に!という方はとっくに読んでいるに違いないスペンサー・シリーズですが、読書は嫌いという方にこそ是非とも読んでもらいたいんですよね。特に70年代に刊行された7作品、これがもう絶品なんですから。

ということで、1973年に刊行されたシリーズ第1作「ゴッドウルフの行方」から行ってみましょう。
ハードボイルドを確立した作家といえば、それはもう泣く子も黙るレイモンド・チャンドラー。多くの同業者、作家志望者たちに多大なる影響を与えました。若き日のロバート・B・パーカーも例外ではなく、パーカー曰く「第1作目と第2作目の半分」はレイモンド・チャンドラーの影響下にあったと語っています。
なので、この作品はシリーズの中でも感じがちょっと違うんですよね。

刊行:1973年

ゴッドウルフの行方

このシリーズの大きな魅力は、スペンサーを中心とした登場人物たちの会話にあります。しゃれているというか、ユーモアがあるというか、面白いんですよ。なので読みやすいということでもあります。て言うか、スペンサーがようしゃべるんです。
そして料理。自分でも作りますし、外食もバンバンしていて描写が細かいので思わず食べてみたくなります。例えばノース・ショアというところまでわざわざ買い行った自家製のドイツ・ソーセージから出る油で緑のリンゴを一緒に炒め、フランスパンにソーセージを6本もはさんで食べたりしています。この作品では貝柱を利用したフランス料理のスカラップ・ジャック、サブマリン・サンドウィッチ、スパニッシュ・オムレットなどなど色々と出てきて楽しませてくれます。
スペンサーが大食漢なのか、アメリカ人は皆そうなのかは分かりませんが、スペンサー、よく食べます。マックのハンバーガーを6個買ってきて一人で食べてますしね。

誘拐

1974年刊行の「誘拐」。まだ半分ほどはレイモンド・チャンドラーの影がちらつくという2作目ですね。残りの半分にはロバート・B・パーカーのオリジナリティが顔を出しているということになるわけですが、それは登場人物にも表れているかと思います。何と言っても「誘拐」は、シリーズのヒロイン、スーザン・シルヴァマンの初登場作として知られています。

刊行:1974年

誘拐

スーザンをはじめとして登場人物がレギュラー化していくのですが、それもまたスペンサーシリーズの面白さのひとつですね。
因みに、まだスーザンとは深い関係には至っておらず、スペンサーはブレンダ・ローリングとスーザン・シルヴァマンに二股を掛けている感じです。
ロバート・B・パーカーもまだ構想が固まっていなかったのでしょうね。40年近くも続くシリーズになるなんて、この時点では作者も読者も想像できなかった筈ですよ。

関連する投稿


あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

80〜90年代に流行した「ポロ・ラルフローレン」が再び人気を集めている。ラルフ ローレンは、あの頃を思い出す、ニューヨークをテーマにした映像を発表した。また、ニューヨーク・ヤンキースとのコラボレーションによるジャケットやミドルエッジ世代が着こなせるアイテムやコーディネートなども紹介していく。


「ブートキャンプ」のビリーは、軍隊の隊長ではなく空手家だった

「ブートキャンプ」のビリーは、軍隊の隊長ではなく空手家だった

2000年代にブレイクした軍隊式ワークアウト「ビリーズ・ブートキャンプ」の隊長ビリー・ブランクスは、実は軍隊の隊長ではなく、空手のチャンピオンだった。彼の子供の頃からの障害や70~90年代の空手家としての活躍。ブランクスの結婚と離婚、日本人女性との再婚について触れていく。そして、現在68歳のビリー・ブランクスの活動や画像を紹介。


いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

いろいろあった!ピンク・レディーグッズあれこれ

女性アイドルデュオとして一世を風靡したピンク・レディー。その爆発的人気に伴い、巷では様々なピンク・レディーグッズが販売されていました。この記事では、ほんの一部ではありますが懐かしのピンク・レディーグッズを振り返ってみました。


昭和から続くテレフォンサービス「リカちゃん電話」とは?

昭和から続くテレフォンサービス「リカちゃん電話」とは?

昭和の子供たちに大人気だった電話サービス「リカちゃん電話」。専用の電話番号にかけると、リカちゃんが対応してくれ、録音メッセージが再生されるといった内容。電話する度にとても楽しい会話を楽しむことができました。同サービスについて簡潔に紹介します。


レオナルド・ディカプリオの10代から30代に至るまでの出演作を特集放送!【『タイタニック』放送記念】レオ様 大スターへの道

レオナルド・ディカプリオの10代から30代に至るまでの出演作を特集放送!【『タイタニック』放送記念】レオ様 大スターへの道

洋画専門チャンネルザ・シネマでは、『ギルバート・グレイプ』で19歳にしてアカデミー助演男優賞にノミネート、『タイタニック』の世界的大ヒットにより、トップスターへと駆け上った“レオ様”ことレオナルド・ディカプリオの、 『タイタニック』 を含む10代から30代に至るまでの出演作5作品を5月8日(水)~10日(金)に特集放送いたします。


最新の投稿


サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの出版事業第1号であり、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏の初市販詩集『詩集 愛する歌』の復刻が決定。1966年の初版本を忠実に再現し、2026年4月1日に発売されます。NHK連続テレビ小説「あんぱん」でも注目を集める本作は、やなせ氏とサンリオ創業者の絆から生まれた伝説の一冊です。


「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が死去 86歳

「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が死去 86歳

「ひふみん」の愛称で親しまれた将棋界のレジェンド・加藤一二三九段が1月22日、86歳で死去しました。「神武以来の天才」として14歳でプロ入りし、現役最長62年の記録を樹立。大山康晴十五世名人らとの激闘や藤井聡太竜王との対局など、将棋界に残した偉大な功績と、誰からも愛されたその生涯を振り返ります。


『北斗の拳』×『花の慶次』札幌で「漢の生き様」を体感!限定グッズ満載のPOP UP SHOPが開催

『北斗の拳』×『花の慶次』札幌で「漢の生き様」を体感!限定グッズ満載のPOP UP SHOPが開催

『北斗の拳』と『花の慶次 ―雲のかなたに―』の熱き世界観が融合した「漢の生き様 POP UP SHOP」が、2026年1月16日よりMARUZEN & ジュンク堂書店 札幌店にて開催。名場面を再現したアクリルジオラマやステッカーなど、ファン垂涎のグッズが勢揃い。購入特典には伝説の「でかいババア」も登場します。


徳永英明、40周年記念盤『COVERS』に玉置浩二、吉井和哉らが賛辞!豪華コメント到着

徳永英明、40周年記念盤『COVERS』に玉置浩二、吉井和哉らが賛辞!豪華コメント到着

1月21日に発売される徳永英明のデビュー40周年記念アルバム『COVERS』。そのリリースを前に、楽曲のオリジナルアーティストである根本要(スターダスト☆レビュー)、吉井和哉、玉置浩二、AIから祝福のコメントが到着した。名曲たちが徳永の歌声でどう生まれ変わるのか、アーティスト間のリスペクトが垣間見えるメッセージと共に紹介する。


不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』の限定グッズが復刻!「カワセルくじ」でファン待望の再販スタート

不朽の名作『銀牙 -流れ星 銀-』の限定グッズが復刻!「カワセルくじ」でファン待望の再販スタート

高橋よしひろ氏による不朽の名作漫画『銀牙 -流れ星 銀-』のオンラインくじが、ファンの熱烈な要望に応え「カワセルくじ」にて復刻再販を開始しました。ビッグサイズのクッションや名シーンを再現したハンカチ、ユニークなパズル型キーホルダーなど、ここでしか手に入らない限定グッズが多数ラインナップされています。