リカちゃん電話とは?昭和の子供たちに愛された電話サービス
昭和時代に大人気だった電話サービスのひとつ、それが「リカちゃん電話」です。1968年にタカラ(現タカラトミー)より開始されたサービスで、子供たちが電話をかけるとリカちゃんの録音されたメッセージが再生され、楽しい会話を楽しむことができました。
また、2007年頃には”リカちゃん電話がPCとつながってテレビ電話に進化!”と話題にもなっています。この際のリカちゃん電話は従来の音声による会話に加えて、PCディスプレイ上に表示されるリカちゃんの表情を見ながら会話するという仕様でした。現在話題となっている人工知能の機能ではないので、パターン化された会話の範囲ではありますが、用意されていた会話用音声ファイルは、約5時間というボリューム感。十分に楽しめたものと想像できます。
リカちゃん電話は、各時代の技術と創意工夫が詰まったサービスであり、懐かしさを感じると同時に、満足感の高いサービスとなっています。
リカちゃん電話が生まれたきっかけは少女からの電話
専用の電話番号にかけることで利用できたリカちゃん電話。このサービスは、家庭に一台電話がある時代に特別な体験を提供し、多くの子供たちにとっては、まるで本当にリカちゃんと話しているような感覚を味わえることが最大の魅力でした。
リカちゃん電話が生まれたきっかけは、リカちゃん発売直後の1967年当時、タカラ(現タカラトミー)に子供から「リカちゃんはいますか?」という電話がかかってきたことから。その電話を受けた社員が機転を利かせて「こんにちは、私リカよ」と応じると、電話の向こうの子供は大喜びしてくれたそうです。そして、このエピソードがリカちゃん電話のアイデアに繋がっていったということです。
リカちゃん人形とは?日本を代表するファッションドール
そもそもリカちゃん人形とは、1967年にタカラ(現タカラトミー)から発売された日本のファッションドールです。幅広い層の女性がリカちゃんと遊んだことがあるのではないでしょうか。それくらいのロングヒットの商品でもあります。
小学生の女の子という設定のリカちゃん。スタイリッシュな洋服やアクセサリーが豊富に揃っており、子供たちにとって憧れの存在でした。リカちゃんは、流行に敏感なファッションアイコンとして時代ごとに様々なデザインやストーリーが展開され、長年にわたって愛され続けています。リカちゃん人形は、単なる玩具としてだけでなく、子供たちの創造力を育む存在としても高く評価されています。

リカちゃん電話にまつわる都市伝説
リカちゃん電話には、いくつかの都市伝説的な噂が存在します。最も有名なのは、「夜中にリカちゃん電話にかけると、怖い声が聞こえる」というものです。この噂は、子供たちの間で広まり、リカちゃん電話がただの遊び道具ではなく、少し不気味な魅力も持つ存在として語り継がれるようになりました。
他にも電話をする度にリカちゃんとの距離が近付いてくるという噂もありました。最後に電話をした時には「あなたの家の前よ」と、同じく怖い話の定番である”メリーさんの電話”と混じ合ったような内容でした。当時、この噂を聞いて怖さ半分興味半分で電話を掛けた方も全国に一定数いそうですね。
こうした噂話は、リカちゃん電話の人気をさらに高め、子供たちにとって忘れられない体験となりました。
まだまだ現役!今も続く「リカちゃんでんわ」
「リカちゃんでんわ」が電話機の衰退を乗り越えて56年続く理由「いまだに月4万件!」|CHANTO WEB
今後も60年、100年と続くサービスとして、各時代の子供たちを楽しませてほしいですね!
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