ロジャー・ムーアが演じた007ことジェームズ・ボンド。もっと評価されてもいいと思いますが。。。

ロジャー・ムーアが演じた007ことジェームズ・ボンド。もっと評価されてもいいと思いますが。。。

ロジャー・ムーアがジェームズ・ボンドを演じたのは1973年から1985年までで作品数は全部で7本。歴代のボンド役の中で最も多く、作品はどれも大ヒットしています。十分に評価されているとは思いますが、それでもまだ足りない!もっと、もっと評価されてもいいのがロジャー・ボンドなのだと言いたいです!


原作は日本では「読後焼却すべし 」と訳されている短編の「 For Your Eyes Only」です。本の内容は前半部のエピソードに使われています。

ところで、ロジャー・ムーアは「ユア・アイズ・オンリー」の撮影終了後、正式にジェームズ・ボンド役の降板を申し出ています。ただ、この時は後任者が見つからなかったことなどから継続となりました。

オクトパシー

1983年に公開されたシリーズ第13作目「オクトパシー」。原作となるイアン・フレミングの小説もいよいよ尽きてきました。またしても短編をベースに作られています。1966年に発表された「オクトパシー」と1966年に発表された「所有者はある女性」がそれです。
原作はツギハギだし、ロジャー・ムーアは辞めたがっているしでファンならずとも不安になるところですが、いやいやどうして、これが素晴らしい作品に仕上がっているのですよ。

監督:ジョン・グレン
製作:アルバート・R・ブロッコリ
原案・脚本:ジョージ・マクドナルド・フレーザー、リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソン
制作総指揮:マイケル・G・ウィルソン
撮影:アラン・ヒューム
編集:ジョン・グローバー
音楽:ジョン・バリー
主題歌「オール・タイム・ハイ」
作曲:ジョン・バリー
唄:リタ・クーリッジ
作詞 :ティム・ライス
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
美術:ジョン・フェンナー
特殊効果:ジョン・リチャードスン
メインタイトルデザイン:モーリス・ビンダー

オクトパシー

「オクトパシー」は、この年の世界興行成績で「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」に次ぐ第2位となっています。アメリカにおいては、本作が1980年代の007シリーズ最大のヒットとなったんですよ。そう考えると監督のジョン・グレンは素晴らしい仕事をしたといえますね。
実際、本作も見どころ満載です。

メインのボンド・ガール「オクトパシー」役を務めたのはモード・アダムス。彼女は、役柄は違いますが「黄金銃を持つ男」でもボンド・ガールをやってましたね。更には次作「美しき獲物たち」にも出演しています。3度も出演したボンド・ガールは彼女だけらしいですよ。

美しき獲物たち

さぁ、ロジャー・ムーアが演じるジェームズ・ボンドの最終作です。カーチェイスは勿論のこと、スリリングなアクションシーンてんこ盛り、かつロジャー・ムーアが演じるジェームズ・ボンドの特徴であるユーモアをまぶした正に集大成といえる作品「美しき獲物たち」です。シリーズ第14作目で1985年5月に公開されました。

監督:ジョン・グレン
製作:マイケル・G・ウィルソン、アルバート・R・ブロッコリ
脚本:リチャード・メイボーム、マイケル・G・ウィルソン
音楽:ジョン・バリー
主題歌:デュラン・デュラン
撮影:アラン・ヒューム
編集:ピーター・デイヴィス
プロダクション・デザイン:ピーター・ラモント
美術:ジョン・フェンナー
特殊効果:ジョン・リチャードスン
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー

美しき獲物たち

見どころは多数ありますが、ブラックビューティ、グレース・ジョーンズの出演もそのひとつでしょう。彼女はモデル、女優としてだけではなく、1980年に「Private Life」という曲をヒットさせたことで、音楽ファンにも知られる存在でした。
音楽と言えば、主題歌を当時人気絶頂期だったデュラン・デュランが歌い、全米1位となるなど007シリーズ史上最大のヒットを記録しています。

本作も商業的に大成功を収めました。振り返るとロジャー・ムーアのジェームズ・ボンド、どの作品も面白く大成功しているんですよね。ロジャー・ボンドはもっと評価されても良いと思うのは私だけではないはず。

「美しき獲物たち」撮影時ロジャー・ムーアは57歳で、最高齢のジェームズ・ボンドです。007シリーズはこれからも末永く続いていくでしょうが、この記録、おそらく破られることはないんじゃないでしょうかね?

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