ソロ・アーティストとして成功するまでのロッド・スチュワートをご覧ください。

ソロ・アーティストとして成功するまでのロッド・スチュワートをご覧ください。

スーパースターの代名詞のような存在のロッド・スチュワート。煌びやかですよねぇ。しか~し、そんな彼にも下積み時代はありました。貴重な音と映像で振り返る若き日のロッド・スチュワート。


フェイセズ

スモール・フェイセスからスティーヴ・マリオットが脱退したということで、このバンドにロン・ウッドと共に参加。それを機にバンド名はフェイセズに変更されました。面白いのは1970年3月にリリースされたフェイセズのファースト・アルバム「ファースト・ステップ」は、アメリカではスモール・フェイセス、イギリスではフェイセズ名義となっているんですよ。

1. ウィキッド・メッセンジャー
2. デヴォーション
3. シェイク、シャダー
4. ストーン
5. アラウンド・ザ・プリンス
6. フライング
7. パイナップル & ザ・モンキー
8. ノーバディ・ノウズ
9. ルッキング・アウト・ザ・ウィンドウ
10. 3つのボタン

ファースト・ステップ

イギリス版 ジャケット
※バンド名がフェイセズとなっている。

ファースト・ステップ

アメリカはネームバリューを重要視したということでしょう。が、全米119位、全英でも45位どまりとセールス的にはいまいちに終わっています。
で、ロッド・スチュワートはと言いますと、同年にセカンド・ソロ・アルバムを出しているんです。そうです。バンドとソロの二刀流です。

1. ガソリン・アレイ
2. イッツ・オール・オーヴァー・ナウ
3. オンリー・ア・ホーボー
4. マイ・ウェイ・オブ・ギビング
5. カントリー・コンフォーツ
6. カット・アクロス・ショーティー
7. レディ・デイ
8. ジョ-ズ・ラメント
9. ユーア・マイ・ガール

ガソリン・アレイ

二刀流とは言っても、セカンド・ソロ・アルバム「ガソリン・アレイ」のバックはファースト・ソロ・アルバム同様に在籍しているバンドのメンバーが務めています。
チャート・アクションは、イギリスではあまり受け入れられなかったのですが、アメリカでは全米27位となるスマッシュ・ヒットを記録しました。
フェイセズの方もライブが評判となり、2枚目以降のアルバムはアメリカ、イギリス共に大ヒットを記録しています。

フェイセズは「ファースト・ステップ」「ロング・プレイヤー」「馬の耳に念仏」、そして最後となった 1973年3月リリースの「ウー・ラ・ラ」と、4枚のスタジオ・アルバムを発表し1975年に解散。

1. シリコン・グロウン
2. いとしのシンディ
3. フラッグス・アンド・バナーズ
4. 俺のせいだ
5. ボースタル・ボーイズ
6. フライ・イン・ジ・オイントメント
7. イフ・アイム・オン・ザ・レイト・サイド
8. グラッド・アンド・ソーリー
9. ジャスト・アナザー・ホンキ-
10. ウー・ラ・ラ

ウー・ラ・ラ

前述したように1971年にリリースしたロッド・スチュワートのサード・アルバムの「エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー」及びシングル「マギー・メイ 」が大ヒットしたことで、レコード会社はロッド・スチュワートをメインで売り込むようになっていて、実際、「ロッド・スチュワート&フェイセズ」と表記されるようになりました。完全にフェイセズはバックバンド扱いです。そりゃぁ、メンバー間で問題も起きますわね。
しかし、ロッド・スチュワートにとってフェイセズ解散は大きな契機となりました。解散後アメリカに渡ってからは出す曲、出すアルバム大ヒット!押しも押されぬスーパースターへと上り詰めたというわけです。

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