【1979年洋楽】第二弾!イン・ザ・ネイヴィー!「日本」でヒットした洋楽トップ5

【1979年洋楽】第二弾!イン・ザ・ネイヴィー!「日本」でヒットした洋楽トップ5

「洋楽」と一言で言っても、アメリカやイギリスなど本場でヒットする曲と、日本国内でヒットする曲はかなり異なります。中には、日本でヒットしても、本国ではヒットしないという逆転現象も!? 今回は "1979年の日本" のにフォーカスして、オリコンシングルチャートを中心に「日本でヒットした洋楽5選」をご紹介します。前回に続く第二弾です。


1979年のオリコンから選出

邦楽も含めたオリコン総合シングルチャートを対象に、1979年の年間トップ100にランクインした洋楽の中から5曲を選出します。トップ100内で5曲に満たない場合は、全米ヒットチャートの中から、日本で人気になったと思われる曲を別途選出し、ちょうど洋楽5選としています。(本年は、13曲ランクインしているため、2回に分けて全曲トップ100から選出しました。)



ロッド・スチュワート、ドナ・サマー、そして『Y.M.C.A.』でおなじみのあのグループが登場します。

イン・ザ・ネイヴィー / ヴィレッジ・ピープル

大ヒットした『Y.M.C.A.』に続いて、アルバム『ゴー・ウエスト』から第一弾シングルとしてリリースされたのが本曲『イン・ザ・ネイヴィー』です。本曲もまた世界的大ヒットとなり、全米3位(年間48位)、日本のオリコンシングルチャートで年間61位を記録しました。『Y.M.C.A.』と双璧をなす、ヴィレッジ・ピープルの代表曲です。



アメリカ海軍(ネイヴィー)が、ヴィレッジ・ピープルに本曲を「募集広告に使いたい」と依頼したところ、彼らは「ミュージックビデオ撮影への協力」を条件に無償で使用を許可したといいます。実際に、ミュージックビデオは、リーズナー(フリゲート)という実在する軍艦で撮影されました。

アイム・セクシー / ロッド・スチュワート

ロッド・スチュワートには、『マギー・メイ』『今夜きめよう』など大ヒット曲が多数ありますが、日本で一番おなじみの曲といえば、本曲『アイム・セクシー』でしょう。世界的な大ヒット曲で、米英の両チャートでナンバーワンを獲得し、特に全米は4週連続ナンバーワン、年間4位を記録しました。日本でも、オリコンシングルチャートで最高位12位、年間71位を記録しています。



ブラジルのミュージシャン、ジョルジ・ベンジョールが自身の曲『タージ・マハール』を盗用していると著作権侵害の訴訟を起こし、それが認められました。後年、ロッド・スチュワート自身も、1978年にリオのカーニバルに参加した際に『タージ・マハール』を聴いて無意識的に使用したと話しています。



本曲の印税は、国連児童基金(ユニセフ)に寄付されています。

ホット・スタッフ / ドナ・サマー

ドナ・サマーは、1970年代のディスコブームで名声を獲得し、"クイーン・オブ・ディスコ" と呼ばれた世界的人気シンガーです。本曲『ホット・スタッフ』は、それまでとは異なるロック調のディスコサウンドで大ブレイクし、全米3週連続ナンバーワン(年間7位)、オリコンシングルチャートでは、最高位17位、年間76位を記録しました。前年の『マッカーサー・パーク』に続く大ヒットで、第22回グラミー賞では、この年創設された「最優秀女性ロックボーカル・パフォーマンス賞」を受賞しています。



日本でもドナ・サマーの人気は高く、西城秀樹、ピンク・レディーが本曲をカバーしました。因みに "スタッフ" の意味は、日本語の「職員(staff)」ではなく「もの(stuff)」の方です。

怪僧ラスプーチン / ボニーM

ボニーMは、1970年代後半にヨーロッパで大ブレイクした、ドイツのディスコバンドです。中でも、『バビロンの河』と本曲『怪僧ラスプーチン』はディスコブームに乗って大ヒットしました。日本では後者が人気になり、オリコンシングルチャートで年間82位を記録しています。



"ラスプーチン" とは、20世紀初頭、ロシアのニコライ2世の友人で顧問であったグリゴリー・ラスプーチンのことです。詞では彼のことを「プレイボーイ」、「神秘主義の治癒者」、「政治的影響を持つ者」として描いています。また、邦題の "怪僧" とは、ラスプーチンの怪異な容貌から意図的に付加したものです。

ブレックファスト・イン・アメリカ / スーパートランプ

スーパートランプはイギリスのロックバンドで、彼ら最大のヒット作品は、アルバム『ブレックファスト・イン・アメリカ』です。欧米各国でナンバーワンとなり、そして、同名の収録曲もイギリスと日本でヒットしました。オリコンシングルチャートでは、年間84位を記録しています。因みに、アメリカではトップ10ヒットが2曲あり、『ザ・ロジカル・ソング』(全米6位)と『テイク・ザ・ロング・ウェイ・ホーム』(全米10位)です。



詞は、「いつかアメリカを訪れたい」と夢見る(恐らくイギリス人の)子供について歌っています。

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