【追悼・洋楽】2023年に惜しまれつつこの世を去った有名アーティストたち

【追悼・洋楽】2023年に惜しまれつつこの世を去った有名アーティストたち

2023年、世界の音楽業界でも、著名なアーティストたちがこの世を去りました。日本でおなじみのアーティストも多く、年齢的にはまだ若い人も。。。今回は、2023年に亡くなったアーティストの中から、世界的に有名だった6名を追悼します。


ジェフ・ベック

生誕:1944年6月24日

死没:2023年1月10日(78歳)



ジェフ・ベック
は、イギリスのロンドン生まれのギタリストで、日本では、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジとともに、3大ロック・ギタリストとして有名です。世界的にも、ローリングストーン誌で「偉大なギタリスト」として常にトップ5に選出され、その人気と実力で、ロック、フュージョン、ハードロックなど、幅広い音楽ジャンルで活躍しました。



1965年に、ジミー・ペイジの推薦で、エリック・クラプトンが脱退したばかりのヤードバーズに加入。シングル『ハートせつなく』でデビューを果たし、様々なヒット曲を生み出します。後に、ジミー・ペイジも加入し、短い間ですが、ベック&ペイジ体制だった時期もありました。



ヤードバーズを脱退後は、1967年に自身のバンド、ジェフ・ベック・グループを結成。結成時には、ロッド・スチュワートやロン・ウッドが在籍していました。1972年に解散後は、ソロとして活動するようになり、1975年のアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』、1976年の『ワイアード』などが大ヒットしています。



2000年代に入っても活躍は続き、グラミー賞の最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞は史上最多の6度も受賞。さらに、ヤードバーズとして、ソロとして、二度も "ロックの殿堂" 入りを果たしています。

リサ・マリー・プレスリー

生誕:1968年2月1日

死没:2023年1月12日(54歳)



リサ・マリー・プレスリー
は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィス生まれのシンガーソングライターで、父エルヴィス・プレスリーと母プリシラ・プレスリーの間に誕生した唯一の子供(一人娘)です。



彼女の最初の音楽活動は1997年、父エルヴィスのヒット曲『Don't Cry Baby』のカバーのビデオ制作で、父のオリジナルの声に自身の声を加えて、父娘デュエットを実現するという企画でした。



2003年、35歳の時にアルバム『To Whom It May Concern』でデビュー。いきなり全米5位の大ヒットを記録します。2005年の『Now What』も全米9位を記録しました。



プライベートでは、4度の結婚をしており、二人目の夫がマイケル・ジャクソン(1994〜1996年)三人目の夫がニコラス・ケイジ(2002〜2004年)です。一人目の夫との間に生まれた娘、ライリー・キーオは、現在女優として活躍中です。



亡くなる2日前に出席したゴールデン・グローブ賞が、彼女が公の場で見せた最後の姿でした。

ハリー・ベラフォンテ

生誕:1927年3月1日

死没:2023年4月25日(96歳)



ハリー・ベラフォンテ
は、アメリカ合衆国ニューヨーク市生まれのシンガーです。最近は、あの『ウィー・アー・ザ・ワールド』の仕掛け人として知る人の方が多いかもしれません。



彼の代表曲といえば、1956年にヒットした『バナナ・ボート』。元々はジャマイカの民謡ですが、現代では彼の歌った曲が有名で、野茂英雄の応援歌などカバーや替え歌がたくさんあります。さらに、同年リリースした2枚のアルバム『ベラフォンテ』、『カリプソ』はいずれも全米ナンバーワンを獲得。彼の両親はともにジャマイカ人で、その影響からかカリプソ、メントのようなジャマイカ系の音楽を多くリリースしています。



そして、後年の彼の功績といえば、あのUSAフォー・アフリカの提唱者です。1985年にリリースした『ウィ・アー・ザ・ワールド』は、アフリカの飢餓救済のチャリティー・ソングとして世界中で大ヒットしました。

ティナ・ターナー

生誕:1939年11月26日

死没:2023年5月24日(83歳)



ティナ・ターナー
は、アメリカ合衆国テネシー州生まれのシンガーソングライター、女優です。彼女は10代の頃、"リトル・アン" という名で、後に夫となるアイク・ターナー率いるキング・オブ・リズムの看板歌手としてデビューしました。



その後、1960年にアイク&ティナ・ターナーを結成。アイクと結婚したのは、デュオ結成後の1962年のことです。1961年のデビュー曲『ア・フール・イン・ラブ』、1971年の『プラウド・メアリー』など安定してヒット曲を生み出しますが、夫からの家庭内暴力に苦しみ、その様子は、1993年公開の伝記映画『TINA ティナ』(アンジェラ・バセット主演)からも窺えます。



アイク&ティナ・ターナーは1976年に解散、そして、1978年にアイクと離婚します。その後は、夫の姓をそのまま使用し、ステージネーム "ティナ・ターナー" としてソロ活動を続けます。1984年に『愛の魔力』が全米ナンバーワンを獲得第27回グラミー賞では、最高の栄誉 "最優秀レコード賞" を筆頭に最多の4部門を受賞しました。長年の偉大なる活躍から、彼女は「ロックンロールの女王」と呼ばれています。



2013年には、ドイツ人音楽プロデューサーのアーウィン・バックと結婚。スイスの市民権を得て、亡くなるまでスイスに住んでいました。

トニー・ベネット

生誕:1926年8月3日

死没:2023年7月21日(96歳)



トニー・ベネット
は、アメリカ合衆国ニューヨーク市生まれのジャズ&トラディショナルポップ・シンガーです。



最初のメジャーヒットが、1951年の『ビコーズ・オブ・ユー』全米10週連続ナンバーワンを記録し、一躍スターの座を獲得します。その後も、続々とヒット曲が誕生し、1953年の『ストレンジャー・イン・パラダイス』1962年の『霧のサンフランシスコ』など、彼の代表曲は枚挙に暇がありません。特に後者は、第5回グラミー賞で最高の栄誉 "最優秀レコード賞" を受賞しています。



トニー・ベネットは、21世紀に入っても止まることを知らず、2011年、85歳のときにはアルバム『デュエッツII』をリリース。エイミー・ワインハウスやレディー・ガガ、マイケル・ブーブレなど、当時のトップアーティストとデュエットし、全米ナンバーワンを獲得しました。中でも、レディー・ガガとは、2014年の『チーク・トゥ・チーク』、2021年の『ラヴ・フォー・セール』でデュオとしてアルバムをリリースしています。2021年のアルバムリリース時の年齢は、なんと95歳と60日新作アルバムリリース時の年齢において、ギネス世界最高齢記録を樹立しました。

シネイド・オコナー

生誕:1966年12月8日

死没:2023年7月26日(56歳)



シネイド・オコナーは、アイルランドのダブリン出身のシンガーソングライターです。1987年のデビューアルバム『ザ・ライオン・アンド・ザ・コブラ』が欧米各国でヒットすると、1990年にリリースした2作目のアルバム『蒼い囁き』が米英でナンバーワンを獲得。さらに、アルバムからの第1弾シングル『ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー』は、世界約20カ国でナンバーワンを獲得する歴史的なヒットとなりました。全米シングルチャートでは4週連続1位、1990年の年間3位を記録しています。



その後は特に目立ったヒットはありませんが、近年は他アーティストとのコラボや、映画のサウンドトラックへの参加など、様々な活動を続けていました。音楽以外では、社会活動家としての一面も見られ、たとえば、1992年の『サタデー・ナイト・ライブ』のパフォーマンスでは、カトリック教会の虐待に抗議して教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破り、論争を引き起こしたことがあります。

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