1979年には意外なミュージシャンがディスコ・サウンドを取り入れブレイクしました。

1979年には意外なミュージシャンがディスコ・サウンドを取り入れブレイクしました。

70年代後半に世界中を席巻したディスコ・ブーム。新人から大物まで誰もかれもが大胆にディスコ・サウンドを導入して大ヒットさせました。「ウケ狙い」ということで非難されることもありましたが、特に1979年は当たり年です!


ディスコ

改めて言うまでのことではありませんが、ディスコとはダンスホールのことであると同時に、音楽のジャンルのことでもあります。そのディスコは、1975年頃から日本でも大ブームとなります。
代表的なヒット曲はヴァン・マッコイの「ハッスル」でしょう。

一過性のものかと思われたディスコですが、多くのアーティストによりこの後もヒット曲が続き1977年には「サタデー・ナイト・フィーバー」の映画、音楽の大ヒットによってメジャー化します。
この頃になると、黒人以外の多くのミュージシャンもディスコ・サウンドを取り入れた楽曲を発表し、それぞれに大ヒットさせています。
もう、誰もかれもディスコという時代の到来です。振り返りましょう!

ローリング・ストーンズ

1978年5月にリリースされたローリング・ストーンズの「ミス・ユー」。今でも重要な彼らのレパートリーとなる曲ですが、当時はローリング・ストーンズもディスコを演るのか?!と非難されたりもしました。
当時のヒットチャートはディスコ・ミュージックばかりで、コアなファンからは流行を取り入れることを商業主義として良く思われなかったようです。それでも多くの人々からは受け入れられ、全米1位に輝いています。

ミス・ユー

当時はドラッグでボロボロだったキースリチャーズをニューヨークで撮影されたというミュージック・ビデオで観ることができます。

因みにこの曲は8分半に及ぶロング・ヴァージョンがローリング・ストーンズ初の12インチ・シングルとしてリリースされています。

ブロンディ

1976年にニューヨーク・パンクシーンから出てきたブロンディ。彼らがメジャーとなるきっかけとなった曲が1979年のシングル「ハート・オブ・グラス」ですね。
ローリング・ストーンズがディスコを演ることに違和感を覚えたファンは多かったようですが、パンクバンドの曲がディスコでバンバンかかるというのはこれまた驚きでした。

ハート・オブ・グラス

でも。まぁ、ブロンディはこの路線で大成功を収めることになるんですよね。それにしても デボラ・ハリーは魅力的です。

ディスコ・サウンドといっても、ヴァン・マッコイの「ハッスル」とは随分違ってますよね。僅か3~4年でこんなにも変わるものなのですね。
ロックからのアプローチというか、白人からのアプローチということになりますが、一言でディスコと言ってもなんとなく薄まった感じといいますか、その分オシャレといいますか。

ドゥービー・ブラザーズ

ドゥービー・ブラザーズといえば、ウェストコースト・ロックを代表するバンドのひとつで、西部の荒くれどもといった印象が強い。それが、いつのまにやらオシャレになっていた!という驚き。その曲がディスコの要素を取り入れた「ワット・ア・フール・ビリーブス」です。

ワット・ア・フール・ビリーブス

ジャケットを見ると相変わらず髭面の暑苦しい男たちですが、曲を聴くと、あら不思議!こんなにも軽快なビートを奏でるなんて。

この曲は全米1位となり、第22回グラミー賞では最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞の2部門を受賞しています。

キッス

ドゥービー・ブラザーズもローリング・ストーンズも意外といえば意外ですが、キッスです。キッスがディスコ?!これはやはり意外ですよね。意外と言うよりも似合わない!
いやドゥービー・ブラザーズだって似合いませんが、キッスの場合はあのメイクですからねぇ。。。

アイ・ウォズ・メイド・フォー・ラビング・ユー

1979年5月にリリースされたキッスのシングル「ラヴィン・ユー・ベイビー(I Was Made For Lovin' You)」がそれですが、世界的な大ヒットを記録しました。ダンサブルな16ビートにハードなギター・サウンド、キャッチーなメロディとダンスナンバーとしても申し分ない曲です。

作者はポール・スタンレー、デズモンド・チャイルドによるものです。アルバム「地獄からの脱出」からのシングルカットですが、当時のキッスはメンバー間に軋轢があり、ドラムスのピーター・クリスは、ほとんど録音には参加しておらず、プロモーション・ビデオやジャケットには映っているものの、実はこの曲でもドラムスを叩いていません。

ロッド・スチュワート

1979年12月にリリースされ、世界的な大ヒットとなったロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」。イギリスやアメリカではそれまでにも多くのヒット曲があり既に大スターだったロッド・スチュワートですが、日本ではこの曲で一気に知名度があがりましたね。そのせいかディスコ・サウンドといわれても違和感がない。いえ、むしろ日本ではディスコの人と認知されたのではないでしょうか。

アイム・セクシー

今でも現役バリバリですが、当時のロッド・スチュワートは絵に描いたようなスーパースターでした。光り輝いていますね。

この「アイム・セクシー」ですが、実はブラジルのアーティスト、ジョルジ・ベンの「タジ・マハール」という曲の盗作ではないかということで裁判となり、ロッド・スチュワート本人もそれを認めるという落ちがついています。

しかし、まぁ、こうして1979年には多くのミュージシャンたちがディスコ・サウンドを取り入れてヒットさせ、80年代に入ると何事もなかったかのように新たなスタイルに移行していきます。
流石。世界で活躍する人たちは流石です。目鼻が利きますね。

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