このように、世界中の様々な事件において被害者に見られるストックホルム症候群ですが、一方で犯罪加害者についても「被害者に同情的な態度を取る」といった現象が報告されています。これは「リマ症候群」と呼ばれ、1996年に発生した「ペルー大使公邸占拠事件」で注目されました。
ペルー大使公邸占拠事件とはフジモリ政権下のペルーで発生した人質事件で、1996年12月から1997年4月まで、政府と左翼ゲリラ(MRTA)との攻防が繰り広げられました。人質の数は600名にも及び、監禁生活が長期化する中でMRTAは人質に同情し、解決途中の段階で数百人単位の人質が解放されています。
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犯罪の被害に遭う、または犯罪を犯すという特殊な心理状況下に置かれたときに生じる「ストックホルム症候群」及び「リマ症候群」。犯罪に関わらないに越したことはないのですが「人間は通常ではない環境に置かれると、通常ではない言動を起こしてしまう」という事実だけでも把握しておけば、有事の際に役に立つかもしれませんね。
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