シャネルズ
80年代に「ドゥーワップ」を日本中に広めたことで知られるシャネルズ。当時日本においてはあまり一般的には知られていなかった「ドゥーワップ」でしたが、シャネルズの影響を受け多くのフォロワーを生んだことで広く受け入れられるようになりました。
そして現在はどうかといいますと、もしかすると、また、あまり知られていないんじやないでしょうか?

シャネルズ
「ドゥーワップ」はいつの時代に聴いても楽しい音楽です。シャネルズがラッツ&スターと名前を変えるまでのシングルで「ドゥーワップ」を満喫しましょう!
ランナウェイ
デビュー曲の「ランナウェイ」が出たのが1980年2月25日。いきなりミリオンセラーとなる大ヒットを記録しました。

ランナウェイ
「ドゥーワップ」がどうこうというよりも、聴いていて楽しいし、一緒に思わず歌いたくなります。そしてシャネルズといえば、やっぱりこの曲ですね。
トゥナイト~街角トワイライト
1980年6月21日に発売された2枚目のシングル「トゥナイト」。メンバーは10人と言う大所帯ですが、そのメンバーの顔写真を活かしたシングルジャケットのデザインがステキです。

トゥナイト
この曲もまたオリコン3位となるヒット。メンバーのキャラクターも良いですし、「ドゥーワップ」って、とても新鮮で親しみやすかったからですねぇ。
しかし、さぁこれからと言う時にメンバーが書類送検され、シャネルズは半年間謹慎することになります。それでも謹慎明けの1981年2月1日に発売された3枚目のシングル「街角トワイライト」は、めでたくオリコン1位に輝いています。

街角トワイライト
リードボーカル鈴木雅之のアイデアで急遽レコーディング中に冒頭のアカペラ部分は急遽挿入されることになったのだそうですよ。
ハリケーン
PUFFYの15枚目のシングルとしてカバーしたことでも知られる「ハリケーン」。1981年5月21日の発売です。

ハリケーン
この曲でデビューから4作連続オリコンTOP3入というアイドル並みの快挙を成し遂げています。というか、この時期シャネルズはアイドルだったんですよね。
涙のスウィート・チェリー
1981年9月21日、初めて秋に発売されたシングルということもあるのでしょう。シャネルズ初のバラード「涙のスウィート・チェリー」です。

涙のスウィート・チェリー
カップリングの「ラブ・ミー・ドゥ」と両A面シングルということで、ジャケットも「ラブ・ミー・ドゥ」をメインにしたものもありました。

ラブ・ミー・ドゥ
ビートルズの同名の曲とは全く関係のない「ラブ・ミー・ドゥ」は、田代マサシ作詞、鈴木雅之作曲と初めてメンバーのオリジナルがシングルに採用されています。
だからと言うことでもないのでしょうか、デビュー以来初めてオリコンでTOP10入りを果たせませんでした。
憧れのスレンダー・ガール
デビュー前にメンバーは旋盤工などの仕事をしていたことはよく知られていますが、1982年1月から2ヶ月間メンバー全員が昼間は音楽以外の仕事をし、夜に集まって練習をするという生活に戻っています。その充電期間を経て1982年3月21日に発売されたのが6枚目のシングル「憧れのスレンダー・ガール」です。

憧れのスレンダー・ガール
「憧れのスレンダー・ガール」は待望のメンバーオリジナル(作詞:田代マサシ、作曲:鈴木雅之)の単独A面シングルです。
充電期間に作り上げた自信作といったところでしょう。
サマー・ホリデー
田代マサシの語りから始まる、どこか懐かしく聞き覚えのあるようなメロディを持ったシャネルズ7枚目のシングルが「サマー・ホリデー」です。1982年7月1日に発売されています。

サマー・ホリデー
ところで、フロントにいるボーカルの4人は黒人に憧れるあまりに顔を黒くしているわけですが、トランペットを担当している桑野信義はフロントにいるにも関わらず素顔です。これは、トランぺッターは白人という設定だからだそうですよ。
8枚目のシングル「もしかして I LOVE YOU.」は、まだデビュー前だった鈴木雅之の実姉である鈴木聖美とのデュエットソングです。そのため名義も「シャネルズ+1」となっています。
そして1982年11月21日に9枚目のシングルにしてシャネルズ最後のシングルが「週末ダイナマイト」です。

週末ダイナマイト
ご機嫌なダンスナンバーです。オリコン34位ですが、もっとヒットしても良いのにねと思ってしまう軽快な曲。
曲は悪くないのにヒットしない。マンネリ。そんなこともあったのかもしれません。気分転換。心機一転。そういったことだったのかもしれません。この後、シャネルズからラッツ&スターと名前を変えて、1983年4月「め組のひと 」を大ヒットさせます!
活動はしていませんが、現在でもラッツ&スターは解散はしていないのだそうです。また再びあの見事なコーラスを聴いてみたいですよね。