「そうなんですよ(笑。で、両方ともやったら面白いんじゃないかなと。それから『言語と法』という分野を色々と調べ始めたら、その道で第一人者的に頑張ってたのがたまたまシカゴ大出身の僕の先輩にあたる方で、ご縁を感じました。元々の僕の専門は、『word formation=語形成論』っていう分野なんですけれど、その先輩とはそこも共通していました。だから親近感を感じて、すぐにその人が当時勤めていた、シカゴのノースウェスタン大学まで会いに行きました。そしたら彼女は退職直前だったので、彼女が集めてきた言語と法の資料を全部いただけました(笑。」
「まだ始まったばかりの分野でそんな資料持ってる人は日本にいなかったので、非常にラッキーでした。そこから法学もやるなら中途半端にやったらいけないなと思ったんでロースクール行って頑張ってみたんですよね。そしたら後は自然に道が開けた感じで。だから先ほどもお話しましたけど、僕の根幹にあるものは一緒なんです。決めたらとことん突き詰めたい気持ちがあってガンガン進んで行く。」
音楽から言語学、そして法学。大学教授として気が付けばその道の第一人者へ。
あえて一本の筋で伝えるならそのようになりますが、ここまでの堀田先生の話は実にユニークで示唆に富んでいます。
スーパーカー消しゴムを集める情熱と法学への好奇心を同列に語り、勘違いで飛び込んでしまった学術の道もRock'n Roll魂で突き進む。
笑いながら語る引き出しの多さに唖然とするミド編。
それは堀田先生の根底にある、あらゆるモノへの好奇心と行動力。いざ行動したら突き詰めないと気が済まないエネルギー。
「好奇心が旺盛ですね、雑学とかも大好きです。そして行き当たりばったりだけど目の前の事には一生懸命。」
「いつも思うんですけど一生懸命やってると勝手に道が開けてくるのかなって。一生懸命やって階段を一段登ると見えてくる違う景色があるっていつも学生に話すんです。だから登ることが大事だって。やらない理由ばかり探して、言い訳ばかり言ってうだうだやってても何も見えてこない、一生懸命目の前にあることをこなして上がっていけって言ってるんです。」
「人生振り返ってみるとほんとそれの繰り返しかなと思いますね。音楽の道を登ろうと思って全力で頑張って、でもやっぱりこの道は違うって思って振り向いて、周りを見まわしてみたら大学に行くという新たな選択肢が出てきた。そして、大学に行ってみたら言語学というおもしろいことがあった。言語学やって、頑張って研究者になってみたら、また違和感を感じて、再度周りを見回してみたら、今度は法言語学があった、人生ってそんなことの繰り返しな気がします。」
Rock'n Roll魂溢れる大学教授
「言語学」「法学」。
そういった言葉からは想像もつかない、堀田先生の数々の著書。
好奇心と行動力、突き詰める力を持つ堀田先生だからこその著書をぜひご覧ください。
飲みの席には這ってでも行け! 人づき合いが苦手な人のための「コミュ力」の身につけ方 | 堀田 秀吾 | 社会学 | Kindleストア | Amazon
「やりたいことは全部やる」「舐められたくない負けたくない」
高校時代は機械科。
さらっと通り過ぎそうなこのフレーズも、スタッフの方が話すエピソードで躍動します。
「すぐに車輪を買ってきて取り付けました。車輪をただ取り付けるのでなく長さが合わなかったんで鉄ノコを買ってきてボルトを切りましたね、機械加工は得意ですから。」
若いころ、実に47種ものアルバイトを経験したという堀田先生。
冒頭に紹介したアイドル写真の他にも実に…
大学教授という肩書では括れない、といったらもちろん大学教授に失礼な話ですが、これだけの多様な経験を面白おかしく笑って話す堀田先生のテキストは、聴く側を魅了します。
どんなことでも好奇心を持って取り組めば、経験する全てのことに無駄はないのだな~と感じるのです。
最後に堀田先生の話した言葉は、全てを表しているのだと思いました。
「ちょっとイタい響きはあるかもしれませんが、自分の根幹は根性、ロッケンロール――だから、ずっとロッケンローラーでいたいっていうのはやっぱりありますね。大学教授でもね、やっぱりその枠にはまりたくないっていうのがあるから色んなことやってますよね。まあ人生は短いので、やりたいことは全部やろうっていう気持ちはいつも持っています。」
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