日本で乗るには勇気がいる車ですね。というか無理でしょう。で、デル・シャノンの1961年のヒット曲「悲しき街角」。いい感じですよねぇ!
ロックンロールといえば、それはやっぱりダンスですね。ダンスシーンに使われる「アット・ザ・ホップ」ですが、これはもう見ているだけで楽しくなります。
テリーがスティーヴの車を使ってデビーをナンパするシーンです。
デビーを車に乗せたものの、他の男から声をかけられ戸惑うテリー。
チェリーコークをやめてウィスキーを買いに行くことになるのですが、そこでひと波乱おきることに。。。
クライマックスはジョンと若き日のハリソン・フォード演じるボブのカーレースです。しかし、まぁ、ロックンロールをバックに一晩中恋と車の話だけという映画なんですよね。そして、それが最高なんです。これが1962年のアメリカの青春そのものなのでしょう。
ところでずっとロックンロールが流れているのは夜通しラジオのDJが曲を流しているという設定があるためです。その当時人気のDJだったウルフマン・ジャックを本人が演じています。
最後は、これで青春に終わりを告げるというほろ苦い旅立ちのシーンです。エンディングで流れるのはビーチ・ボーイズの「オール・サマー・ロング」。夏の終わりではなく、いつまでも夏が終わらないでほしいと願う曲です。そしてこの曲のリリースは1964年。つまり映画の設定時にはなかった未来の曲なんですね。
最も古い1954年の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」をオープニングに使い、未来の曲でしめる。ジョージ・ルーカスの気持ちが痛いほど伝わります。
これだけ多くの曲を使っているのですから、長らくビデオ化ができなかったのは音楽の権利上の問題というのも納得です。
アメリカというイメージの持つ全てのエンターテイメントの色合いが当時のヒットソングと共に綴られていくアメリカの若者たちの青春なる世界がドキュメンタリーチックに、リアルな手法で描き出されている。
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