「北の螢」と聞いて、演歌好きな人ならば森進一を思い浮かべるのではないでしょうか?あまり知られていないかと思いますが、実は、本作は森進一が歌ってヒットしたシングル「北の螢」と同時進行で制作されていたんです。
森進一
そもそも当時の東映社長であった岡田茂から作詞家の阿久悠に映画のタイトルを考えてくれという依頼があったのだそうです。
森進一の歌う「北の螢」は、劇中で流れます。
知られているようで知られていない その4.
この映画のナレーションは夏目雅子が担当しています。日本を代表する女優にして美女の夏目雅子ですが、あまり知られていないかと思いますが、本作が彼女の遺作となっています。
夏目雅子
夏目雅子はナレーションのみで、画面で見ることは出来ないのが残念です。もしも出演していたら華やかになったのでしょうね。
公開当時はバブル直前で国民全員が希望が見いだせていた頃。そんな時になにもこんな地味な映画を作らなくてもよかったのではないかという気はしますが、バブル直前だったからこそ作れた映画なのでしょうね。
お金をかけて地味な映画が作れた最後の時代ですかねぇ。。。