funka latina
「ファンカラティーナ」をご存じですか?80年代初頭にイギリスで流行した音楽で、ファンクとラテンの要素をを取り入れたハイブリットなジャンルです。
言葉で説明するよりも聴いてもらえればすぐに分かるダンスミュージックです。楽しめますよ。
ファンカラティーナを代表するバンド「ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク」ですが、この曲を始め日本でもこのジャンルは流行りました。
ただイギリスとは若干違い、ホーンが入ってればファンカラティーナとしてひとくくりにされていたところがあります。そんな日本独自のファンカラティーナをご紹介しましょう。
Blue Rondo A La Turk
先ずは、やはりブルー・ロンド・ア・ラ・タークをご紹介したい。ファンカラティーナといえば、ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク。オシャレというか、気障というか、一歩間違うと悪趣味となるようなオシャレ具合がファンカラティーナのミュージシャンに共通しています。その中でもブルー・ロンド・ア・ラ・ターク。是非ともライブの模様をご覧ください。
う~ん、カッコイイですね。最高です。
と言ったものの、ファンカラティーナ系のバンドは基本的に短命なんです。アルバム1~2枚で解散というのがほとんどで、ブルー・ロンド・ア・ラ・タークも例外ではありません。
しかも、現在は廃盤ということでまともに聴くことができません。

CHEWING THE FAT
再発の予定もないようですが、CDとなった際に「Me & Mr Sanchez 」はボーナスとして収録されていました。それにしてもブルー・ロンド・ア・ラ・タークのライブは素晴らしい!
Modern Romance
一般的な人気ということではブルー・ロンド・ア・ラ・タークよりも「モダン・ロマンス」の方があったかもしれません。
セカンド・アルバムでは早くも脱退してしまいますが、ブルー・ロンド・ア・ラ・タークに負けず劣らずの伊達男がボーカルです。

モダン・ロマンス
アルバムからは「今夜はアイ・ヤイ・ヤイ!」、「レッツ・ゴー・サルサ~」がシングルヒットしました。しかし、一時的なブームということだったのでしょうモダン・ロマンスもあっという間に消えてしまいます。
しかし、しかしですよ。彼らが残してくれた音楽は本当に素晴らしいものでした。
音楽性は全く違いますが、ボーカルのナヨナヨ具合はロキシーミュージックを彷彿とさせますね。
モダン・ロマンスのアルバムは有難いことに目出度く昨年再発されています!
買うなら今だ、急げ!という感じです。
Haircut 100
ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク、モダン・ロマンスときて、ファンカラティーナを代表する御三家といえば、そう「ヘアカット100」です。
ボーカルのニック・ヘイワードを始めメンバーが「若い」ということで、アイドル的な人気を誇りました。

ペリカン・ウエスト
邦題は何だか意味不明ですが、日本でも大ヒットした「好き好きシャーツ」は今聴いてもカッコイイですねぇ。
ついでにもうひとつ。
「ポップグループ」というのはバンド名とは裏腹にイギリスを代表するアバンギャルドなバンドで、一般的なヒット曲は到底望めなかったのですが、、ポップグループ解散後に枝分かれして出来たバンドのひとつ「ピックバッグ」がファンカラティーナ・ブームに便乗するようにして大ヒットしました。
ファンカラティーナにカテゴライズされていることを本人達が知ると、怒るんでしょうねぇ。日本ではこの曲はCMに使われました。
Kid Creole & The Coconuts
イギリスでのブームですからアメリカのバンドをファンカラティーナと呼ぶのは懸念がありますが、ピックバッグと同様にファンカラティーナが流行っている時期に活動しており日本で「DON、DON、ココナッツ」という曲がCMに使われ大ヒットしました。
キッド・クレオール&ザ・ココナッツ です。

DON、DON、ココナッツ
CMには本人達も出演して、お茶の間を楽しませてくれました。
ところで、当時日本でファンカラティーナの要素を取り入れていたバンドの代表といえば「米米CLUB」でしょう。ホーンがあって美女のコーラス、音楽とは直接関係しない謎の男が1人。キッド・クレオール & ザ・ココナッツそのまんまのバンド構成ですね。
どうです、この伊達男ぶり!カッコよすぎですね。
ところで、ボーカルの男性はキッド・クレオールさんではなく、オーガスト・ダーネルと言うのですよ。
ライブは、どのバンドもエンターテイメントショーといった感じですね。ちょっとオシャレして踊りたくなったらファンカラティーナは最高ですよ!