【1950年代後半~】昔は仲間と外遊びが当り前だった頃の遊び方いろいろ①

【1950年代後半~】昔は仲間と外遊びが当り前だった頃の遊び方いろいろ①

私は日本経済がちょうど飛躍的に成長を始めようとした時期に産声を上げ、日本の経済成長を体現してきた世代と言っても過言ではない。今の子供たちは学校が終わったら、みんなで外遊びをするような光景は殆ど見なくなって久しいが、私の世代は、家の中で腐っていようものなら、親が「外で遊んで来~~い!!!」と怒鳴られたものだ。 そんな私たち世代の外遊びをいろいろご紹介することにしよう!!


実は下記のような理由らしいです!!

これは禁止になった理由の一つの逸話である。
ある時、流行っている長馬跳びで遊ぼうと小学生のクラスの仲間が近所の公園に集まった。同級生の女子も数人いて一緒に遊びたいと申し入れてきたそうだ。男子の方は、ちょっとどうかなあと思ったけど、乱暴にしなければ大丈夫だろうということで、混ぜてやることになった。
馬側にも跳ぶ側にも女子が混ざって長馬跳びを始めたのだ。

小学校高学年の頃は男子より女子の方が身長など大きく体力もあるようなので、パワー的には全然問題はなかったようだが、馬チームで男子が女子の尻に首を突っ込む時はちょっと躊躇したそうだ(男子と違って少し柔らかかったような・・・?!と言ったかどうか・・・??)。女子に跳び乗られて尻の下で耐える馬も男子より柔らかいものにへんな気分がしたであろう。
だが、結構楽しく遊んだようだった。

しかし、こういうことはすぐに親にばれてしまうのが常だ。翌日、男女混合の長馬跳びはやってはいけないと誰かのお母さんに叱られたのは勿論、それからまもなく危険だということになり、長馬跳び自体も学校で禁止されたのだった。

「かくれんぼ」の発展形として「缶蹴り」!!

「缶蹴り」をしたことのある方々には、「缶蹴り」をしていると直ぐに分かるんですよね!!
ジュースの空き缶などを思いっきり「カーーーン!!」と蹴った後に、オニ以外の子供たちが騒ぎながら逃げ隠れる声が・・・。

昔、夏の日などに窓を空けていると、その声に誘われて、自分も外に出たくなったり、出て行ったりしたものだ。勿論、自分も混ぜて欲しいからだったり・・・

「缶蹴り」のイメージ図

缶けり

1.地面に円を描き、その中に空き缶を1つ立てる。(空き缶は3~4つは用意して置くと良い。なぜなら、缶を蹴飛ばしていると無残な姿になって使い物にならなくなるため)
2.ジャンケンでオニを1人決め、他の子の1人が空き缶を思い切り蹴飛ばす。
3.オニが空き缶を拾って元の位置に戻すまでに、子は建物や樹木に隠れる。
4.オニは隠れている子を探し出し、見つけたら「○○くん見つけた!」と言いながら空き缶を踏む。5.見つけられた子はオニに捕まり、円のなかで待つ。
6.オニが全員を見つけることができたら、初めに捕まった子とオニが交代する。
7.オニが探し回っているうちに、子は円に走り込み、空き缶を蹴ろうとする。成功したら、捕まっている子は逃げることができ、再スタート。

「缶蹴り」って結構、知的・戦略的な外遊び!!

実はこの「缶蹴り」、結構知的な外遊びだ。オニはオニで缶から離れすぎると誰かに蹴られてしまう。しかし探しに行かないと、いつまで経ってもオニのまんまだったり・・・
何回も何回もカンを蹴られると、くやしくて泣きそうになったこともあった。飛びぬけて足が早い人間が遠くに隠れていると見つけたのに、缶を蹴りに行くまでに追い抜かれて、蹴られたりもしまったこともった。
全員が同時に勇気を出して、近場から飛び込んでくると、名前を呼びながら踏む前に蹴れるのだが、近づけばその分、見つかる確率も高くなったりもするのだ。

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外遊び 1950年代後半

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