『ラブレター』⇒2004年「KDDI(au)」
バラードでは初のシングルカット曲となった、1989年リリースの『ラブレター』。今では三太郎シリーズのイメージが強いauのCMソングに使用されてから、テレビ朝日系ドラマ『特命係長 只野仁』のエンディングテーマになったり、同名映画の挿入歌に使われたりと、人気が再燃しました。
『青空』⇒2002年「生茶」
マーシーが作詞・作曲した『青空』。2002年に放送されたキリン「生茶」のCMで、坂口憲二が歌っていました。CM中にも歌唱されていた「生まれた所や皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう」というサビのフレーズは、いつの時代も胸に突き刺さります。
『情熱の薔薇』⇒2002年「グロンサン」、2011年「ドコモ」など
意外にもブルーハーツの楽曲でオリコン1位を獲得したのは、この1990年リリースのシングル『情熱の薔薇』だけ。「情熱の真っ赤な薔薇を~♪」というサビの印象が強い同曲ですが、このフレーズ、楽曲中は後半に1度きりしか出てきません。ヒロト曰く、屈折していた時期につくった曲のため、このような仕様になったのだとか。
『夢』⇒1993年「LIGHTS(サントリー)」、2014年「Sorridere(しまむら)」など
読売巨人軍の監督を務める高橋由伸。彼が現役時代、打席に立つ際はこの『夢』をBGMにしていました。古くは1993年にサントリー・ビール「ライツ」のCMソングに使用された同曲は、2007年には、NTT東日本のBフレッツ、2014年にはしまむらで販売されるSorridereのCMで、替え歌が披露されています。
『1000のバイオリン』⇒2006年「ワンダ100年BLACK(アサヒ)」など
ブルーハーツ通算15枚目のシングル『1000のバイオリン』。1993年にリリースされてから13年の時を経て、缶コーヒー「ワンダ」に起用された同曲は、映画監督の深作欣二が「人生で最も好きな曲」として挙げたことでも話題になりました。
以上のように、時代を超えて多彩のCMに使用され続けてきたブルーハーツの楽曲。きっとこれからも、本家・カバー曲・替え歌など、さまざまなカタチで、テレビからそのメロディ、その歌詞を聴くことになるのでしょう。
(こじへい)
THE BLUE HEARTS (ザ・ブルーハーツ)コーナー
